子供のピアノ練習をスムーズに習慣化する3つのこと

こんにちは。広島市安佐南区 横山美和ピアノ音楽教室です。
ピアノを習わす親御さんにとって、一番のお悩みは家でのピアノ練習です。
- きちんと練習して欲しいと思っても、本人にやる気がない。
- 毎日口うるさく「練習しなさい」と言うことにも疲れて来た。
- どうやったら練習習慣が身に付くのだろう?
きっと、多かれ少なかれこのように感じたことがあるのではないでしょうか>
ピアノは練習しないと上達しません。
しかし、無理やり練習させてもそれは長続きしないでしょう。
だからこそ、お子さんが練習習慣を身に付け、、尚且つ、やる気や意欲を持ち、楽しく練習できるよう導くことが重要です。
今回は、練習嫌いなお子さんが、楽しく練習できるようになるためのヒントについてご紹介します。
スモールステップでスタート
最初から長時間練習できるお子さんはいません。
まずは、5分の練習を目標にしましょう。
ちなみに、この時間、年齢は一切関係ありません。
3歳だから5分、3年生だから30分、中学生だから1時間、ということではなく、ピアノを始めたらまず5分をクリアするということです。
5分で良いの?と思われましたか?
しかし、毎日5分って思った以上に大変です。
例えば、「毎日5分、筋トレしよう」「毎日5分英語の勉強をしよう」なんて考えたことはありませんか?
私は何百回とあります。が、しかし、まぁ続きませんΣ( ̄ロ ̄lll)
(もちろん継続されている方もいらっしゃいます!←私は心の底から大尊敬します)
これくらい、人間の習慣化って難しいことなのです。
大人の私が無理なのに、お子さんが自ら毎日進んで5分練習するなんて、本当にすごいことだと思いませんか?
だからこそ、まずは5分を目指す、このスモールステップが本当に大切なのです。
5分の練習習慣を身に付けるための3つ心掛け
では、ここから練習習慣を身に付けるために知って欲しい大事な大事な3つのことをお伝えします。
年齢により練習内容は変わりますが、年齢に関係なく、ご両親に知って頂きたい大事な心掛けです。
- 何をするかを明確に
- ピアノを弾くだけが練習ではない
- 結果より過程が大事
1.何をするかを明確に
何となく「ピアノ練習しなさい」「ピアノ練習しよう」ではなく、何をするかをお子さんに伝えましょう。
- 鍵盤で「ド」の位置を探してみよう
- 指番号覚えてみよう
- 「ド」の音を読んでみよう
このように、「練習」するという言葉かけではなく、「何をするか」を伝えることです。
「練習」という漠然とした言葉では、何をするのか分からない上、子供はなんだか面倒くさいと捉えがちです。
「練習=面倒くさい=やりたくない」となってしまってはいけません。
極力「練習」という言葉を使わず、「これをやってみよう」「これ覚えてる?」など上手に練習に導いてあげて下さい。
2.ピアノを弾くだけが練習ではない
ピアノを弾くだけが練習ではありません。
可能であれば、毎日ピアノの椅子に座り弾く習慣を身に付けて頂きたいですが、ピアノの前に座ることを拒むようであれば、まずは、他にできることをやっていきましょう。
音を読む、リズムをたたく、指番号を覚える 歌を歌う
最初のうちは、弾くことよりも覚えることや、机上でできることがたくさんあります。
楽しく行う、これが大事です。
ピアノを習うのだからピアノを弾けるように練習させるということでは決してないので、そこをしっかりご理解下さい。
3.結果より過程が大事
これ一番重要ですので、何度も申し上げます。
※結果より過程が大事
ドの位置が分からなくても、指番号が分からなくても、大丈夫です。
いづれ必ず理解できます。
お家練習の最所のポイントは、必ず覚える、ミスなく弾けるようにするではありません。
「5分ピアノの練習する」です。
できなくても、覚えられなくても、決して怒らず、今日もピアノの宿題が出来たことをしっかりと褒めた上げましょう!
どうしても、覚えられないことにイライラしたりすると思いますが、そこはグッとこらえて!
練習習慣さえ身に付けば、成長とともに、年月とともに絶対に出来るようになります。
最初から完璧を目指して挫折してしまっては、元も子もありません。
完璧を目指すあまり、ピアノが嫌になることが一番残念ですよね。
そうならないためにも、結果を二の次Σ(・ω・ノ)ノ!と考えて下さい。
比べない、焦らない、長い目で見ていく
練習習慣は一長一短で身に付くものではありません。
個人差もあるし、環境にもよります。
中には、他のお子さんと比べて、不安に思うこともあるでしょう。
しかし、ピアノはすぐに結果が出て弾けるようになるものではありません。
他人と比べない、そして焦らないことがとても大切です。
お子さんのピアノ練習については、一人で抱え込まないことも重要です。
具体的なお悩みがあれば、ぜひ、お習いの先生にご相談下さい。