広島市安佐南区♪ピアノレッスン

ピアノコンクールに初挑戦。結果より過程が大切だけどやっぱり入賞すると嬉しいよね!

2022/03/12
 
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4歳からピアノを始める。広島音楽高等学校、エリザベト音楽大学音楽学部卒業。 第5回九州音楽コンクール最優秀賞、第15回全日本ソリストコンクール優秀賞他多数の受賞歴あり。 これまでに県内外でソロ、室内楽の演奏会を開催。また、室内楽奏者として5年に渡りヴァイオリン奏者の井後勝彦氏とヴァイオリンとピアノのための作品を研究し毎月演奏会を開催。5年で取り上げた楽曲は約80曲に及ぶ。ピアノ指導歴20年。
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こんにちは。横山美和ピアノ音楽教室です。

子供のピアノコンクールについては賛否両論あると思いますが、私はコンクール賛成派です!

もちろん誰にでも参加をおすすめするわけではなく、一定条件がそろえばということです。

今回はコンクールに初挑戦したYちゃんの様子と子供のコンクールについて私の考えをお伝えできればと思います。

 

コンクール参加をすすめる条件とは?

私は全員にコンクールをおすすめするわけではありません。

それは、子供の性格、ピアノを弾く目的がそれぞれ違うからです。

コンクールには向き不向きがあり、また、個々によって参加に適する時期があると思います。

 

例えば、コンクールがプレッシャーに感じる子には絶対におすすめしません。

とても技術的、音楽的に素晴らしい演奏をする子供であっても、本人が負担になるようであれば意味がありません。

せっかく楽しんでピアノ弾いているのに、「コンクール」が原因でやめてしまうなんてことも起こり得るのです。

 

では、私がコンクール参加をすすめる条件としていることは何か?

  • 本人に参加の意思がある
  • 日々コツコツ努力をしている(一定時間の練習ができる)
  • 保護者の理解がある
  • 入賞することが目的ではなく過程を楽しみながら準備できる

主にこの4つです。

 

本人に参加の意思がある

一番重要です。

私はコンクールをすすめる際、保護者の方ではなく本人にまず参加の意思を確認します。

もちろん、本人が「出たい」と思っても最終的にはご両親のお考えがありますので、ご家族で話し合って頂きます。

どちらにしても、本人に興味がない、出たくないと言えばそれ以上すすめることはしません(;^ω^)

 

日々コツコツ努力をしている(一定時間の練習ができる)

ピアノは毎日の練習がとても大事な習い事です。

  • 発表会の前だけ練習する。
  • コンクールに出るからがんばる。

 

日々、地道な努力ができないのに、何でも出たがる方が稀にいらっしゃいます。

そのような方にはコンクールをすすめることは致しません。

もし、コンクールに出たいのであれば、まずは毎日の練習習慣を身に付けることが先!お話しします。

 

保護者の理解がある

子供の参加意思を確認した後、もう一つ大事なことがあります。

それはご両親の理解です。

 

コンクールは、順位がつくものです。

「参加するからには入賞したい」と思うのは当然のことだと思います。

しかし、それに拘りすぎて子供が疲弊してしまっては元も子もありませんΣ( ̄ロ ̄lll)

 

主に、ご両親にご理解頂くことは次の3つ!

  • 結果より過程
  • 必要以上に子供に期待しない
  • 適切なサポートをする

 

一番重要なのは「結果より過程」要するに、人事を尽くして天命を待つです。

 

コンクールに参加するメリットは、

「ピアノ演奏力の向上」

「目標に向かって挑戦するチャレンジ精神を育むこと」

 

これはどなたにも当てはまります。

一つの目標に向かって一定期間を費やすことで実力が上がることは間違いありません。

 

しかし、だからと言って全員が入賞できるわけではありません。

  • 当日のコンディション
  • 審査員の好み
  • 演奏順…

本人の演奏が良くても様々な条件が重ならないと入賞できないことも多いのがコンクールです。

コンクールはあくまでも「力を付けること・経験すること」目的はこの2つであることをご理解頂きます。

 

次に、子供に過度の期待をしないでくださいとお願いします。

 

練習しないと入賞しないでしょ!
コンクールにでるのに練習はこれだけそれじゃ入賞できない。
入賞した子の演奏と同じように弾きなさい!

