高校生になってもピアノを続ける理由|受験と両立するために大切なこと
こんにちは。広島市安佐南区 横山美和ピアノ音楽教室です。
高校生になると、勉強や部活動、学校行事などで毎日が忙しくなります。
特に受験が近づいてくると、
- 「高校生になったらピアノはどうする?」
- 「受験勉強のために、ピアノは辞めたほうがいい?」
- 「忙しくてもピアノを続ける意味はある?」
と考える方も多いのではないでしょうか。
私は、高校生になったからといって、必ずピアノを辞める必要はないと思っています。
もちろん、受験や学校生活を優先して一度お休みすることも一つの選択です。
大切なのは、ピアノを続けることそのものではなく、その人の生活の中で、無理なくピアノと付き合っていくことです。
今回は、高校生になってもピアノを続ける理由と、受験や勉強と両立するために大切なことについてお話しします。
高校生になるとピアノを続けるのが難しくなる理由
小さい頃からピアノを続けてきたお子さんでも、高校生になると「ピアノを続けるのが難しい」と感じる時期がやってきます。
これは、ピアノが嫌いになったからとは限りません。
高校生になると、生活そのものが大きく変わるからです。
勉強や部活動で自由な時間が少なくなる
高校生になると、中学生までとは比べものにならないくらい忙しくなるお子さんもいます。
学校の授業に加えて、
- 部活動
- 定期テスト
- 学校行事
- 塾や受験勉強
- 大学受験に向けた勉強
など、やることが一気に増えていきます。
帰宅時間が遅くなり、家に帰ってからピアノに向かう時間が取れない。
「ピアノを弾きたい気持ちはあるけれど、今日はもう疲れた」
そんな日が増えてくるのも自然なことです。
受験が近づくと、ピアノを辞めるべきか悩む
特に大きな転機になるのが受験期です。
「受験勉強に集中するためにピアノを辞めたほうがいいのでは?」と考えるご家庭もあるでしょう。
確かに、受験期は勉強を優先しなければならない時期です。
だからといって、ピアノを完全に辞めなければ受験に集中できないとは限りません。
毎週しっかり練習することが難しければ、レッスンの回数を減らしたり、練習時間を短くしたり、一時的にお休みしたり。
その時の生活に合わせて、ピアノとの付き合い方を変えていくこともできます。
大切なのは、「続けるか、辞めるか」の二択にしないこと。
高校生になったら、高校生の生活に合ったピアノの続け方を考えてみてもいいのです。

それでも高校生がピアノを続ける理由
高校生になると、ピアノに向かう時間はどうしても少なくなります。
それでも私は、無理のない範囲でピアノを続けることには、大きな意味があると思っています。
1. ピアノは気持ちを切り替える時間になる
受験勉強をしていると、長時間机に向かい続けることになります。
そんなとき、少しだけピアノを弾くことで気分転換になることがあります。
好きな曲を数分弾くだけでも、頭を切り替えるきっかけになります。
もちろん、ピアノを弾いたことで勉強時間が大幅に減ってしまっては本末転倒です。
だからこそ、「毎日必ず30分練習する」ではなく、「疲れたときに少し弾いてみる」という付き合い方があってもいいと思います。
2. 長年続けてきたピアノを「細く長く」続けられる
小さい頃から何年もピアノを続けてきたのであれば、高校生になったからといって完全に辞めてしまうのは少しもったいない気がします。
- 毎日練習できなくても良い
- 週に数回、好きな曲を弾く。
- レッスンで先生と一緒に音楽を楽しむ。
- 受験期間だけレッスン回数を減らす。
そんなふうに、生活に合わせて細く長く続けることもできます。
一度身につけた演奏技術や音楽を聴く力は、その後の人生でも楽しむことができます。
高校生の今は忙しくても、大学生になれば時間の使い方が変わり、社会人になってから再びピアノを弾きたくなるかもしれません。
だからこそ、「今は以前のように練習できないから辞める」ではなく、今の自分にできる形で続けるという選択肢も持っていてほしいと思います。
3. 高校生だからこそ弾ける音楽がある
そして、これはピアノ講師として特に感じることです。
高校生になると、子どもの頃には理解できなかった音楽が、少しずつ分かるようになってきます。
楽譜を読む力だけではありません。
音楽の背景を知ったり、作曲家の生きた時代について学んだり、実際の人生経験が増えたりすることで、同じ曲でも感じ方が変わってきます。
