中学生以降もピアノを続ける子が増えた理由
こんにちは。広島市安佐南区 横山美和ピアノ音楽教室です。
ピアノをいつまで続けよう…?
ピアノを辞める年齢で一番多い時期は、小学校卒業時です。
しかし、近年、私の周りでは中学、高校、大学、就職と変化があってもピアノを続けてくれる子が増えています。
これは、とても嬉しいことです(^▽^)
ではなぜ、近年、ピアノを辞める子が減ったのか?
今回は、中学生、高校生になってもピアノを続ける子が増えた理由についてお話しします。
中学生以降もピアノを続ける3つのコツ
- 中学生になるまでに読譜力が身に付いている
- 月のレッスン回数を減らす
- 好きな曲、弾きたい曲をレパートリーに入れる
特にこの3つが要因だと思います。
中学生になるまでに読譜力が身に付いている
これが一番大事な条件!
ピアノを辞めてしまう理由の大半は、「楽譜が読めないこと」です。
①楽譜が読めない→②練習しない→③弾けるようにならない→④楽しくない→⑤やめるΣ( ̄ロ ̄lll)
この負のループにはまると、確実に小学校卒業時にお辞めになられます…
それをなるべく回避するためには、小学生の間に最低でも、ソナチネレベルの曲が弾ける読譜力を身に付けること!
読譜力さえあれば、忙しくなっても練習が苦になりにくく、中学生以降も続けやすいのだと思います。
月のレッスン回数を減らす
私のレッスンは基本的に月3回~4回です。
しかし、部活や塾で忙しくなる中高生には結構な負担。
そこで、通うのが大変なお子さんの場合、レッスン回数を月2回または1回にします。(もちろん月4回ご希望の方もいます)
レッスン回数を減らして大丈夫?と思われるかもしれませんが、月2回の方がゆとりを持て、無理なく続けられるようです。
月2回にした分、1回のレッスン時間を長くしたり、必要なら単発でレッスンをすれば今まで以上に上達される方も多いです。
無理して週1回のレッスンを受けるよりも、無理なくレッスンに通える環境を作ることが大事ではないでしょうか。
好きな曲、弾きたい曲をレパートリーに入れる
私が中高生に対して出す課題は次の通りです。
- ハノン(スケール、アルペジオを含む)
- エチュード
- 課題曲(クラシック曲)
これが基本セットです。
それにプラスして、「自分が弾きたい曲、好きな曲を練習してもOK」としています。
クラシック、ポップス、ジャンルは問わず選曲してもらいます。
結局趣味でピアノを弾く場合、一番の目標は、自分の弾きたい曲が自力で弾けるようになることですよね?
忙しい中学生にさらに一曲追加して練習できるの?と思われるかもしれませんが、ご安心を(^^)
ほとんどのお子さんが好きな曲を練習した上で、課題もちゃんと練習して来てくれます(ペースは遅めですが(;’∀’)
好きな曲が弾けるようになると練習量も増えるようで、必然的に他の曲も捗るのかなと思います。
中高生になってもピアノを続けていれば…?
残念ながら、小学生でピアノを辞めてしまうと、その後ほとんどピアノを弾くことはなくなります。
せっかく6年間習ったとしても、水の泡なんてことも…( ノД`)
しかし、中高生になっても続けていれば、個人差はありますが確実に一生涯ピアノが弾けます。
せっかく習われるのであれば、小学生の間にきちんと基礎を身に付け、中学生以降も長くピアノを弾き続けられる技術力、読譜力を養ってほしいなと思います。
今日の一言