2024年、ピアノレッスンを終えて
こんにちは。横山美和ピアノ音楽教室です。
昨日、2024年のレッスンをすべて終えて、仕事納めとなりました。
今回は、今年の振り返りと来年の抱負について書いてみたいと思います。
2024年のピアノを振り返る
1月 楽器店のピアノ発表会
今年も、多くの方が参加され盛大な発表会でした。
私が担当している生徒も、それぞれが実力以上の曲にチャレンジし本番、大きな事故もなく演奏出来ました。
楽器店の発表会は、準備、運営をスタッフの方がやってくださるので、私は生徒たちの演奏をゆっくり聴けます。
本当にありがたい…(自分の教室の発表会はバタバタしてそれどころではないので(;^ω^))
そして、同僚の先生と連弾でご一緒しました。
バリバリに演奏される素敵な先生と連弾できとても楽しかったです、大好きなドボルジャークだったのもテンション上がりました。
3月 すみれピアノ教室 横山美和ピアノ音楽教室合同発表会
久しぶりに大きなホールで、毎度おなじみすみれ先生のお教室と合同発表会でした。
こちらは、ソロ、連弾と盛りだくさんで5時間弱におよぶ大きな発表会になりました。
コロナ禍での少人数発表会もアットホームで良かったけど、やはり「大ホール」で演奏すると違いますね。
皆さん、緊張しながらもいつも以上の演奏をしてくれ発表会っていいなと改めて感じました。
この時は、すみれ先生と連弾を!またもや、大好きなドボルジャークです(^▽^)
本当に大好き!
5月 ピアノレッスンを再開
しばらくお休みしていた、オンラインレッスンを再開しました。
お久しぶりでも、温かく受け入れて下さるS先生。
そして、やはり、先生のような響きの演奏を目指したい、ロシアピアニズムに魅了されました。
ここから、ほぼ毎月レッスンを受けています。
そして、11月のレッスンで少しだけ、抜けた?感覚が分かり、演奏が変わってきました。
最近ますますピアノが楽しくなっています。
8月 大阪国際音楽コンクール 連弾部門に参加
すみれ先生と、2度目のコンクールチャレンジです。
ドボルジャーク(しつこい笑)とフォーレを演奏しました。
何か目標がないとね…と二人で老体に鞭打って参加。
結果は本選通かならずでしたが、良い経験になったし、連弾っていいよねと再確認しました。
今後もすみれ先生とはちょくちょく連弾していきたいなと思っています。
そろそろ、ドボルジャーク以外で…(;^ω^)
11月 子供のためのクラシカルコンサート
楽器店の企画で、初めてソロのコンサートをさせて頂きました。
30名限定の小さなサロンコンサートですが、すぐに完売となり多くの方に聴いて頂きました。
久々のソロコンサートで、プレッシャーもありましたが、今回は解説付きで暗譜もしなくて良いとお許しを得て?開催しました。
小さなお子さんが多く、お話し、演奏も熱心に耳を傾けてくれ、とても嬉しかったです。
ただ、やはり暗譜はしないとなと反省…
また機会があれば、きちんと準備してお客様に喜んで頂きたいなと思います。
こちらでも、スタッフの方にご尽力頂き大変感謝しています。
そして、私にとって今年一番の成果となりました。
2024年のピアノレッスンで感じたこと
今年も、多くの生徒さんとの出会いがあり、別れがありました。
まずは、今年も大きなトラブルなく、元気にピアノを弾くことができたことに感謝します。
では、今年のレッスンで私が強く感じたことをお話しします。
まず、「ピアノを楽しむ」とはどういうことか?ということです。
ピアノを楽しく習って欲しいという親御さんの想いは皆さん同じだと思います。
しかし、それは、練習せずにレッスンを受けるということではありません。
ピアノは「楽」な習い事ではなく、「練習」というお子さんには辛いこと、嫌なことをやってこそ楽しくなる習い事です。
だから、厳しいようですが、練習したくないならピアノは習うべきではないと思います。
「楽器がなくても大丈夫、週1回レッスンに通うだけでピアノが弾けます」このように広告するレッスンも増えている昨今。
しかし、それは違うのではないでしょうか?
もちろん、今指導している生徒や親御さんはそんな風には思われていない方がほとんどです。
あくまでも、これから始めようとお考えの方の中に少なからずこのような思いがある方がいらっしゃるのであれば、少し考えてほしいなと思っています。
そして、これは、ピアノ業界の問題でもあると思うのです。
これを私が発信したからと言って何か変わるわけではないけれど、何も言わず、世の中の流れはこうだからで流されることだけはしたくないなと思っています。
そして、今後ピアノを習おうかな、習わせようかなとお考えの方に2つだけご理解頂きたいことがあります。
- ピアノは日々の練習の積み重ねでしか上達しない
- 楽器がない状態ではピアノを演奏するということは習得できない(最低でも、88鍵、ペダル付き電子ピアノが必要)
まずはこの2つがとても大切であると知って下さい。
次に、ピアノ指導についてです。
今年一番感じたこと、それは、「ピアノ導入期に何を大切にするか?」そして「ピアノが弾ける先にあるもは何」です。
初期の指導でやることは、
- 読譜能力
- 演奏技術
- ソルフェージュ
これらは言わずもがなですが、基礎よりももっと本質的なことを妥協せず指導したいと考えます。
これは、これまでの一辺倒な指導法ではなく、基本的な軸の部分は外れずに、いかに、本質を教えるか?ということ。
言葉にすると難しいですが、将来的に、譜面通り演奏できるようになるということに留まらず、「芸術」とは何か?「クラシック音楽」とは何か?そういう深い部分が分かるようになるレッスンをしたいと思います。
そして、生徒達にもっと人前で演奏する機会を増やして欲しいと思います。
ピアノを人前で演奏することで、成長度合いは格段に上がります。
1年に1回と言わず、小さな本番を何度も作っていければと思います。
最後に、偉そうなことを言っていますが、私の勉強がまだまだ足りていないのが現状(´;ω;`)
ですので、来年の目標は、演奏の場を増やす、インプット量を増やす、「芸術」に触れる機会を増やす。
目標を掲げて終わりにならないよう、連休中に予定を組んで行こうと思います。
それでは、今年も1年拙い文章をお読み頂きありがとうございました。
新しい年が皆様にとって幸多き年となりますよう、心よりお祈り申し上げます。
良いお歳をお迎えください。
横山美和