以前弾いた曲を高校生になってもう一度弾いてみると、
「こんなに悲しい曲だったんだ」
「ここは、こんなに美しかったんだ」
と、新しい発見があることもあります。
これは、長くピアノを続けてきたからこそ味わえる楽しみです。
*中学生・高校生になってもピアノを続けられる子の3つの共通点|長く楽しむために大切なこと
高校生がピアノと勉強を両立するための3つの方法
高校生になると、毎日まとまった時間をピアノの練習に使うことは難しくなります。
だからこそ、これまでと同じ練習量を維持しようとするのではなく、今の生活に合わせて練習方法を変えることが大切です。
1. 練習時間を短くしても、ピアノに触れる
「毎日30分練習しなければ」と考えると、忙しい日はピアノそのものが負担になってしまいます。
そんなときは、5分、10分でも構いません。
- 今日は片手だけ。
- 苦手な部分だけ。
- 好きな曲を少しだけ。
このように、短時間でもピアノに触れることで、演奏感覚を維持することができます。
「練習できないから弾かない」ではなく、「少しだけ弾く」
という考え方も、高校生には大切です。
2. その日の予定に合わせて練習する
高校生になると、毎日同じ生活リズムになるとは限りません。
部活動がある日、テスト前、休日など、それぞれ使える時間が違います。
例えば、
- 部活動がある日は10分だけ
- 早く帰宅できた日は30分
- テスト前は練習をお休みする
- 休日に少し長めに練習する
というように、毎日同じ練習量を求めないことです。
大切なのは、決めた練習時間を守ることよりも、勉強や学校生活とのバランスを取ること。
ピアノも勉強も、長く続けるためには無理をしすぎないことが大切です。
3. レッスンの形を柔軟に考える
受験期になると、「練習できないからレッスンに行けない」と考えてしまうことがあります。
でも、練習が十分にできない時期だからこそ、レッスンで先生と一緒にピアノを弾くという方法もあります。
例えば、
- レッスン回数を減らす
- 練習する曲を絞る
- 好きな曲を中心にする
- 受験期だけレッスン内容を変える
- 一時的にお休みして、受験後に再開する
など、いろいろな方法があります。
「続ける=今までと同じようにレッスンを受ける」ではありません。
その時期の生活に合わせて、ピアノとの距離を調整する。
それも、長くピアノを続けるための大切な方法だと思います。
「続ける・辞める」の二択ではなく、その間を考える
私が高校生の生徒さんや保護者の方にお伝えしたいのは、「続けるか、辞めるか」の二択で考えなくてもいいということです。
- 月に1〜2回だけレッスンを受ける。
- 好きな曲だけ弾く。
- 受験期間はレッスンをお休みして、春から再開する。
その時の生活に合わせて、ピアノとの距離を変えていけばいいのです。
ピアノは短期間で結果を出すものではありません。
だからこそ、長い人生の中で考えてみてください。
高校生の今、毎日練習できなくてもいい。
受験のために一度お休みしてもいい。
「ピアノを嫌いにならず、また弾きたいと思える状態を残しておく」
それも、ピアノを長く続けていくための大切な方法だと私は思います。
まとめ|高校生になっても、自分に合った形でピアノを続けよう
高校生になると、勉強や部活動、学校生活などで忙しくなり、これまでのようにピアノの練習時間を確保することが難しくなります。
特に受験期には、「ピアノを辞めたほうがいいのかな?」と悩むこともあるでしょう。
でも、ピアノを続けることと、毎日たくさん練習することは同じではありません。
その時の生活に合わせて、ピアノとの距離を変えていけばいいのです。
大切なのは、続けることを無理に目標にすることではなく、自分にとってピアノがどんな存在なのかを考えること。
そして、今はピアノから離れる必要があると感じたなら、一度お休みしても大丈夫。
受験が終わったとき、また弾きたくなったら、そのときに戻ってくればいいのです。
ピアノは、短期間で終わらせるものではありません。
高校生の今だけではなく、その先の人生まで、長く音楽を楽しめる力を育てていく。
私は、そんなふうにピアノと付き合っていってほしいと思っています。
- 「忙しくてもピアノを続けたい」
- 「受験期も無理のない形でピアノと付き合いたい」
- 「高校生になっても、自分のペースで音楽を楽しみたい」
そんな方に合わせて、当教室では一人ひとりの生活や目標を考えながらレッスンを行っています。