子供はオンラインピアノレッスンで上達するのか?【広島のピアノ教室実例をご紹介】
こんにちは。広島市安佐南区❛GRIT❜ やり抜く力を育てるピアノ教室 横山美和ピアノ音楽教室です♪
ピアノレッスンといえばまだまだ対面が主流ですが、様々な問題からオンラインレッスンの需要が高まっている昨今。
しかし、子供のオンラインレッスンについては親御さんの不安要素が多いのが現状です。
- 子供がきちんと座ってレッスンを受けることができるのか
- 対面と同じように上達していくのか
オンラインレッスンはこれから需要が高まるレッスン形態です。
もしご興味があるのであれば、少しでも不安要素を取り除きたいですよね?
今回は、コロナウィルスの影響で半年前からオンラインレッスンに切り替えた小学3年生のIちゃんのレッスン記録をもとに、レッスンの様子、進度具合をご紹介します。
もくじ
【オンラインピアノレッスン実例】小学3年生Iちゃん
使用機器:携帯電話
使用アプリ:ライン動画電話
レッスン時間:45分(1回)
備考
・レッスン前までに動画を送ってもらい添削
・新曲の場合、お手本として演奏動画を送る
・必要であればレッスン後にポイント動画を送る
5月のピアノレッスン内容(初回)
- フック:プレリュードGdur
- バスティン:ピアノベーシック2
- ランゲ:兵隊の行進
6月の発表会の曲を中心にレッスン。
ほとんど仕上がっていたので、音、リズムの初歩的な指摘はなし。
音楽的に演奏できるよう、フレーズの運び方、ペダリング、デュナーミクなどを指導。
フレーズの運び方、音楽的なこと(やさしい感じ、キラキラした音など)はオンラインでも伝わりやすい。
また、音量やアーティキュレーションも注意深く聴き、指導すれば問題なく理解でき習得できました。
逆にペダリングは難しかったです。
「どれくらい響きの効果が出ているのか?」
「踏みかえが上手くいっているか?濁っていないか?」
オンラインでは音の響きまで伝えることが難しくペダルについては予想の指導しかできませんでした。
それでも、勘の良い子であれば問題なくペダリングも取得できるでしょう。
実際、彼女は何回かのレッスンで問題なくペダルを上手く使いこなせていました。
7月のピアノレッスン内容(オンライン開始~2か月)
- ハノン
- スケール:C,G,D
- バロックを弾こうより1曲
- ブルグミュラー:アラベスク
実はオンラインレッスンに切替えたタイミングで新しい教本へ!
- ハノン
- ブルグミュラー
を始めました。
新しい曲集に進めることに多少不安があったので対策を2点!
- お手本として演奏動画を送る
- 注意事項を本人に書かす
1、新曲を一人で譜読みすることがまだ難しい状態でしたのでお手本動画を送り参考にしてもらう
2、最初の譜読みをある程度一緒に行い、注意事項を自分で書いてもらう
対面の場合、私が注意事項を書き、少し弾いたりして次回のポイントを教えます。
しかし、オンラインではより丁寧に深く一緒に読むことで不安を少なくすることを心掛けました(*^^*)
また、課題を易しくすることで次回レッスンまでの負担を減らし、確実に上達できることを優先。
【対面】ゆっくり両手
【オンライン】片手のみ
オンラインは伝わりにくいことがたくさんあります。
しかし「ゆっくり丁寧に噛み砕いて」レッスンすれば対面と同じ効果がでるのですΣ(・ω・ノ)ノ!
11月のピアノレッスン内容(オンライン開始~半年)
- ハノン…5番 ♩=100~120 レガート、スタッカート、付点
- スケール…C,G,D,A,E 暗譜
- ブルグミュラー…進歩
- バロックを弾こう…フック:プレリュードAdur
5月のレッスンの時と比べて見ましょう!
- フック:プレリュードGdur
- バスティン:ピアノベーシック2
- ランゲ:兵隊の行進
いかがですか?
随分成長しているように見えませんか?(*^^)v
彼女の半年の成果はこちらです↓
- ハノン5曲終了
- スケール5つ暗譜
- ブルグミュラー5曲終了
- バロックを弾こう3曲終了
ちなみに、彼女は月2回のレッスン。
対面レッスンの進度とほとんど変わりないか、むしろ早いくらいだと思います(゚д゚)!
彼女がオンラインレッスンで上達できたのはなぜでしょう?
それには理由があります。
- 毎回の注意事項をちゃんと書いて理解した
- スモールステップの課題を確実に熟した
- だんだんと譜読みが早くなった
- ハノン導入により指がよく動くようになった
オンラインは対面よりも集中力が必要です。
最初は、様子が掴めずなんとなく受けるという感じでしたが、回数を重ねるごとに私の話を注意深く聞くようになりました。
半年間で1回のレッスンで得るものが対面より大きくなったように感じています。
子供がオンラインピアノレッスンで上達するためには
オンラインレッスンで誰でも上達することができるかというと決してそうではありません。
- ご両親のサポート
- 集中力
- 理解力
- やる気
- 毎日の練習
要するに対面レッスンでもオンラインレッスンでも大切なことは同じ‼
受け身ではなく自ら学ぼうとする気持ちがあればどんな状況でも必ず上達します。
まず、必要なことは「親御さんのサポート」
小学3年生の彼女の場合も最初の数回はお母様に付き添ってもらい、私の指示が理解できるようサポートして頂きました。
慣れるまでは一人ではなく、お家の方に付き添って頂き要領を早く掴むことが必要のなです。
次に、「集中力、理解力」です。
正直、オンラインレッスンで演奏技術の向上が期待できる年齢は小学2,3年生以降だと思います。
幼児の場合集中力がなく、興味が携帯画面や他の物に移ってレッスンにならに事もしばしば…
(ちなみに、音符の読み方、リズムなどピアノを弾く前段階のことは問題なくできますよ(*^^*))
近くで指や手を触れないので言葉で身体の動きや弾き方を理解しないといけません。
演奏技術を言葉で理解するとなると、最低でも小学生以上が望ましいと思います。
最後に「やる気、毎日の練習」です。
これに関しては、オンラインでも対面でも同じこと。
- 決められた練習をしない
- やる気がない
- 受け身なレッスン
上達するしない以前の問題ですね。
特にやる気がないと対面以上に先生との気持ちのズレが生じます。
逆に、やる気が持続できるようなレッスンをすることは指導者側の腕の見せ所だということですね(;・∀・)
・音読み、リズムは幼児から、演奏技術は小学生以上から上達が可能
・親のサポートが必要
・本人のやる気、集中力、理解力次第
子供はオンラインピアノレッスンでちゃんと上達するのか?【レッスン実例をご紹介】:まとめ
1 【オンラインレッスン実例】小学3年生Iちゃん
2 子供がオンラインピアノレッスンで上達するためには
オンラインレッスンでもやる気と少しのサポートがあれば上達します。
ご興味があれば一度オンラインレッスンを受けてみたはいかがでしょうか?