子どもは何歳からピアノ教室に通える?年齢別に期待できる効果をピアノ講師が解説
こんにちは。広島市安佐南区 横山美和ピアノ音楽教室です♪
- 子どもにピアノを習わせたいけれど、何歳から始めるのが良いの?
- 3歳では早すぎる?5歳からでも大丈夫?
- 早くからピアノを習うと頭がよくなるの?
このようなご相談をいただくことがよくあります。
結論から言えば、ピアノを始める時期に正解はありません。
年齢によって育つ力や得られる経験が少しずつ違うため、お子さんの発達や性格に合わせて始めることが大切です。
ただ、私の経験上、6歳頃までに始めることをおすすめすします。
その理由は、耳や身体の発達が著しい時期であることに加え、「音楽って楽しい」という気持ちを自然に育てやすいからです。
今回は、ピアノ講師として多くのお子さんを見てきた経験も交えながら、年齢別に期待できる効果をご紹介します。
ピアノを2歳で始める【絶対音感】
ピアノは3歳~4歳くらいで始める方が多いように感じます。
それは
- 2歳ではまだピアノを弾く力がないこと
- ピアノの前にじっと座っていられないこと、
- 数字、左右の認識ができないこと
などが考えられます。
しかし、音感やリズム感を身につけたい場合はこの年齢がベスト。
なぜなら、耳の発達は年齢が早ければ早いほど良いとされているからです。
また、音感が身につくことにより、脳がバランス良く、発達するとも言われています。
2歳くらいでは、ピアノを弾くということが難しい場合も多いですが「歌う、音を聴く、リズムをたたく、音楽に合わせて身体を動かす」など出来ることはたくさんあります。
その中でも「聴く、歌う」ということは大変重要な要素であり、音感を身につけるには不可欠。
ピアノを3歳で始める【脳の発達】
3歳になると自分でできることが増え、自我が芽生えてきます。
両手を同時に使って弾くピアノは、右脳と左脳を活性化させるため、脳の発達に大きく影響を与えます。
また、精神医学を専門とするジェームズ・ハジアク教授(米バーモント大学)らの研究によると、楽器練習をした子どもほど集中力に関する脳の部位が発達することが分かっています。
楽譜を読む、リズムをたたくなど音楽の基礎要素をどんどん習得していく時期もこの年齢。
たくさんの刺激を脳に与えることにより発達を促進させるのです。
ピアノは左右10本の指を均等に動かせるよう訓練していきますが、この細かい動きが脳の活性化に非常に役立ちます。
ピアノを4歳で始める【全身のバランス感覚】
お茶の水大学子ども発達教育研究センターが2004年に発行した『幼児教育ハンドブック』によると、体を自分の思い通りに動かせるようになるのは2歳からだが、全身のバランス感覚が発達するのは4歳からだそうです。
個人差がありますが、一定時間ピアノの前に座り、先生の指示を聞くことや家で毎日練習することは4歳では難しい場合もあります。
しかし、ピアノを習うことにより肉体的な発達、精神的な成長が期待できることは間違いありません。
ピアノの上達には、毎日の練習の積み重ねが必要不可欠です。
4歳ころから徐々に、練習習慣を身に付けられるようになると思います。
「続ける習慣」即ち「継続力」をつけることで、今後の学業や仕事に役立つ能力が自然と身についていきます。
ピアノを5歳で始める【非認知能力を育む】
5歳になれば身体機能も高くなり、実際にピアノを弾くということが実践的に出来るようになります。
また、この年齢までにピアノ学習を始める一番のメリットは、最近よく耳にする「非認知能力」を高めることではないでしょうか。
非認知能力とは、「数値などでは測りにくく、目には見えにくいけれども、人が社会で生きていくために必要な能力」とされ、近年世界的に注目を浴びています。
では、ピアノ学習により高められる「非認知能力」にはどんなものがあるでしょう?
意欲
自己肯定感
コミュニケーション能力
自制心
やり抜く力(GRIT)
メタ認知ストラテジー
レジリエンス
創造性
ピアノを弾くことで、このような非認知能力に対する効果が期待できます。
ピアノは「上手に弾けるようになること」だけではありません。
毎日コツコツ続ける経験や、小さな成功体験の積み重ねが、将来社会で必要となる力を育ててくれるのです。
ピアノを6歳以降で始める【知的好奇心や記憶力を高める】
6歳以降に始めるとどんな効果が期待できるでしょう?
アメリカのカリフォルニア大学の研究によると、知的好奇心がドーパミンという脳内物質の分泌を促し、記憶力の向上に影響を与えることが分かっています。
つまり、人が何かに対して知的好奇心を持っている方が、記憶力が高まるということです。
6歳頃になると自分の好き嫌いをはっきりと表すことができます。
ピアノに対して、自ら興味や関心を持ち取り組むことで、知的好奇心や記憶力、さらに、先に述べた非認知能力の向上も期待できます。
また、ピアノ学習を超えて、学業でも趣味でも仕事でも、あらゆる分野で発揮することができます。
ピアノの早期教育にメリットはある
ピアノは早く始めるほど脳に与える影響が大きいと言えます。
実際に、6歳までに習いに来られるお子さんが多いのも確かです。
早期にピアノを習うことで音楽に触れ、体感することが情操教育の一助となるのだと思います。
「うちの子にはまだ早いかしら?」と心配されるかもしれません。
しかし、興味があれば、ぜひ、ピアノに触れ、体験する機会を与えてあげてください。
6歳を過ぎても決して遅くありません
「もっと早く始めればよかった…」と心配される保護者の方もいらっしゃいます。
でも、私は決してそうは思いません。
小学生になってから始めたお子さんでも、自分の意思で「弾きたい」と思って始めた子はとても伸びることがあります。
年齢よりも、
- 音楽が好き
- ピアノを弾いてみたい
- 続けてみたい
という気持ちの方がずっと大切です。
実際、教室でも小学生から始めて大きく成長した生徒さんをたくさん見てきました。
まとめ
ピアノを始める時期に「正解」はありません。
- 2歳なら耳を育てること。
- 4歳なら音楽を楽しむこと。
- 6歳なら自分で考えて演奏すること。
それぞれの年齢に合った学びがあります。
大切なのは、お子さんが「やってみたい」と思えるタイミングで始めること。
当教室では、一人ひとりの発達や個性に合わせて、「音楽を深く味わい、生涯にわたって楽しめる力」を育てるレッスンを大切にしています。
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