広島市安佐南区・ピアノレッスン

子供の発表会まで1ヶ月!中級者の子供がお家でできることとは?

2022/05/05
 
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4歳からピアノを始める。広島音楽高等学校、エリザベト音楽大学音楽学部卒業。 第5回九州音楽コンクール最優秀賞、第15回全日本ソリストコンクール優秀賞他多数の受賞歴あり。 これまでに県内外でソロ、室内楽の演奏会を開催。また、室内楽奏者として5年に渡りヴァイオリン奏者の井後勝彦氏とヴァイオリンとピアノのための作品を研究し毎月演奏会を開催。5年で取り上げた楽曲は約80曲に及ぶ。ピアノ指導歴20年。
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こんにちは。広島市安佐南区❛GRIT❜ やり抜く力を育てるピアノ教室 横山美和ピアノ音楽教室です♪

ピアノ教室の一大イベントと言えば…??

「ピアノ発表会」!

 

日ごろの練習の成果を発揮できる場であり練習にも力が入りますよね。

 

発表会1ヶ月前と言えば、ほぼ曲が仕上がり、暗譜を頑張っているなんて時期かもしれません。

でも、一か月あればまだまだ出来ることがたくさんあります!

 

今回は、ピアノ中級者の子供が一か月前にお家でできることについてお話しします。

 

発表会1か月前のチェックポイント

今回は初心者の子供ではなく、ブルグミュラー程度が弾ける中級者を対象としてお話しします。

 

【チェックポイント】
  • 弾けないところがないか?
  • どんな演奏がしたいか?
  • 暗譜が確実にできているか?

 

弾けない個所がないか?

弾けてない個所、弾きにくい箇所はないですか?

  • いつも同じところで弾き直す
  • 指が上手く回らない

人前で演奏するのであれば、極力ミスをしない演奏を目指したいですよね?

特に「弾き直す」という行為は、露骨にミスが目立ってしまいます。

 

練習で何度も止まったり、弾き直す箇所をそのままにするとほぼ100%本番でも間違います(-_-;)

そればかりか、ミスに動揺していつも弾けるところまで上手くいかない可能性も…

 

では、どのように練習すれば良いでしょうか?

 

  1. 弾き直す箇所に印をする
  2. 部分練習の徹底
  3. ゆっくりからやり直す

 

ある程度曲が仕上がっている場合、どうしても「通し弾き」をしてしまいがち…

 

しかし、それは絶対ダメ!

 

弾き直す箇所を必ず視覚化しましょう↓

 シールを貼る、色鉛筆で囲む、付せんを付けるなど。 

 

そして、徹底的に部分練習です。

1小節単位で、ゆっくり、弾きましょう!

 

残念ながら一度間違って身体が覚えてしまうと、直すのに時間がかかります。

 

それを克服するには???

 

「ゆっくり、時間をかけて、回数こなす」

 

これが一番の近道!

子供は嫌がるかもしれませんが、ぜひ、ご両親が上手く促してあげて下さい!

 

どんな演奏がしたいか?

「楽譜通り弾いている」では演奏とは言えません。

そうならないために一度、曲について家族で話し合う場を持つことをおすすめします。

 

この曲はどんな感じ?

 

楽しい感じだよ
楽しい感じね!それじゃ、○○ちゃんが楽しい時はどんな時?
公園で遊ぶ時!
確かに!公園で遊ぶのは楽しいよね!
この曲も公園で楽しく遊んでいる感じに弾けると良いよね?
うん!
じゃ、この曲の感じは、公園でどんなことをしていると思う?
ぶらんこに乗っている時みたい!
そっか、ぶらんこで揺れて楽しい感じが伝わるように弾いてみようか!

 

まず、曲にイメージを持たせ、子供の身近で起きていることと音楽を結びつけると良いでしょう。

  • トランポリンで飛んでいる感じ
  • お母さんに怒られて悲しい感じ
  • 大好きなシュークリームのクリームだけすする感じ

 

どんどんイメージを膨らませてあげると子供は素直に曲に反映できます!

イメージに正解はありません。

子供の想像力をしっかり刺激してあげましょう(*^^)

 

暗譜が確実にできているか?

発表会=暗譜

これは避けて通れない…(´;ω;`)

(先生のお考えで暗譜ではなくても良いというお教室もあります)

 

お家やレッスンでは「絶対に大丈夫」と思っていても、緊張やハプニングで本番は何が起こるか分かりません。

何か起こったときに、冷静に対応するために暗譜は200%の状態にしたいものです。

 

さて、暗譜練習はどのようにされていますか?

  • 長期間弾いていたので勝手に覚えた
  • 最初から最後まで何度も弾いて覚えている

 

実は、この2つは危険な暗譜。

 

「身体が覚えてしまった」というのは、リラックス状態で弾いている場合は大丈夫かもしれません。

しかし、緊張すると頭が真っ白Σ( ̄ロ ̄lll)

な~んてことはよくあります!

 

そして、「通して弾く暗譜練習」は、途中で止まった場合、最初に戻るしか術がなく永遠に曲が終わらないなんてことも…

これを回避するためには、どこからでも入れる暗譜を身に付けることです。

 

最初は、部分ごと、フレーズごと、楽節ごとなど区切りの良いところから暗譜しましょう。

次に、フレーズの途中など、どこからでも入れるよう練習します。

 

これを繰り返すことで、楽曲中にヒントをたくさん作ることが出来ます。

ヒントがあれば、万が一止まっても安心ですね!

 

お家リハーサルのすすめ

お家でピアノリハーサル

最後にもう一つ!

お家リハーサルをして見ましょう。

お客さんは、ご両親、おじいちゃん、おばあちゃん、ご兄弟、お友達。

発表会と同じ衣装で演奏します。

緊張感も持て、良い練習になります。

 

この時、どんなに失敗してもマイナスな言葉かけはしないでください。

発表会でも失敗するというトラウマを持ってしまってはいけません。

「良かったよ、上手!」

「まだまだ練習できるから、発表会はもっと上手く弾けるね」

 

明るく、前向きに捉えられるよう大きな拍手と言葉かけをお願いします。

 

子供の発表会まで1ヶ月!中級者の子供がお家でできることとは?:まとめ

今回のポイント

1 発表会1か月前のチェックポイント
2 弾けないところがないか?
3 どんな演奏がしたいか?
4 暗譜が確実にできているか?
5 お家リハーサルのすすめ

1ヶ月あれば、演奏はまだまだ良くなります。

ラストスパートで頑張って下さい。

 

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4歳からピアノを始める。広島音楽高等学校、エリザベト音楽大学音楽学部卒業。 第5回九州音楽コンクール最優秀賞、第15回全日本ソリストコンクール優秀賞他多数の受賞歴あり。 これまでに県内外でソロ、室内楽の演奏会を開催。また、室内楽奏者として5年に渡りヴァイオリン奏者の井後勝彦氏とヴァイオリンとピアノのための作品を研究し毎月演奏会を開催。5年で取り上げた楽曲は約80曲に及ぶ。ピアノ指導歴20年。
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