2021年は苦手なショパンに挑戦することにした
こんにちは。横山美和ピアノ音楽教室です♪
今年の目標の一つに「苦手なショパンに挑戦する」があります。
何を隠そう…私はショパンが大の苦手。
学生時代は試験曲や課題曲以外とにかく避けまくってましたΣ( ̄ロ ̄lll)
でも最近「ピアノ弾きならやっぱりショパンは弾きたい!」と思うようになり今年の目標に掲げた次第です。
今回は私のショパン嫌いエピソードとともに、今年の目標についてお話しします。
ショパンってどんな人?
人気の作曲家やピアノ曲で必ず上位にランキングされる「ショパン」
ショパンってどんな人でしょう?
ポーランドの歴史的な作曲家でありピアニストでもあるショパン(1810-1849)。 ショパンはその生涯において、現在判っているだけでも250曲ほどの楽曲を残しているが、実に230曲ほどがピアノ曲であり、残りは19曲の歌曲とピアノ以外の楽器による作品が数曲というピアノ職人であった。ショパンの作品を語る上で祖国「ポーランド」は切り離せない。マズルカやポロネーズの起源はポーランドに有り、また、それら以外の作品にもポーランド的な要素が多数散りばめられている。
もっと詳しくショパンについて知りたい方はPTNAのホームページをご覧ください。ピティナ・ピアノ曲辞典
「ピアノの詩人」と呼ばれるショパンは人生をピアノに捧げたと言っても過言ではありません。
彼の作品は、多様な形式、美しい旋律、半音階的和声法などによってピアノの表現様式を拡大し、ピアノ音楽の新しい世界を作り上げました。
また、甘いルックスで女性ファンも多く、ジョルジュ・サンドとの恋の話しは有名ですよね?
ピアノを弾く人なら誰しも憧れるショパン!
しかし、私は一切興味が持てずむしろ苦手だったのです(;’∀’)
それはなぜか?
続きをどうぞ↓
初めて弾いたショパンの思い出
ショパンの曲を始めて弾いたのは小学4年生。
有名な「子犬のワルツ」でした。
どこかで聴いたことのある旋律だなという印象で特に思い入れはありませんでした。
しかし、楽譜を見た瞬間絶句Σ( ̄ロ ̄lll)!
「ゲッ!難しそうΣ(゚д゚lll)」
それまで、古典やバロックの作品ばかり練習していたので初めてのロマン派の楽譜に尻込み。
案の定いつまで経っても手を付けず…気付けば一週間。
次のレッスンでまったく譜読みができておらず、先生の雷が落ちたのは言うまでもありません。
さて、その日のレッスンで言われたことは次の2つ
- 片手でスムーズに弾けるように
- たくさんCDを聴く
「たくさんCDを聴けば弾けるんだ\(-o-)/!」(←練習しないと弾けるわけない)
と思った私は早速CDを聴くのですが…
途中で止めました。
なぜだか分かりませんが「好きじゃない」と思ってしまったんです。
しかし、「嫌いだから弾きません」が通用するわけなく。
しぶしぶ片手で練習を始めたのです…
そこから数か月、驚くほど上達しない。
- テンポが上がらない
- ワルツの拍子感がまったくなく「何拍子?」という演奏
結局、先生が諦めて「ショパンは早すぎたのかもね」とそこで終了!
顔は神妙でも、心でタコ踊りしてました(;・∀・)
そこから数年ショパンは封印され、日の目を見ることはありませんでした。
しかし、再びショパン登場の予感!
「華麗なる大円舞曲」が発表会の候補に!
しかしそれもあっさりもう一曲の候補ベートーヴェンのソナタ第8番「悲愴」が圧勝。
ショパンは子供の頃からなぜか良い印象が持てず。
「私とは相性が悪いのね」←(偉そう)と決めつけていたのです。
なぜショパンが苦手なのか?
今はショパンの曲を聴けば素晴らしいと思うし良い曲だと思います。
でも、以前の私はショパンの歌うような旋律やメロディーが好きになりませんでした。
高校以降は音楽学校に進学したため、試験曲やコンクールでショパンを弾かざるを得ないことも多々。
でも、私のショパンはどう頑張ってもバッハやモーツァルトのようになってしまうんです。
よく言われる「歌えない演奏」
「こう弾きたい」がないので、ただ楽譜通りに弾いてしまいショパンらしさが出ないのです。
当時お習いした先生に「下手だね~」と何度言われたことか…
「私はショパンが下手」と脳内インプットされ、とにかく毛嫌いしていました。
ちなみに私が弾いたショパン作品は次の通り
- エチュード Op.10-1.5.6.12 Op.25.1.2.5.9.10.11
- バラード 第3番
- スケルツォ 第2番
- ワルツ 第1番 第5番
- ノクターン 遺作
多分一応弾けたと言えるのはこれだけ…
この数が多いか少ないか分かりませんが、ピアノ作品が250曲もあるショパンでこれは少ないような…?
しかも、今ほとんど弾けませんΣ( ̄ロ ̄lll)
本番が終わった後、手を付けることは皆無。
当時はショパンを弾くのも聴くのも嫌だったな~
ショパンを克服しようと思ったきっかけ
そんなショパン嫌い20年以上の私がなぜ今年ショパンを克服しようと思ったかというと…
1年前に練習した「幻想ポロネーズ」がきっかけなんです!
当時、体調を崩していた私はなぜか「幻想ポロネーズ」に惹かれました。
最初の旋律に涙が出そうなくらい心動かされたのです。
ここからは私感ですが、ショパンの音楽は、とても情緒的で感情がダイレクトに出やすい作品な気がします。
いろいろな経験を重ねてこそ表現できるというか?
「成熟した大人の音楽」をショパン作品に感じるのです。
要するに、子供の私には経験が少なすぎたのです。
時を得て、35歳の私が聴いた「幻想ポロネーズ」には素直にこう弾きたいという思い沸き上がりました。
子供の頃に受けた印象とは全く違うショパンを感じたのです。
そして「幻想ポロネーズ」を練習。
まだまだ納得いく演奏にはなりませんが、以前のように「ショパン=苦手、嫌い」ということはありません。
きっと、「今」がショパンを勉強するべきベストタイミング!
やりたいと思ったら即行動!
「今年はショパンをたくさん弾くぞ!」
これが私の2021年の目標です。
2021年は苦手なショパンに挑戦することにした:まとめ
1 ショパンってどんな人?
2 初めて弾いたショパンの思い出
3 なぜショパンが苦手なのか?
4 ショパンを克服しようと思ったきっかけ