ピアノ教室も新年度がスタートしました。
こんにちは。広島市安佐南区 横山美和ピアノ音楽教室です。
4月に入り桜の開花、気温の情緒と新しい季節の到来を感じます。
進学、進級、就職など皆様にもたくさんの変化がある時期ではないでしょうか?
教室では新しい生徒さんとの出会いがある反面、お別れもあります。
嬉しかったり、淋しかったり…わたしの気持ちは常に落ち着きません(;^_^A
毎年3月末に一年間の目標や前年度の振り返りをしています。
今回はわたしが毎年行う新年度に向けての課題作りについてお話ししたいと思います。
2023年度ピアノ教室の目標
今年は発表会を行いません。
その代わり、一人一人に明確な目標を持ち、達成感が持てるような課題に取り組んでもらいたいと思います。
・スケール全調暗譜
・コンクールに参加する
・バッハのインヴェンションを全曲弾く
・ミニコンサートの開催
課題を考える際、まずはわたしが一人一人の課題を洗い出します。
その後、ご本人と話し合い、お互いに納得する課題を決めていきます。
高校3年生Aさんの場合
- レッスン回数…月に1,2回60分
- 次の発表会にも参加したい
彼女は受験生で時間が取りにくいのですが、来年春に予定している発表会には参加したいとのこと。
ですので、発表会の曲を1年かけて仕上げることが第1目標。
しかし、それだけでは勿体ないのでわたしの提案で「ショパンエチュードを追加で勉強してもらう」ことにしました。
小学5年生Mさんの場合
- エリーゼのためにを弾けるようになりたい
- コンクールに参加したい
エリーゼのために彼女にとってすこし難易度の高い曲ですが、憧れの曲。
それにプラスしてコンクールに初挑戦!
大きな目標が2つあります。
そこで、コンクールの課題曲は1月の発表会で弾いた曲をもっと深めていき同時にエリーゼのためにも弾けるようにするという課題にしました。
コンクールに向けて新曲をさらうのも良いですが、以前仕上げた曲を再構築することで音楽性がより深まると思います。
このように、楽器店、自宅レッスン合わせて50名ほどの目標の洗い出しを思考中です。
一人一人のことを思いながら考えるこの時間は私にとって生徒と向き合う時間であり、毎年大切にしています。
ピアノ指導者としてのわたしの課題
ピアノ指導者としてのわたしの課題も毎年更新しています。(結局同じようなことになり反省する点も多々ありますが…)
- 導入期の指導法についてバリエーションを増やす
- 響きのある音作りのための指導法
今年はこの2点を大きな課題にしています。
近年様々な生徒さんとの出会いがあり、画一的な指導法では絶対に対応できないと痛感しています。
どうしても自分のやりやすい、伝えやすいやり方に偏りがちな導入指導…
ここ数年ずっと悩んでいますが、毎年他にいい方法はないかな?と悩みます(-_-;)
そして、「音の響き」についてです。
これは私自身の課題でもあります。
生徒達には、もっと自分の出す音に敏感になって欲しいと常々口を酸っぱくしてお伝えします。
自分の出す音が聴けなければ、絶対良い音楽を奏でることはできないと思います。
ですので、「聴く耳を育てる」はわたしのレッスンの軸でもあります。
今年はテクニックというハード面よりも、音楽性、音の響きといったソフト面に重きを置いたレッスンをしていきたいと考えます。
それには、私自身がもっと勉強しなければいけません(-_-;) 自戒を込めて…