ピアノ教室で上達が速い子供の親はピアノを弾ける?弾けない?

こんにちは。広島市安佐南区、❛GRIT❜やり抜く力を育てるピアノ教室 横山美和ピアノ教室です♪
お子様がピアノレッスンに通うことになった時、親御さんが不安に思うことは色々ありますよね。
その中でもよく聞かれること。

親御さん自身がピアノを弾けない、楽譜も読めないとお子様に教えることができないのでは?
と不安思われる方がいらっしゃいます。
でも、ピアノが弾けないことはお子様にとってデメリットなのでしょうか?
今回は、ご両親の楽器経験がお子様の上達に関係あるのかについてお伝えします。
もくじ
子供のピアノ上達に親は関係するのか?
「親がピアノを弾けないので、自宅で子どもに教えられない。それでは子どもの上達が遅れるのではないか?」
とご心配の親御さん。
では、伺います‼
バリバリピアノが弾ける親御さんのお子様は、全員ピアニストのように弾けますか?
決してそんなことはないですよね‼
実際、わたしの母はピアノを半年ほどで断念し、楽譜も音楽の授業で習った程度、父にいたっては
自称歌がうまいと思い込んでいる完璧なオンチΣ( ̄ロ ̄lll)
そんな環境でも、わたしは4歳からピアノを始め、曲がりなりにも、音楽大学を卒業し、ピアノで生計を立てています。
そう‼
親御さんがピアノを弾けることが上達の要では決してないのです。
親がピアノを弾けるメリット
しかし、ピアノが弾ける、他の楽器をやっていたので楽譜が読める、ということはマイナス要因ではありません。
それでは、親御さんがピアノを弾ける場合どんなメリットがあるのでしょう?
- 自宅で子どもの間違いに気付き直すことができる
- 自宅練習の大切さを知っている
- 先生と相談してより良いレッスンを一緒に考えることができる
自宅練習中に間違った音やリズムで練習していた場合、それを指摘することができますね。
これにより、お子様は1週間、間違った練習をしなくて済むので曲の仕上がりが早くなることがあります。
経験者は語るではありませんが、ご自身がピアノを習われていたのなら自宅での練習がいかに大切かを知っているはず。
だからこそ、毎日練習するための環境作りに積極的に取り組めます。
毎日練習=ピアノをならうためには必須条件
を理解されているとお子様の練習習慣が身につきやすく、結果上達も早くなります。
これは、先生や親御さんのお考えにより賛否両論ありますが…
ご両親がコーチとしてサポート役の第二の先生となれる場合があります。
特に小さなお子様の場合、週1回のレッスンをすべて理解することは難しく、ご両親のフォローがあることはメリット。
しかし、これはケースバイケース‼
お子様によっては、ご両親サポートが重く、ピアノが嫌になってしまう場合もあるので難しいところ…
親がピアノを弾けないメリット
では、逆にご両親がピアノを弾けない場合のメリットをご紹介しましょう。
弾けないことがメリット???と不思議に思われましたか?
でも、メリットはあります!
- お子様の成長過程を感じやすい
- お子様の自主性を育みやすい
- 親子喧嘩が少ない
これは指導者の立場からになりますが…
ご両親がピアノを弾けない場合、間違って練習してくることが多い。
でも、その間違えが少なくなった時、直った時、お子様自信が理解したということが一目瞭然なんです。
お家でご両親からサポートを受けていると、お子様自身がちゃんと理解できいているのか?
正直、分かりにくい…(;^_^A
それに比べて、お子様自身で練習している場合、ペースは遅くても確実に理解したことが分かります。
自ら練習するまで、時間はかかりますが、親に頼らない、自分でやるんだ!という気持ちになりやすいのもメリット。
また、ご両親のサポートが少ない分
「パパ、ママよりわたしの方が上手に弾けるんだ!」
「一人でここまで弾けるようになったんだ!」
という自己肯定感を持ちやすくなります。
ご両親がピアノを弾ける場合、どうしてもお子様の間違えが気になることが多く、つい口うるさくなってしまうというご相談を受けます。
その点、ピアノが弾けな場合、間違えが気になるということは少ないですよね‼
一先ず、毎日ピアノに向かっているのでOK♪
という心持ちで接することが出来るのも大きなメリットです。
ピアノが「弾ける・弾けない」どちらにも大切なこと
ご両親がピアノを弾ける弾けないが、お子様のピアノ上達に関係することはないと言って良いでしょう。
弾ける、弾けない双方にメリットがあり、また、お子様の性格によってご両親との関わり方は様々です。
余談ですが…
わたしの母はピアノに関してほぼ口出ししませんでした。
「練習しなさい」ともあまり言われなかった。
レッスンで怒られ泣いて帰っても、自業自得だと思っていたのか、慰めることもなかったな…(-_-;)
父は終始無関心で、発表会にも一度も来なかったけど、わたしが辞めようかなと悩んだとき
「辞めるならピアノは売る」
「一度やると言ったなら最後まで続けろ‼」
という姿勢を崩さず、ピアノは辞めたいけど、売られるのは嫌だ。と思ったわたしは結局続ける道を選びました。
二人とも、応援し、続ける環境を作ることでわたしをサポートしてくれたと、本当に感謝しています。
結局、弾ける、弾けないことよりも、お子様にとって一番良い方法でサポートするということが何より大切ではないでしょうか?
◎弾けることは上達に関係ありません。
でも、弾けることでピアノを通してお子様とコミュニケーションを取りながら上達のサポートができます。
◎弾けないことは上達に関係ありません。
でも、弾けないからこそ、お子様の自主性は身につき、成長に気付きやすくなります。
まずは、お子様にとって何が一番のサポートになるか考えて見てください。
ピアノ教室で上達が速い子供の親はピアノを弾ける?弾けない?:まとめ
1 子供のピアノ上達に親は関係するのか?
2 親がピアノを弾けるメリット
3 親がピアノを弾けないメリット
4 ピアノが「弾ける・弾けない」どちらにも大切なこと
ピアノが弾ける、弾けないは関係ない。
お子様に寄り添い、ベストなサポートすることが何より大切なことです。