子供がピアノを嫌がる原因に!絶対言ってはいけない5つのNGワード
こんにちは。広島市安佐南区 横山美和ピアノ音楽教室です♪
お子さん自身が「やりたい!」と言ってピアノを習い始めたものの、最近ピアノを嫌がるようになったというお悩みはありませんか?
例えば、レッスンが進むにつれて練習を拒んだり、ピアノを辞めたいと言い出すことがあります。
- レッスンの進度が上がり難しくなっている
- ピアノに飽きてきている
- 親御さんに怒られながら練習するのが苦痛
理由は多々ありますが、その中でも、お子さんに上手くなって欲しいと思うあまり、親御さんが無意識に発している言葉がピアノ嫌いにしている可能性があるのです。
今回は、子供をピアノ嫌いにさせないために絶対禁句の5つのNGワードとOKワードについてお伝えします。
もくじ
ピアノ練習中についつい言ってしまう5つのNGワード
ついつい口に出してしまう、言葉ってありますよね?
良かれと思って発しているその言葉。
実はお子さんに大きなダメージを与えているかもしれません。
①ピアノ練習後に「えっ?それで終わり?」
たとえ5分でも、練習習慣が身に付いていない子供や、ピアノが嫌になっている時期にとっては貴重な5分です。
本人としては、気乗りしない練習を一生懸命頑張った。
しかし、パパやママから「もう終わり?それだけ?」と言われるとショックなはず。
「練習したのに、どうしてまだ責めるの?」とますます反抗心が沸いてきます。
これではやる気を損ねる一方…
時間よりも練習した事実を認めた上げましょう。
・毎日頑張っているね!その調子!
②間違えてばかりじゃない!まだその曲合格しないの?
お子さんが練習中に同じ箇所を何度も間違っていると気になりますよね(;^_^A
「なんでできないんだろう?」と思い、悪気はなくても「間違えてばかりじゃない?」と言っていませんか?
弾けなくて悲しい気持ちになっているのは他でもない本人。
それなのに責められるようなことを言われるととどんどん落ち込んできますよね。
また、なかなあ合格しない曲について「いつまでその曲弾くの?まだ合格しないの?」と言うのもNGワード。
自分はいつまで経っても弾けないんだと自己肯定感を下げてしまい兼ねません。
何で?どうして?と責めるより、弾けないところは反復練習をすすめる。
いつまで弾くの?まだ合格しないの?ではなくきっと大丈夫、上手くいくと励ますような言葉かけをしましょう。
・ここは難しいから何度も繰り返してごらん
・間違うところに印をしてみたら?
・これだけ練習したのだからきっと次は合格だよ!
・この曲素敵だからママはずっと聴いていたいな
➂練習しないなら○○するよ‼
練習しない子供に対して一番言いがちなワードです。
- 練習しないならピアノを捨てるよ‼
- 練習しないならピアノを売るよ‼
- 練習しないならおやつはなし!
- 練習しないなら遊ばせない!
これらすべて脅迫ですΣ( ̄ロ ̄lll)
脅迫めいた言葉は始めのうちは効果があるかもしれません。
でも、嫌々練習する習慣が付き、仕方なくピアノを弾く状態だといずれ子供に限界が来ます。
脅して練習させても決して良いことはありません。
しかし、この脅迫ワードは発想転換させて使えばOK(*^^*)
「ピアノを売る」→「ピアノが弾いてくれなくて悲しんでいるよ」
「おやつなし」→「練習が終わったら美味しいケーキを食べよう」
脅迫めいた言葉は絶対NG!発想を変えたワードで責めましょう‼
・ピアノは弾いてくれないと悲しくて家出しちゃうかもよ
・練習が終わったら公園でおもいっきり遊ぼう
④○○ちゃんは弾けているのに何でできないの?
他人と比べることは子供の自尊心を傷つけます。
上達の早い子を見ると親として気になってつい比べてしまうこともあるかもしれません。
しかし、他人と比較されることでやる気をなくし、自分はいくら弾いたって上手にならないんだと感じればピアノが嫌いになりますよね?
また、よくあるのが兄弟姉妹で比べてしまうケース。
他人と比べるよりも身近な子供同士で比較されることほど傷つくことはありません。
「お姉ちゃんはたくさん練習するのに…」
「妹はどんどん弾けるようになるのに…」
兄弟姉妹間の比較は一番目に見えやすいので、つい比べてしまう…
ピアノの進度は個人差があります。
兄弟であっても上達の早い子と遅咲きの子がいます。
- 譜読みが早い子
- 音が綺麗な子
- リズム感が良い子
- 真面目に努力する子
一人一人長所があるので、一概に教本のスピードだけを見ても何の意味もありません。
ピアノだけでなく他人との比較は無意味です。
比較するなら過去の自分と覚えておいてください。
・前より譜読みが早くなったね
・リズム感が前より良くなった
・こんな難しい曲いつの間に弾けるようになったの?
・昨日より早く弾けるようになっている
⑤練習しないならもう辞めなさい
- やる気の失せている
- ピアノに飽きている
- 努力から逃げている
このような時に「辞めなさい!」と言うと…
本当に辞めます。
もちろん、本当に辞めて欲しいのであれば問題ないのかもしれませんが…
練習しない子供、やる気のない子供はどう思うでしょう???
「やめれるぞ~!ラッキー(*^^)v」なんて思うでしょう。
しかし、これで本当に良いのでしょうか?
「面倒くさいことはやらない!逃げちゃえばいいんだ」
今後の人生で努力することから逃げるクセがついてしまうかもしれません。
精一杯努力した結果、やはり向いていない、好きではないと思った時はやめてもよい。
しかし「努力、継続する力」を養う前に逃げてしまうのはとても残念です。
練習しない子供にイライラ、お月謝も勿体ないと思う気持ちも大変よく分かります。
しかし、練習する努力をした上で「辞める」ことについて考えても遅くないはないのでは?
まずは、練習しない理由を話し合い改善策を考えてみましょう。
意外と簡単に解決できるかもしれませんよ。
・どうして練習したくないの?
・どうやったら練習できる?
子供をピアノ嫌いにしないために言葉を意識する
「ピアノが嫌だな、練習面倒くさいな」
ピアノを習っていれば、多かれ少なかれ出てくる問題。
親としては常にモチベーションを高く持ち、早く上達して欲しいと思うでしょう。
しかし、そんな思いからついついNGワードを言ってしまうかもしれません。
イライラしてきたら、一呼吸おいてお子さんがやる気になるプラスの言葉を考えて見て下さい。
きっとお互い気持ちよくピアノに向かうことが出来るのではないでしょうか?
何か言いたくなったら、少し考えて言葉選びをしてみて下さいね!(^^)!
子供がピアノを嫌がる原因に!絶対言ってはいけない5つのNGワード
1 ピアノ練習中についつい言ってしまう5つのNGワード
2 ①ピアノ練習後に「えっ?それで終わり?」
3 ②間違えてばかりじゃない!まだその曲合格しないの?
4 ➂練習しないなら○○するよ‼
5 ④○○ちゃんは弾けているのに何でできないの?
6 ⑤練習しないならもう辞めなさい
7 子供をピアノ嫌いにしないために言葉を意識する
「言葉」はとても大切です。
ついつい言ってしまいがちな口癖がお子さんのやる気を阻害しているかもしれません。
ぜひ一度振り返ってみて下さい。