ピアノのメンテナンスはしていますか?ピアノ調律の頻度と費用について
こんにちは。広島市安佐南区 横山美和ピアノ音楽教室です♪
皆さん、お家のピアノのメンテナンスについて考えたことはありますか?
電子楽器にメンテナンスは必要ありませんが、アコースティックピアノの場合、メンテンナンスが必要不可欠です。
ピアノはメンテナンスをきちんとすれば、100年以上長持ちする楽器です。
せっかくピアノを所有するのであれば、長く大事に使いたいですよね?
今回はピアノメンテナンスの方法と重要性についてお話しします。
ピアノメンテナンスの種類
一番よく知られているメンテナンスは「ピアノ調律」ではないでしょうか?
これは、専門の技術を持った「調律師」の方に来ていただき定期的に行います。
所謂、ピアノのお医者さんですね(*^^*)
ピアノ調律は主に以下の3つの要素があります。
- 音程を調節する『調律』(チューニング)
- 鍵盤のタッチを調整する『整調』
- 音色を整える『整音』
ピアノは生きた楽器です。
気温や湿度の変化で弦が緩んだり、たくさん弾いていると約8000個以上ある部品に不具合が生じます。
これを放っておくと、音程が狂う、鍵盤が戻らなくなるといった支障が出てきます。
特に小さな子供さんが使用される場合、間違った音程で練習することで、音感が身に付きにくくなることもあります。
ピアノは買ったらおしまいではありません。
定期的にメンテナンスをしながら、良い状態で練習し長く使うことが大切なのです。
そしてもう一つ「ピアノ調整」というものがあります。
こちらは、数日かけて中の部品のメンテナンスをして頂くことで、費用もかかります。
あまりにも消耗が激しいピアノやピアノの使用頻度が高い場合は数年に1度行うことがあります。
ピアノ調律の頻度と費用
「どれくらいの頻度で調律をすれば良いのか?」
「費用はどれくらいかかるのか」
気になりますよね(;^ω^)?
調律頻度について
一般家庭であれば、1年~1年半に1回が理想的!
しかし、ピアノの置き場所の環境が良い、まだ新しい楽器であれば2年に1回くらいでも問題ないでしょう。
ただ、しばらく使っていないピアノなどは、痛みがひどい場合もあります。
使用する前に必ず調律をして頂き、できれば1年に1回は調律をしてもらいましょう!
30年前のピアノでも、調律によってまだまだ現役で使えるピアノはたくさんあります。
もし古いピアノをお持ちであれば、電子楽器を買うよりぜひ調律をして再びピアノを蘇らせてあげて下さいね。
ピアノ調律費用
これは楽器店や調律師さんによって様々です。
相場はこちら↓
アップライトピアノ | 12,000~18,000円 |
グランドピアノ | 15,000~20,000円 |
まずは、インターネットを利用して調べてみましょう。
調律代の他に出張費がかかったり、部品が必要な場合別途請求されることもあるので事前に確認が必要です。
- 基本の調律代金
- 出張費用や部品交換代が別途必要か?
- 前回の調律から時間が経っている場合その旨も伝え、基本料金で大丈夫か確認する
- その他、気になることがあれば伝えておく(ペダルが利かない、ならない音がある、鍵盤が戻らないなど)
安心なのはお習いの先生にご紹介して頂くことですが、それが難しいようなら大手楽器店に問い合わせると良いでしょう。
普段のピアノメンテナンスについて
調律以外に普段気を付けると良いことがあります。
ピアノの置き場所の環境を整える
ピアノは湿気に弱い楽器です。
梅雨時期など湿気が多い時は除湿器をかけると良いでしょう。
ピアノ用の乾燥剤」もあるのでそれを使用するのもおすすめです。
使わない時は鍵盤のフタを閉める
使わない時は、なるべくピアノの蓋を閉めておきましょう。
ピアノは意外とホコリが目立ちます!
黒い楽器は特に目立つ…(;^ω^)
鍵盤の隙間からゴミが入ると故障の原因に!
鍵盤にホコリが付かないよう、蓋をしめて、はたきでホコリを取り除くとよいです。
ピアノクリーナーは多用しなくてよい
ピアノクリーナーで毎回丁寧に磨く方もいらっしゃると思います。
しかし、クリーナーの頻度はそんなに多くなくても良いのでは???
クリーナーはしっかり磨かないと跡が残ったり、余計べたべたになったりします。
もし、拭くのであれば専用のクロスで乾拭きしてください。
※複数の人が弾く場合、コロナ対策として消毒する場合は専用クリーナーをご使用ください。
アルコール消毒は鍵盤を傷めます。
ピアノのメンテナンスはしていますか?ピアノ調律の頻度と費用について:まとめ
1 ピアノメンテナンスの種類
2 ピアノ調律の頻度と費用
3 普段のピアノメンテナンスについて
ピアノは定期的にメンテナンスをすれば100年くらい使える楽器です。
定期的に調律をして長く愛用してくださいね。