 

このように「入賞」という言葉は禁句です!

もし、子供が入賞しなかったときにそれがトラウマになることもあります。

 

声掛けをするのであれば、普段通り!

練習の時間よ!
今日は練習しなくて良いの?

でお願いします。

 

最後に、期待は必要ありませんが、サポートはお願いしています。

  • コンクールの申し込み
  • 当日の引率や舞台の準備

これはご両親にお願いしています。

 

私が手続きすることは簡単ですが、ご両親にお願いすることで一緒に参加している意識を持って頂きたいからです。

また、コンクールの曲は普段より練習期間が長く、細かいレッスンをしていきます。

幼児や低学年の場合、子供一人で覚えきれないこともあるので、必要に応じてレッスンに付き添って頂くこともあります。

 

以上のような条件を満たした上で、コンクールの参加を推奨しています。

 

いざ、参加が決まったら私も全力疾走!

本人やご両親には「結果は二の次」とお伝えしますが、指導者の私は結果が出るつもりで指導します。

結果を気にするなと言ってもやっぱり入賞できれば嬉しいと思います。

ですので、結果を気にするのは指導者のみ!

これが私のコンクールポリシーです。

 

コンクールに初挑戦したYちゃん

Yちゃんは、真面目にコツコツ練習する生徒です。

でも少し自信がなさそうだなと感じていました。

せっかくピアノを習っているので、ピアノが彼女の自信に繋がれば良いなと感じたのでコンクールをすすめてみました。

 

彼女の答えは「やってみたい!」と即答。

ご両親にも理解頂き、コンクールに向けての挑戦が始まりました。

 

Yちゃんの良いところは、注意されたことを理解し直そうと努力する姿勢です。

一生懸命練習して日に日に演奏はよくなりました。

 

今回Yちゃんが参加したコンクールは動画審査でした。

 

納得いくまで何度も撮影したのですが、撮影を繰り返すうちに彼女に変化が見られました。

本人が「今のはここがダメ」「ここは良いけど最後がダメ」などちゃんと自分で分析できるようになりました。

 

最後に提出する動画を選ぶ時は、私と彼女の意見が一致したので「あぁ~ちゃんと分かってるんだな」と感心したほどです。

 

そして、これまでの努力を認め、結果は分からないけど私にとっては100点満点だよと伝えました。

 

さて…先日、結果が発表されました。

 

 

 

見事「銅賞」に入賞されました。

ピアノコンクール入賞

初挑戦で結果が出たことは彼女の努力の賜物!

Yちゃん、ご両親ともに大喜びしてくれ私もとても嬉しかったです。

 

今回のコンクール参加は彼女の自信に繋がったのではないかなと思います。

このように、コンクール参加が子供にとってプラスになるのであればどんどん活用するべきだと思います。

 

Yちゃん本当におめでとう(*^-^*)

コンクール入賞

ピアノコンクールに初挑戦。結果より過程が大切だけどやっぱり入賞すると嬉しいよね!:まとめ

1 コンクール参加をすすめる条件とは?
2 コンクールに初挑戦したYちゃん

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4歳からピアノを始める。広島音楽高等学校、エリザベト音楽大学音楽学部卒業。 第5回九州音楽コンクール最優秀賞、第15回全日本ソリストコンクール優秀賞他多数の受賞歴あり。 これまでに県内外でソロ、室内楽の演奏会を開催。また、室内楽奏者として5年に渡りヴァイオリン奏者の井後勝彦氏とヴァイオリンとピアノのための作品を研究し毎月演奏会を開催。5年で取り上げた楽曲は約80曲に及ぶ。ピアノ指導歴20年。
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