子供がピアノレッスンで泣いてしまう3つの理由
こんにちは。広島市安佐南区 横山美和ピアノ音楽教室です♪
レッスンでお子さんが毎回泣いてしまい、親として心が痛む…
このようなお悩みをお持ちのご両親は多いのではないでしょうか?
講師歴20年以上、レッスン中に泣いてしまうお子さんに何度も遭遇しています。
また、私自身ピアノレッスンで泣いたことは数知れず…(;’∀’)
本来、ピアノレッスンは毎回楽しく、充実することが理想です!
しかし、レッスンは時に厳しいこともあるし、お子さんのやる気や気分で、どうしても涙が出てしまうこともあります。
では、ピアノレッスン中になぜ子供は泣いてしまうのか?
今回は、ピアノレッスン中に子供が泣いてしまう理由についてお話しします。
もくじ
子供がピアノレッスンで泣いてしまう理由
- 弾けない、出来ない、分からないという悔し泣き
- 眠い、疲れた、機嫌が悪いことが理由で泣く
- 先生が怖くて泣く
ピアノレッスン中に泣いてしまう理由として多いのはこの3つだと思います。
なんとなく理解できるのではないでしょうか?
では、それぞれ理由を考えて見ましょう。
①弾けない、出来ない、分からないという悔し泣き
一番多いパターンは「悔し涙」です。
- 一生懸命弾いているけど何度も間違える。
- 頑張って練習して来たはずなのにレッスンでは注意ばかり
- 音が読めない、リズムが分からない、両手で弾けない…
理由を挙げればキリがありません。
初めのうちはグッと涙をこらえて頑張るのですが、どんどん涙が溜ってふとした瞬間に大号泣Σ( ̄ロ ̄lll)
悔しくて泣いてしまう子供のタイプは
- 「真面目で努力家」
- 「負けず嫌い」
悔しい、悲しい、その気持ちで涙が出てしまうのです。
しかし、「悔し涙」は必ずお子さんを成長させます。
弾けないこと、出来ないことが悔しいと思えるって素晴らしいことですよね(^▽^)
「別に弾けなくてもいいや~」これでは絶対上達しません。
壁を乗り越えようとする気持ちがが大きいほど、弾けるようになった時の喜びも知ることが出来ます。
悔し涙は、お子さんの『やり抜く力』を育てるのです。
ここで一つ!
悔し涙で泣いてしまった後は必ず頑張ったことを褒めてあげて下さい。
「絶対に出来るよ」と励ましてあげることが大切です。
②眠い、疲れた、機嫌が悪いことが理由で泣く
機嫌や気分で泣いてしまうのは幼児によく見られる傾向。
幼児はその日の気分でやる気が左右されがち。
「疲れた~、眠たいよ~」
このように、泣き出してしまうとその日はレッスンにならないこともしばしば…
たまにであれば大目にみますが、毎回それを許してしまうと、
「ピアノレッスンは泣けば逃れられるぞ」とお子さんが思ってしまうかもしれません。
厳しい言い方ですが、子供に甘えが出てしまうと成長の妨げになります。
ピアノ教室では「泣く」という手は効かない、と理解させることはとても大切です。
私は、レッスン前から泣いてしまうお子さんの場合、ご両親にご協力を頂きます。
- 眠くない時間にレッスンを変更
- お昼寝をして来てもらう
- おやつを食べてきてもらう
- 付き添いをお断りする
子供が「眠いよ~」というのは決してウソではありません。
鍵盤の前でウトウトしている子を見ると正直笑ってしまいます(;’∀’)
大人だって眠いと集中力もなくなりますよね?
- レッスン前はお昼寝をする
- あまり活動的に遊ばはしない
少しのことで、眠くて泣くことは格段に減っていきます。
次に、お腹が空き過ぎているのも問題。
- 軽くおやつを食べる
- 夏場はお茶と水を用意する(レッスン前後はOK)
モノで釣るのはあまり好きではないですが、あまりにも駄々をこねるようなら「ピアノが終わったらお菓子を食べよう」というご褒美作戦もアリかもしれません。
そして、付き添うご両親に甘えているパターンもとても多いです。
そんな時は、ご両親と離れてレッスンして頂くこともあります。
子供は一人になると意外としっかりしてビックリすることもあるんですよ(*^-^*)
心配な気持ちも分かりますが、お子さんを信じて一人でレッスンを受けさせることも大事ですよね。
➂ピアノの先生が厳しい、怖くて泣く
- 発表会前、コンクール前に先生が厳しくなる。
- 何度も同じミスをする、練習して来てなくて怒られる
本番前は先生も熱が入り、ついつい厳しいレッスンになります。
決して泣かせようと思ってレッスンをしているわけではありませんが、ヒートアップしたレッスンになりやすい。
負けん気の強い子は気合でレッスンについてきますが、繊細な子供は萎縮して泣いてしまうことも多々。
これは指導者としても反省するべきところ。
わたしの場合は、「声が大きくなる、早口になる」クセがあります。
ここに関しては、指導者側が子供に合わせてレッスンするべき問題です。
本番前に先生が厳しくて泣いてしまう場合は、一度親御さんを踏まえて話をしてみるとよいかもしれません。
先生のお考えを知った上でレッスンに臨めばまた違った見方ができるのではないでしょうか。
しかしΣ( ̄ロ ̄lll)!
- 練習していない
- 同じ間違えを何週間も直さない
このように、練習不足、やる気不足で怒られて泣くという場合は残念ですが自業自得ではないでしょうか。
ピアノは毎日練習するのが当たり前「努力をしない、練習する約束は守れない、注意を直さない」
それで怒られて怖いは単なる言い訳です。
やるべきことをやらずに怒られて怖いと逃げていては、この先嫌なことから逃げるクセが付き、困難に立ち向かう力も育ちません。
まずは、練習習慣を見直し、少しづつでも毎日練習できるようサポートして上げて下さい。
ピアノのレッスンで泣いてしまった子供のアフターフォロー
泣くことは決して悪いことばかりではありません。
悔し涙は成長するチャンスですし、他の理由でも解決策はいくらでもあります。
子供とちゃんと向きあいレッスンすれば、ほとんどの場合、泣くことは減っていきます。
しかし、どんな場合でもレッスンで泣いてしまった場合、アフターフォローが重要です。
泣いても「ケロッ」と平気な子もいますが、すごく傷ついている子もいます。
レッスンで泣いてしまった後は、「なぜ泣いたの?あなたが練習しないからでしょ?」と責めるのではなく。
「頑張ったね。次はたくさん練習しよう、絶対弾けるよ」
「今週は練習しなかったもんね。でも、次までに先生を見返してやろう」
なるべく前向きな言葉で励ましてあげて下さい。
最後に、涙は成長のチャンス!です。
- 毎週泣いていた子供がある時からパッタリ泣かなくなった
- 自信が出て練習もたくさんするようになった
こうやって成長したお子さんを何人も見て来ました。
ですので、お子さんがレッスンで泣いてしまうことに悲観せず、現状の問題を把握し長い目で見ていくことも大切ではないでしょうか。
子供がピアノレッスンで泣いてしまう3つの理由:まとめ
1 子供がピアノレッスンで泣いてしまう理由
2 ①弾けない、出来ない、分からないという悔し泣き
3 ②眠い、疲れた、機嫌が悪いことが理由で泣く
4 ➂ピアノの先生が厳しい、怖くて泣く
5 ピアノのレッスンで泣いてしまった子供のアフターフォロー
泣いてしまう子供には理由があります。
成長の証と捉え、上手くピアノと付き合えると良いですね。