広島市安佐南区♪ピアノレッスン

子供を音楽好きにするためにピアノ教室が大切にしている3つのこと

2022/05/31
 
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4歳からピアノを始める。広島音楽高等学校、エリザベト音楽大学音楽学部卒業。 第5回九州音楽コンクール最優秀賞、第15回全日本ソリストコンクール優秀賞他多数の受賞歴あり。 これまでに県内外でソロ、室内楽の演奏会を開催。また、室内楽奏者として5年に渡りヴァイオリン奏者の井後勝彦氏とヴァイオリンとピアノのための作品を研究し毎月演奏会を開催。5年で取り上げた楽曲は約80曲に及ぶ。ピアノ指導歴20年。
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こんにちは。広島市安佐南区❛GRIT❜ やり抜く力を育てるピアノ教室 横山美和ピアノ音楽教室です♪

ピアノを習わせようと思った理由は何ですか?

 

 

音楽が好きでいつも歌っているからです
音楽が好きな子に育って欲しいと思ったからです

 

 

「子供に音楽を好きになって欲しい」

「将来音楽が心のより所になればいいなと思う」

 

ピアノを習わせようと思われた親御さんのほぼ全員が子供に「音楽を好きになって欲しい」と思われています。

 

ピアノを通して音楽を好きになることは指導者であるわたしにとっても一番の願いです。

 

今回は、わたしがレッスンで子供たちに音楽を好きになってもらうために大切にしている3つのことについてお話しします。

 

①子供の「ピアノ弾けたよ」の気持ちを応援

ピアノを習い始める年齢は概ね3歳~6歳です。

きっと最初は何もかもが初体験で楽しい‼

 

でも、しばらくすると

  • 音が読めない
  • リズムが分からない
  • 毎日練習するのが嫌

必ずピアノが嫌になる時期が来ます。

 

もちろん、ずっと楽しんでピアノを弾いてくれる子供もいます。

それでも程度の差はあれスランプは誰にでも訪れること。

 

そんな時の子供の気持ちは

 

弾きたくない、辞めたい、楽しくない

しかし、練習して弾けるようにならない限りピアノは楽しくなりません。

 

そんな時は、どんな簡単なことでも大げさに褒める!

  • 新しい音が読めた
  • 一曲終わった
  • リズムが上手に叩けた
  • 毎日練習した
  • レッスンにちゃんと来た

 

1回のレッスンや練習でまったく褒めるところがないということはありません。

特に、上手くピアノが弾けた時にたくさん褒めて応援して欲しいのです。

 

「素晴らしい、ブラボー、素敵、完璧ね、もう一回聴きたいな、上手過ぎてビックリしたよ」

「もっと弾けるよ。もう一回弾けばもっと綺麗に弾けるよ」

誉め言葉や応援する言葉は山のようにあります。

 

「上手だったよ」だけではなくバラエティー豊富に言葉を使いましょう。

 

きっと褒められた子供さんはニコニコ得意顔になるはず!

その笑顔が引き出せればシメたもの!

 

次にこの質問を投げかけましょう。

「今どんな気持ち?」

「ピアノが上手に弾けてどう思った?」

 

弾けた時に「どう感じるか」

実は人間は自分の感情に疎いとされています。

大人に比べて子供はダイレクトに感情をぶつけると思われがちですが、最近の子供はその感情を抑え気味なように感じます。

 

「ピアノを弾けて嬉しい、楽しい、もっと弾きたい、ここはもっと小さくしたいな」

ちゃんと言葉にすることで、自分の感情や気持ちを把握することができます。

 

練習は大変だけど、弾けた時はこんな気持ちになるんだと知ることで、ピアノは楽しい、音楽が好きと思う機会が増えるのではないでしょうか。

 

②子供の好きな曲や音楽を見つける

わたしはピアノを習う上で「聴く」ことをとても重要視しています。

「聴く」とは

  • 自分の出した音を聴く
  • 様々なジャンルの音楽を聴く

この2つです。

 

ピアノは叩けば誰でも音が出せる楽器ですが、良い音と悪い音が分かる耳を持っているかいないかはとても大切。

良い音を聴く耳があれば、良い演奏ができるようになります。

 

そのために、普段からさまざまな「音楽」を聴くことをススメています。

 

そして、音楽を聴くことで「自分の好きな音楽」を見つけて欲しいと思っています。

  • ジャンル
  • 作曲家
  • 歌手、演奏家、アーティスト

 

好きな音楽があれば、その音楽に癒され励まされることが必ずあるはずです。

  • 「落ち込んでいてもこの曲で立ち直れる」
  • 「この曲を聴けばやる気がみなぎる」
  • 「この曲を弾けるくらい上手くなりたい」

 

好きな音楽があるということは「音楽が好き」ということ。

 

決して、プロ並みに上手に演奏できることだけが「音楽が好き」ということではないですよね?

