ピアノ教室に通う子供の男女比率は?違いや特徴を比べてみました
こんにちは。広島市安佐南区❛GRIT❜ やり抜く力を育てるピアノ教室 横山美和ピアノ教室です♪
以前はピアノといえば女の子の習い事の定番でしたよね。
しかし、今は「ピアノ男子」という言葉があるほど男性のピアノ人口も増えています。
例えば、男の子が合唱の伴奏をする
8割(女子の割合19.3%)が男子学生の東大生のピアノ経験者は2人に1人など…
男の子がピアノを弾くことは珍しくありませんね。
それでは、ピアノを習うこと、弾くことにおいて男女別にどのような差、特徴があるのでしょうか?
ピアノ教室に通う子供の男女別の違いや特徴についてお話しします。
もくじ
ピアノを習う子供の男女比率
ピアノ経験者男女比率をインターネット上で調べると
男:女 1:5 あるいは 1:6
わたしが指導している生徒は4割が男の子ですので大体同じくらいです。
もちろん、お教室によって差があり男の子がとても多いお教室もあるでしょう。
教室によって差が出るのは、地域差や口コミで男の子のお友達が多いなどが考えられます。
男の子が増えてきたとはいえ、まだまだ習い事としては女の子が多い印象ですね。
しかし、プロピアニストとなると話が変わってきます。
国際コンクールの入賞者の男女比率についておもしろい文献をみつけました↓
クリストファー・ドニソン(Christopher Donison)氏(1998年)は、大学において、一般的に男子学生より女子学生の数が極めて多いことを考えると、上位レベルでの女性のピアノコンクールの入賞者の割合が比較的少ないことについて意見を述べています。
過去半世紀にわたっていくつかの国際的なピアノコンクールでの入賞者を見直すと、これらのコンクールうちの2つを除いたすべての入賞者の間で、女性よりも男性の数が実際に多くなっています。これらのコンクールのほとんどで、コンクールの年全てにわたって女性の入賞者の割合が16%から25%までの範囲となっています。
ショパン国際ピアノコンクールにおいては女性がそれ以上の成功を収めており、入賞者の39%を構成しています。しかしながら、これらのコンクールそれぞれの優勝者で見ると、ほとんどの場合で女性の割合はさらに少なくなっています。
一方、バッハ国際コンクールと(17歳以上の年齢区分の)モーツァルト国際コンクールでは、入賞者の間では女性の数が男性よりも多く、バッハやモーツァルトを演奏する際には男女がはるかに公平な条件にある可能性を示唆しています。
国際コンクールにおける女性の入賞者率の平均は28%と圧倒的に少ないのです。
国際的に活躍するためには、身体の問題など様々な要因があるためここでは深く掘り下げませんが…
まず、日本ではピアノを習う比率が【1:5~6】に対して、欧米では【1:1~2】と男性でピアノを嗜む人が多いということ
世界的にみれば男性のピアノ率は高いのです。
もう一つは、体型の問題。
ピアノはもともと男性のために作られた楽器です。
強靭な肉体が必要なパワー楽器であることから、成人した男女が競うとどうしても男性優位になってしまうのかなと・・・
ピアノ教室での男の子と女の子の違い
では、一般的にピアノを趣味として習う子供たちには男女差でどのような違いがあるのか?
統計学で考えられる主な男女の特徴は次の通りです。
なんとなく納得できませんか(;^_^A???
わたしはこれを見て、レッスン中の男の子、女の子の特徴そのものだなと思いました!
ピアノを習得する段階で男女別にどのような違いがあるのか具体的にお話しします。
※男女差以外に個人差ももちろん関係していますので、一概に男女差と言えない部分もあります。 あくまでも、平均的な見方としてお読みください。
ピアノレッスンから考える男女の具体例
①音読み
- 男の子・・・理論的に理解する傾向
- 女の子・・・感覚的に理解する傾向
男の子は、「線・間・線・間」「上がる、下がる」「線から線に移ると3度」など、頭で理解しながら音読みをしていく傾向。
女の子は、全体像を捉え、視覚的に音符の高低を読みながら進める傾向。
②リズム
- 男の子・・・ややリズム感に乏しい子も多い、まねるより、音符を見せてたたく方が理解しやすい。
- 女の子・・・まねる、身体で感じる方が理解しやすい
男の子は、音符の長さなど時間的に理解した方が良い場合がある
女の子は、まねてたたく他に、自ら創作させるなど、角度を変えて理解させる方がよい
③テクニック
- 男の子・・・手先が不器用
- 女の子・・・手先が器用
男女差より個人差が大きとは思いますが・・・(;’∀’)
女の子の方が、難しい曲を早い段階で弾けるようになる確率が高い。
指先の感覚や、動きの機敏差に関しても特に幼少期は女の子の方が発達しているように感じます。
関節がしっかりするのも女の子の方が早い傾向にあるそうですよ‼
しかし、ある程度年齢が上がると、骨格が男女ではまるで違ってきます。
スポーツでも男の子の方が、走るスピード、ジャンプ力、握力など女の子よりも強くなりますね。
ピアノでも、「より太く厚みのある音を出す」「和音をしっかりと鳴らす」などは男の子の方が楽に出せるようになります。
ピアノ教室でみる男女の特徴
ここからは番外編、ピアノレッスンあるあるとしてお読みください(*^-^*)
・少々怒られてもへこたれない
・発表会の曲決めの際、特に拘りがなくすぐ決まる
・褒めると伸びる
・歌や体で表現することが苦手
・チャレンジより確実性を選択しがち
・暗譜が早い
・初見が苦手
男の子は、活発で不器用なのが特徴だなと思います。
発表会の曲決めは「なんでも良いよ」「難しいのは失敗すると嫌だからやめてね」と無難な道を選びがち(;’∀’)
意外とナイーブなのは男の子の方です。
その場では平気なフリをしていても意外と傷つきやすい(´;ω;`)
自尊心を気付付けないようにレッスンすることを心掛けています。
・一度ふてくされると機嫌が直るまで時間がかかる
・人前に立つことが好き
・曲選びに拘りがある
・曲を全体で捉えることがうまい
・身体や音で表現することが得意
・難しいことに挑戦したい
女の子は感情的で器用な印象です。
チャレンジ精神や人前で目立ちたい気持ちも強いでので、発表会の曲選びも真剣‼
気分屋な一面もあるので、怒られるとその後しばらく不機嫌なこともありますが、後を引かないのは女の子かなと思います。
年齢関係なく女性はたくましいですね(;^_^A
男の子も女の子もそれぞれ特徴があります。
成長とともにプラス面を伸ばし、マイナス面を補えるようになることに男女差はありません。
ピアノを通して、どの子も長所短所を自覚して上手く自分と付き合えるようになって欲しいです。
ピアノ教室に通う子供の男女比率は?違いや特徴を比べてみました:まとめ
1 ピアノを習う子供の男女比率
2 ピアノ教室での男の子と女の子の違い
3 ピアノレッスンから考える男女の具体例
4 ピアノ教室でみる男女の特徴
男女関係なくピアノに親しむことは素敵なことです。
今からの時代ピアノ愛好者の男女比に差がなくなることは間違いありません。
生きづらくなる世の中だからこそ、音楽が万人にとって心の拠り所となるよう願うばかりです。