広島市安佐南区・ピアノレッスン

横山美和ピアノ音楽教室

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お子様でも大人の方でも、ピアノを弾きたいすべての皆様にとって、ピアノが人生を豊かにするパートナーであり、音楽が人生の喜びに繋がるようレッスンさせて頂きたいと思います。

横山美和

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ピアノを弾く子供のための脱力チェック!余計な力みをなくすコツとは?

2021/12/08
 
この記事を書いている人 - WRITER -
4歳からピアノを始める。広島音楽高等学校、エリザベト音楽大学音楽学部卒業。 第5回九州音楽コンクール最優秀賞、第15回全日本ソリストコンクール優秀賞他多数の受賞歴あり。 これまでに県内外でソロ、室内楽の演奏会を開催。また、室内楽奏者として5年に渡りヴァイオリン奏者の井後勝彦氏とヴァイオリンとピアノのための作品を研究し毎月演奏会を開催。5年で取り上げた楽曲は約80曲に及ぶ。ピアノ指導歴20年。
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こんにちは。広島市安佐南区❛GRIT❜ やり抜く力を育てるピアノ教室 横山美和ピアノ音楽教室です♪

 

レッスン中に「もっと力を抜いて弾いてごらん」と言われたことはありませんか?

子供が家で練習している時、不自然に肩が上がったり、ぎこちない動きになっていませんか?

 

これはよく言う「脱力」ができていない状態。

「ピアノと脱力」の関係は非常に重要であり、脱力を専門に指導されている先生や本も出版されています。

 

より専門的な脱力方法については、そちらをご覧頂くとして…

 

まずは脱力の初歩の初歩!

小さな子供が余計な力を入れずに弾けるようにするためのコツをお話しします。

 

ピアノにおける脱力とは?

「脱力」の意味とは

[名](スル)からだから力が抜けて、ぐったりしてしまうこと。また、意欲・気力が衰えること。気持ちの張りがなくなること。

身体の力が抜けてふにゃふにゃな状態。

寝ている子供を抱くと力が抜けぐったりしていますよね?

本来はこのような状態を脱力と言うのでしょう。

 

しかし、ピアノを弾くには「ふにゃふにゃ状態」ではいけませんよね?

ピアノを弾くための脱力とは「無駄な力、余計な力みがない状態で必要な力を上手く使える」状態です。

 

しかし、子供がピアノを弾くということは特殊な動作です。

  • 普段使わない筋肉を使う
  • レッスンの緊張
  • 重たい鍵盤(実際は重くありませんが…)を弾こうとする力

 

自分の身体を上手くコントロールできるまでには時間がかかるうえ、個々によってアプローチ方法も違います。

 

しかし、早い段階から体の力を抜く感覚を知ることは大切。

将来的に無駄な動きのない楽な演奏が出来ることは間違いないでしょう。

 

子供の脱力チェック

基本的に子供は脱力しています。

 

ピアノを弾くために構える手や指を支える関節や筋肉が育っていないため、弾こうとすると力みが生じることがほとんど。

でも、子供は頭も身体も柔らかい分、脱力の感覚、身体の使い方を習得するのも早い!

 

まずは、力が入ってしまう原因を知り少しづつ改善していきましょう。

 

ピアノを弾く子供の状態について以下の項目をチェックしてみて下さい

  • 肩や腕が上がっている
  • 椅子の高さが低すぎる
  • 足がブラブラ
  • 呼吸が止まっている
  • 大きな音を出そうとしている

 

肩や腕が上がっている

一番分かりやすのが腕や肩が上がっている状態

ピアノを弾く時の手の形を思い浮かべて下さい。

手の形

手の甲を少し持ち上げて手首が下がり過ぎないようにします。

 

しかし、子供は支えが安定していないので、どうしても手首がさがってぺちゃんこの手になりがち。

その時「手首を上げて!」「卵が入る手よ」と声をかけてしまうと手首や手の甲ではなく腕や肩から持ち上げてしまいます。

 

肩が上がった状態で弾くと力が入り、指もスムーズに動きません。

 

【対策】

  1. 手の平を上にしてぶらぶらさせます。その手の状態のまま「かぽっ」とピアノの上に置くようにしてみましょう。
  2. 肩を上げ下げしてストンと落ちた状態を何度も経験させましょう
  3. 腕を振って歩いて下さい。腕は「だらん」としていますね?この位置を覚えさせてあげましょう。

 

椅子の高さが低すぎる 足がブラブラ

椅子の高さを確認してみましょう。

「低すぎませんか?」

低い位置に座るメリットもありますが、子供の場合は少し高めの方が無理なく音が出せるのでおすすめです。

 

また、足がブラブラの状態だと身体が安定しないため音を出す時にどうしても力みが生じます。

重心を安定させることで上半身が自由に動かせるのです。

 

実はレッスンではともかく、お家で足台を使用せずに練習されている子供が多い!

