譜読みが苦手なお子さんは音階の上がる下がるがちゃんと言えますか?
こんにちは。広島市安佐南区 横山美和ピアノ音楽教室です。
「子供の譜読みがなかなか早くならない、いつまで経っても音が読めない」というご相談を受けました。
譜読み力はピアノを弾く上で、必ず身に付けないといけないスキルです。
譜読みの早い遅いに関しては、様々な原因が考えられます。
- もともとの能力(得意、不得意)
- 練習量
- 理解力
個々により原因は違うので対策は一つではありません。
あえて一つ挙げるとすると、多くのお子さんに共通する課題として、「音階の上行、下行」がスムーズに言えないということがあります。
今回は、譜読みが苦手なお子さんに試して頂きたい譜読みトレーニングについてお話しします。
音階を理解する
譜読みが苦手なお子さんは次のように音階が唱えられますか?
ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ・ド
ド~ドまでの音階を言うことは、ピアノを習っていなくても多くのお子さんが知っています
しかし、
- 「ド・シ・ラ・ソ・ファ・ミ・レ・ド」は言えない
- 「レ~、シ~…」などド以外の音からだと上行、下行共に言えない
そんなわけない?と思われるかもしれませんが、実は9割のお子さんが最初は言えません。
しかも、ピアノを習って数年経っていても、上行、下行が分からない子がいます。
その場合、往々にして譜読みが苦手(;^_^A
譜読みができないを克服するための最初の一歩はまず、音階を理解することだと思います。
どこでもできる「音階ブツブツ」に挑戦!
音階を理解するための簡単なトレーニングをご紹介します。
- ド~上行で唱えていく「ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ・ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ~」
- ド~下行で唱えていく「ド・シ・ラ・ソ・ファ・ミ・レ・ド・シ・ラ・ソ・ファ・ミ~」
- ド以外から唱える「ミ・ファ・ソ・ラ・シ・ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ・ド・レ~」(下行も同様)
これだけです!
常にブツブツ唱えるだけでOK。
これなら場所を問わず、どこでもできますよね?
- 車で移動中
- お風呂の中
- トイレの中
- 幼稚園に行く途中
大切なのは「練習」とするのではなく、遊びの延長として、ご両親も一緒にやって下さい。
呪文のようにブツブツ言うだけで結構効果があります。
もしかすると「これくらいできるでしょ?」と思われる親御さんもいらっしゃるかもしれませんね…
しかし、ビックリするほどできません( ̄▽ ̄;)
特に、下行形やド以外の音からは必ず途中でおかしくなるんです(;’∀’)
最初は、間違えることも多いですが、その時は「えぇ~おかしくなっちゃったよ」と笑いに変えましょう!
たまに、ご両親がわざと間違えると子供は得意になってやってくれますよ(*^^*)
そして最後に!
決して「また間違って!いつになったらできるの?」などと叱らないようお願いします。
怒られると子供は萎縮してしまい、ますますできなくなってしまい兼ねません…。
何でも、焦らず気長に!
きちんとコツコツやっていれば、譜読みは必ず出来るようになります。
まずは、お子さんが楽しんで音階を覚えられるこの方法をぜひお試しください。
今日の一言