ピアノ歴36年、今が一番ピアノが楽しい!と感じています
こんにちは。広島市安佐南区 横山美和ピアノ音楽教室です。
ピアノを始めて36年経ちました。
私は以前にもお話しした通り、子供の頃は練習嫌いの劣等生。
音楽高校、音楽大学でも優等生ではなく、下から数えた方が早いような生徒でした(;’∀’)
そして、ピアノが嫌いなわけではないけれど、私の人生これしかない!と思うほどの情熱もなく…
もちろん、その都度、楽しいなと感じたり、ピアノが弾けて良かったなと思うこともありました。
コンクールに入賞して、もっと上手になりたいと奮闘していた時期もあります。
しかし、心底ピアノを愛し、寝る間も惜しんで弾きたいと思ったことはないに等しい。
しかし、5年前、ロシアピアニズムの一つの流派を継承されている先生の演奏とブログを拝見し、衝撃を受けました。
すぐに連絡を取り、大阪までレッスンへ!
私のピアノ人生でこんなに衝撃を受け、行動を取ったのは初めてのことでした。
毎月のピアノレッスンで感じること
あれから、5年、途中お休み期間もあったのですが、今年の春からほぼ毎月オンラインレッスンを受けています。
私が現在学んでいるのは、ロシアピアニズムのネイガウス派というわれる流派です。
所謂、重量奏法という奏法ですが、まだまだ勉強中の身、詳細なことをお話しできる立場にございませんのでここでは詳しいことは割愛させて下さい。
さて、先日のレッスン中、バッハ=ブゾーニのコラールと前奏曲の2番を演奏した後、「何だか急に変わった!」と先生におっしゃって頂きました。
私自身、ここ数か月は、腰を据えて、これでいいのか?と試行錯誤しながら奏法を研究していました。
そして、今月に入って少しだけ「あれ?これかも」と抜けた瞬間があったので、先生からそのように言って頂けとても嬉しかったのです。
実はこの奏法に出会い、現在の先生に師事するようになって、ピアノが楽しい、もっと弾きたい、もっと音を追求したいという「欲」が沸くようになりました。
これまでは、ピアノを弾くこと、演奏することを次のように考えていました。
- ミスを少なく、楽譜通りに弾く
- 本番までに仕上げる
機械的に、頭で考えて弾いていました。
言葉にするのは難しいですが、たぶん、「音楽を感じていなかった」と思います。
一方、今は音楽を感じる、出したい音をイメージする、そのための練習、奏法の習得を目指せるように変化しています。
音楽、芸術とは?と哲学的なことまで興味が沸き、今まで自分は如何に適当にピアノと向き合って来たのかと思うほどです。
そして、そう感じる今。人生で一番ピアノが楽しい。
出来ることなら、一日中自分のピアノと向き合っていたい。
現実的に不可能ですが(;^ω^)
それくらいピアノに対する意識が変わりました。
現在40歳。
この歳でも真剣にやれば変わるということを実感し、始めるのに年齢は関係ないとは正にこのことだなと思います。
これからの人生、もっと真摯にピアノに向き合い、追及してい行きたいと思っています。
学ぶ幸せ、音楽が出来る人生に感謝をして。