補助ペダルや専用の足台を用意されなくても、家庭用の足台や子供用の椅子、段ボールに新聞を詰めたものなどで代用できます。

用意されてない場合はぜひすぐに準備してください!

 

【対策】

  1. 椅子の高さを少し高くしてみる
  2. 足台は必須アイテム

 

呼吸が止まっている

ウソのような話ですが、弾くことに一生懸命になればなるほど呼吸が浅くなり止まってしまいます。

 

試しに、息を吐きながらと止めたまま両方の状態で重たい荷物を持ちあげてみて下さい。

 

どちらが力が入りましたか?

 

きっと息を止めた時の方が力が入ったのではないでしょうか?

息を止めると筋肉が硬直するので力が入りやすいのです。

 

逆に息を吐くとはリラックス状態を作ることになります。

「ふぅ~」と息を吐くと誰でも体の力が抜けることを感じますよね?

 

ピアノは呼吸がとても大切です。

音楽の間やフレーズを感じることと呼吸は常に繋がっています。

 

子供が弾くことに一生懸命で楽譜とにらめっこしながら弾いていたら要注意!

 

【対策】

  1. 歌いながら弾くことで必然的に呼吸することになります。

 

むりやり大きな音を出そうとしている

ピアノをガンガン叩きながら弾く子供がいます。

叩くような弾き方はすべて力が入っているとは言えません。

鞭のようにスナップを効かせた叩き方なら、逆に力抜けています(;’∀’)

それでも、ピアノを叩くのはいかがなものでしょう???

 

考えられる原因としては

  • 動きたい衝動など感情によって叩くような音が出したいと思う
  • 家で電子ピアノを使用しておりアコースティックピアノの鍵盤が重いと感じる

 

子供はじっと座っていることにストレスを感じやすいです。

  • あまり落ち着きがなくなったら練習を止める
  • 「楽器を優しく大切に扱うこと」を教える

 

このように行動や意識を変えるだけで簡単に変わることもあります。

 

また、電子ピアノとアコースティックピアノのタッチの差に違和感を感じ叩いている場合はピアノの鍵盤は決して重たいものではないことを理解させる必要があります。

(標準的に鍵盤一つ押す力として50~60グラム)

 

図りなどでその重さを体験させるのも良いかもしれません。

 

【対策】

  1. 子供の性格を見てピアノに飽きてきたら辞める
  2. 大切に扱う、優しい綺麗な音を出す意識を持たせる
  3. 鍵盤を押す力を体感させる

 

子供の脱力はすぐにできなくても良い

初歩の段階では、脱力の他に覚えることやらなければいけないことがたくさんあります。

あまり、細かく身体のことについて言っていると嫌になってしまいかねません。

また、言えば言うほど力が入る子供もいます。

 

そんな時は、ピアノから離れて身体を動かしてみましょう。

  • ボールを投げる
  • ジャンプする
  • 走る

これらすべてがピアノを弾くことに結びつきます。

こうやって少しづつ力が抜けている状態を覚えて行けば良いのではないでしょうか。

 

ピアノを弾く子供のための脱力チェック!余計な力みをなくすコツとは?:まとめ

今回のポイント

1 ピアノにおける脱力とは?
2 子供の脱力チェック
3 子供の脱力はすぐにできなくても良い

脱力については大人でも難しいテーマです。

しかし、子供のうちから身体を意識することで演奏がよりスムーズに楽になることは確かです。

まずはできることから始めてみましょう。

 

 

この記事を書いている人 - WRITER -
4歳からピアノを始める。広島音楽高等学校、エリザベト音楽大学音楽学部卒業。 第5回九州音楽コンクール最優秀賞、第15回全日本ソリストコンクール優秀賞他多数の受賞歴あり。 これまでに県内外でソロ、室内楽の演奏会を開催。また、室内楽奏者として5年に渡りヴァイオリン奏者の井後勝彦氏とヴァイオリンとピアノのための作品を研究し毎月演奏会を開催。5年で取り上げた楽曲は約80曲に及ぶ。ピアノ指導歴20年。
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