 

「わたしはピアノが嫌いで音楽が嫌いになりました」なんてとても悲しいことです。

 

わたしはピアノを弾けるようにすることが一番の使命ではありますが、ピアノが嫌でも音楽嫌いにだけはなって欲しくないと思います。

 

「ピアノは嫌いだったけど、好きな曲はたくさんある」音楽を好きになるために「音楽を聴く」ことは大切なことです。

 

➂大人になってもピアノが弾ける技術を身に付ける

ピアノ教室を辞める理由は様々ですが、辞めた途端全くピアノに触らなくなったと言われる方がとても多いです。

残念ながらピアノは弾かないとあっという間に弾けなくなります。

 

時間とお金をかけて習ったのに、「全然弾けない」では悲しいですね。

 

ピアノを辞めたあとの生活として多いのが受験勉強、社会人として仕事をする中でピアノを弾く時間なんて取れないということ。

 

でも、練習しなくても弾ける曲がある、少ない練習で弾ける、少し譜読みすれば何となく弾ける。

 

要するに「読譜力」と「レパートリー」があるかないかなのです。

 

わたしは音大やピアニストにならなくても

  • 自分で譜読みできる「読譜力」
  • いつでも弾ける「レパートリー」

 

この2つを身に付けることがピアノレッスンの最終目標だと思いレッスンをします。

(だから、中学入学前に辞めるのはもったいないのですが…)

ピアノ教室を子供がやめるのにベストな年齢はいつ?

 

音楽を聴くことが好き、これはもちろん音楽が好きな理由ではありますが、実際に音楽を奏でる、演奏できる醍醐味は聴くこととは全然違います。

 

ピアノを弾くことは辛いことも、努力も必要。

しかし、それを乗り越えた時の「達成感」こそピアノが楽しいと思える最大の魅力ではないかと思います。

 

 ピアノを弾くことが好き=音楽が好き 

 

ピアノを習うすべての人がこのような気持ちになれるよう一回一回のレッスンに真剣に向き合いたいと思います(*^^*)

 

ピアノ歴10年のAちゃんが練習したい曲は?

中学生以上になると、「弾きたい曲ある?」「好きな作曲家は?」と必ず聞きます。

 

「特にありません。なんでもいいです」という場合と

「ショパンが弾きたい、ドビュッシーのこの曲が好き」と言える場合。

 

前者は決してピアノ嫌いというわけではありませんが自分の意見が言えないということはやはり悲しい気持ちになります。

音楽に限らず「自分の好き」を知ることは「自分を知る」ことに繋がります。

 

「わたしはこれが好き」と言えることは自己表現の一つにもなりますね。

 

最後に生徒のAちゃんのエピソードをご紹介します。

 

中学3年生のAちゃんは幼稚園の時から通ってくれています。

彼女はちゃんと自分の好きを知っている子。

先日曲決めの際、彼女の好きなドビュッシーの作品から「アラベスク第1番」を渡しました。

しかし後日「子供の領分のグラドゥス・アド・パルナッスム博士」が弾きたいと申し出てくれたのです。

実はこの曲が大好きだったそうで、わたしに遠慮することなくこちらが弾きたいと言える彼女にとても嬉しくなりました。

結局2曲とも弾くことになりましたが、こうやって自分のレパートリーも増やしていけるといいなとこれからの成長を楽しみにしています。

 

子供が音楽好きになるために広島のピアノ教室が大切にしている3つのこと:まとめ

今回のポイント

1 ①子供がピアノを弾けた時の気持ちを応援
2 ②子供の好きな曲や音楽を見つける
3 ➂大人になってもピアノが弾ける技術を身に付ける
4 ピアノ歴10年のAちゃんが練習したい曲は?

「音楽」が好きって素晴らしいことですよね。

せっかくピアノを習うのであれば「ピアノと音楽が好き」になってもらいたいです。

この記事を書いている人 - WRITER -
4歳からピアノを始める。広島音楽高等学校、エリザベト音楽大学音楽学部卒業。 第5回九州音楽コンクール最優秀賞、第15回全日本ソリストコンクール優秀賞他多数の受賞歴あり。 これまでに県内外でソロ、室内楽の演奏会を開催。また、室内楽奏者として5年に渡りヴァイオリン奏者の井後勝彦氏とヴァイオリンとピアノのための作品を研究し毎月演奏会を開催。5年で取り上げた楽曲は約80曲に及ぶ。ピアノ指導歴20年。
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