ご存じですか?!子供をピアノ教室に通わせる際のマナー
こんにちは。広島市安佐南区 横山美和ピアノ教室です。
ピアノ教室でのマナーを考えられたことはありますか?
このようにお考えのお母様。
ちょっとお待ちください!
マナーとは、広辞苑によると「行儀、作法」。 広義的な表現で表すと「思いやり」のこと。 自分以外の他者を意識し、労りや優しさの気持ちを態度や形式の作法として表したものです。
要するに、社会生活の中で人と人とが気持ちよく生活していくための立ち振る舞いや気持ちのことです。
これから社会に出ていく子供にマナーを身に付けさせることも親御さんの役目ではないでしょうか?
では、ピアノ教室におけるマナーとは何でしょう?
今回はピアノ教室における知っておくと安心なマナーについてお話します。
ピアノ教室のマナー(基本編)
①挨拶とお返事
挨拶は人としての基本であり、最低限のマナーです。
「こんにちは、さようなら」
「お願いします。ありがとうございました。」
元気な声でご挨拶できることは相手に好印象を与え、円滑なコミュニケーションを取るための第一歩。
また、先生に注意されたことや教えて頂いたことに対しちゃんと「はい」とお返事できることも大切です。
未就学児であっても「うん」ではなくきちんと「はい」とお返事できる子供になって欲しいと思います。
②お月謝を指定日に払う
指定された日にお月謝を払うことも常識です。
しかし、何らかの事情で遅れる場合や忘れてしまった時、きちんと伝えることが大切。
何の連絡もなしに滞納するなどは信用問題に繋がります。
また、一昔前であればお月謝は新札で!が当たり前でしたが、今はそこまで気を使う必要はないかもしれません。
しかし、おつりが必要ないようにする。
小銭で支払わないなどの配慮はした方が良いでしょう。
➂時間厳守
時間を守ることも常識ですね。
ピアノ教室は前後に他の生徒さんがいらっしゃる場合が多い。
早すぎず、遅すぎず適切な時間に入室しましょう。
目安は早くても5分前。
5分以上遅刻する場合は必ず先生に連絡しましょう。
④爪を切る、手を洗う
ピアノ教室で最初に言われること。
- 爪を短く切る
- 手を清潔に
これには理由があります。
爪が長いと手のフォームをきちんと作ることが出来ません。
タッチの場所も変わってくるため練習の意味が全くなくなります。
爪はレッスンの時だけ短ければ良いわけでなく、日ごろの練習から、短い爪で弾いていなければいつまで経っても弾ける手は育たないと覚えておいてください。
手を清潔にすることも、レッスンの常識。
多くの人が触るピアノ。
お菓子を食べ手、泥だらけの手では鍵盤が汚れ不衛生。
家の楽器はわたしのものだからどうでも良いではなく、ピアノを弾く前は手を洗うと習慣づけましょう。
⑤忘れ物をしない
レッスン前に忘れ物がないか確認することを習慣化しましょう。楽譜を忘れるとその日のレッスンはできません。
先生が貸してくれれば問題ないなんて思ってはダメ( `ー´)ノ
自分の楽譜ではない場合、書き込みもできずレッスンの効果は半減されます。
また、終わった教本がそのままカバンに入っていたり、お家の方へのお便りが入ったままなんてことも・・・
レッスンが終わるごとにカバンの中を整理するクセを付けることも大切です。
ゴチャゴチャのカバンではきちんとした練習もできませんよ‼
ピアノ教室のマナー(上級編)
基本のマナーを確認できましたか?
次にご紹介するマナーは上級編。
これを知っているとさすが!と一目置かれるかもしれません(*^^*)
①服装に気を使う
個人のお教室の場合、先生のご自宅へ伺うことがほとんどではないでしょうか?
ピアノ教室に限らず、他人のお宅にお邪魔する際に気を付けるべきことがあります。
それは・・・
「靴下」
冬場に素足ということはないと思いますが、裸足でお邪魔するのは避けたいもの(;’∀’)
例えば、
- スリッパに履き替える場合は衛生面が気になる
- 靴下を履いていても、どろんこであったり、雨や雪で濡れたままだと?
もし、替えの靴下1枚用意されているお母さまがいらっしゃれば・・・
「さすが!」と感心されることでしょう。
また、「靴をきちんと揃える、傘をたたむ」などできることから子供に教えていくことも大切ですね。
②ご挨拶
レッスンに付き添われている親御さんであればレッスンの様子や季節毎のご挨拶などは出来ていると思います。
しかし、付き添われていない場合でも、お月謝をお渡しする時だけは顔を出す、年末年始だけはご挨拶に伺うなど、先生に会う機会を作ることも大事。
お金を払っているのだから、あとは先生に任せっぱなしではなく子供の様子やご挨拶をされることでコミュニケーションも取りやすくなります。
そして、先生に対するお礼について、疑問を持たれている親御さんいらっしゃいませんか?
- ピアノ教室の先生へのお歳暮、お中元
- 発表会のお礼
これに関してはわたしの個人的な意見としてお読みください。
お中元、お歳暮、発表会のお礼を頂くとやはり大変嬉しいものです。
しかし、必ずやるべきものではないと思います。
今は、会社でも上司へのお歳暮、お中元文化がなくなっていますよね。
このような風潮から考えて、無理に行う必要はないのではないでしょうか?
物より気持ちの方が大事です。
- 年賀状やクリスマスカードをお送りする
- 発表会の後お手紙を差し上げる
- 旅行のお土産をお渡しする
これで感謝の気持ちは十分伝わりますよ。
マナーは心
ピアノの習い事は芸事の習得です。
要するに「技を師匠から教えてもらう」ということ。
どんな習い事も同じですが、「先生に対して敬意をもつ態度」を親御さんがお見せすることが大切なのではないでしょうか?
「お金を払っているのはこちらなんだからそんなこと言われたくない」
と思われた方がいらっしゃるかもしれません。
しかしマナーとはどんな立場であれ、お互いが相手の気持ちを思いやり、同じ時間を過ごしたり生活していくために必要なこと。
子供が社会に出て困らないよう、ぜひ基本のマナーだけは意識してみて下さい。
子供をピアノ教室に通わせる際のマナー:まとめ
1 ピアノ教室のマナー(基本編)
2 ピアノ教室のマナー(上級編)
3 マナーは心
マナーに正解はありません。
基本的なことを知った上であとは気持ちの問題です。
せっかくピアノを習うのですから、「ピアノとマナー」の両方を身につけられると良いですね。