定年後にピアノを習う大人世代の習い方と楽しみ方【広島のピアノ教室に通う生徒さんインタビューあり】
こんにちは。広島市安佐南区 横山美和ピアノ音楽教室です♪
- 五十の手習いでピアノを習いたい
- 昔習っていたピアノをもう一度弾いて見たい
今、定年退職された方、60歳以上でにピアノを習う人が増えています。
こちらも合わせてお読みください↓
大人になってピアノを再開したい!ブランクを埋めるための練習方法
家で過ごす時間が増え、家でできる趣味を見つけたいと思う方が多いのでしょう。
手頃な価格で高機能な電子ピアノが購入できるようになったのもピアノ愛好者を増やす理由かもしれません。
しかし、
「アコースティックピアノを買うのは抵抗がある」
「この歳からでも大丈夫かしら…?」
興味はあるけど実際にできるか不安。
何から始めれば良いのか?
きっと不安に思う方も多いのではないでしょうか?
今回は、わたしが実際に教えている60代の方の体験談を基に「おとなピアノの楽しみ方」についてご紹介します。
これを読めばきっとあなたもピアノを弾きたくなるはずです(*^^*)
もくじ
60歳を過ぎてピアノを始める理由
まず、どんな理由でピアノ始める方が多いのでしょうか?
- 子供のころから憧れていた
- 昔習っていたのでまた再開したい
- 時間ができたので趣味を見つけたい
- 子供が習っていたピアノが家で眠っている
- 孫と一緒に弾きたい(弾いてあげたい)
教室のアンケートによると5つの理由が上位をしめました。
きっと皆さん同じような理由ではないでしょうか?
憧れや興味があって始めてみたいと思うのはとても素敵なことですよね。
しかし「習いたいけど重い腰が上がらない、何からやれば良いか?」と二の足を踏んでいる方もチラホラ…
二の足を踏む一番の理由は
「教室に問い合わせることが億劫で躊躇する」
定年後にピアノを始めるならピアノ教室へ
教室を探す手順は↓
教室を探す→体験レッスンを予約
しかし実は、体験レッスン予約までに時間がかかる方がとても多いのです。
わたしの教室には「1年前から悩んでやっと体験に来ました」なかには「10年以上悩んで」とおっしゃる方が少なくありません。
- 体験レッスンに行って勧誘されたら嫌だな、
- 楽器を買っても続くかどうか。
- 家族にバカにされそう
大人になればなるほど気を病むことが増えるのが原因かもしれませんね。
でも、せっかく興味があってやりたいと思うなら1日でも早い方が良い!
まずは気軽な気持ちで体験レッスンに行ってみましょう!
最近の音楽教室は大手であっても強引な勧誘をするところはほとんどありません。
しかも最近は目的に合わせたいろいろなコースがあります。
- お試し3回コース
- 1レッスンコース
このように手軽に好きな時に好きなだけ通えるコースが豊富にあります。
インターネットで調べれば簡単に情報が得られますが、もしパソコンが苦手であればまずはお近くの大手音楽教室に相談に行かれて下さい。
大手音楽教室の良いところは、コースが豊富で自分の希望に合ったコースを紹介してくれるとこ!
楽器購入のアドバイスもしてくれるので安心して相談できますよ。
できれば複数の教室の体験レッスンを受けてご自分に合った教室を見つけて下さい。
ピアノ(楽器)を用意しよう
ピアノを習うためには楽器が必要ですね。
楽器は大きく分けて2つ
- アコースティックピアノ
- 電子ピアノ
子供が昔弾いていたアコースティックピアノをすでにお持ちの方も多いのでは?
その場合、調律を何年もしていないようであれば必ず調律をして下さい。
ピアノは弾かなとどんどんダメになる楽器です。
何年もほったらかしであれば調律は必須!
楽器店や個人のお教室どちらでも調律師さんを紹介してくれますので相談してください。
参考までに料金の相場は下記の通りです。
項目 | 料金 |
---|---|
アップライトピアノ | 12000円~ |
グランドピアノ | 15000円~ |
ピアノ修理 | 2万~10万円 |
次に、新たに楽器を購入する場合は、予算や状況に応じて選んでください。
指導者の立場としては、断然、アコースティックピアノをおすすめします。
実際は、高機能で種類が豊富な電子ピアノを購入される方が多いです。
- 音量調整ができるので時間、場所を気にせず弾ける
- 内臓の音源で音楽を聴く楽しみもある
- 録音機能で自分の演奏を撮ることができる
- 色々な音が出て楽しい
電子ピアノは、ピアノを弾かない家族も楽しめるという点で利便性がありますね。
できることなら、キーボードは避け10万円~30万円の電子ピアノを購入することをおすすめします。
無理なく楽しむ定年後のピアノライフ
ピアノを習い始めると最初は意気込んでたくさん練習してしまいがちです。
でも、長く続けるのであれば無理なく楽しくが一番大切です。
ピアノを長く楽しむために、ぜひ気を付けて頂きたいことがあります。
- 長時間弾かない(30分以内)
- 練習出来なくても大丈夫
- 小さな目標を持つ
1番大切なことは『練習時間』
ピアノを弾くと最初は力が入り身体が固くなり「肩が痛い、腰が痛い、頭が痛い」と訴える方が少なくありません。
しかし、身体の不調が出るまで練習するなんて絶対にやめて下さい。
練習は毎日することが理想ですが、長時間でなく5分程度でも構いません。
そして練習できない日があっても大丈夫!
練習が義務になっては面白くありませんよね?
「気が向かない日は弾かない」それくらいが長く続けるコツですよ(*^^*)
最後に、少し弾けるようになったら小さな目標を持ちましょう。
- 弾きたい曲を見つける
- 音階に挑戦する
何か目標があると前向きに練習に取り組むことができ上達も早くなります。
大人世代は自分のペースで楽しく続けることがコツですよ!
60歳を過ぎてピアノを再開したAさんのインタビュー
Q.ピアノを再開された理由を教えて下さい。
A.学生時代に教員免許取得のためにピアノを練習しましたが、その後は自分でたまに弾く程度でした。定年を期にもっとピアノを弾きたいと思い40年ぶりに再開しました。
Q.ピアノを再開して大変だったことは何ですか?
A.楽譜はある程度読めるのですが、指が思うように動かないことです。思うように指が回らないとたまにイライラしてしまいます。最近は先生のススメでハノンをやるようにしたらだいぶ改善されました。
Q.ピアノを再開して良かったことは何ですか?
A.生活にハリが出ました。ピアノを再開していなかったら一日家でボーっとしていたかもしれません。ピアノはわたしの生きがいなんですよ。それから、先日孫のピアノ発表会で一緒に連弾も出来たことが一番嬉しかったです。
Q.これからの目標はありますか?
A.ショパンの別れの曲を弾くのが夢です。ブルグミュラーを終えたので少しだけ夢に近づけているような気がします。
定年後にピアノを習う大人世代の習い方と楽しみ方:まとめ
1 60歳を過ぎてピアノを始める理由
2 定年後にピアノを始めるならピアノ教室へ
3 ピアノを用意しよう
4 無理なく楽しむ定年後のピアノライフ
5 60歳を過ぎてピアノを再開したAさんのインタビュー
ピアノを始めるのに年齢は関係ありません。
ぜひ素敵なピアノライフを始めて下さい。