ピアノ講師が実践する幼児に分かる伝え方!3つのポイント!
こんにちは。広島市安佐南区 横山美和ピアノ音楽教室です♪
ピアノを習うのであれば、レッスンで習ったことを、きちんと理解して欲しいと思いますよね?
しかし、小さなお子さんの場合、レッスンで大事なことを伝えても、じっかり伝わっていないことがよくあります。
理想は、お子さんが集中して先生の話しをよく理解し、尚且つ、楽しく、ピアノに取り組めるようにすること。
すぐに上手くいくとは限りませんが、少しでも生徒に伝わりやすいよう、日々私が心掛けている「伝え方3つのポイント」についてお話しします。
お家練習にも役立つ方法ですので、ぜひ参考にして下さい。
ピアノレッスンで幼児に伝える3つのポイント
- 目を見て話す
- 笑顔でゆっくり丁寧な言葉で話す(できれば敬語)
- 大事な注意は一つまで
とにかく大事なことは「1つのことを簡潔にはっきり伝える」です。
1.子供の目を見て話す
【子供の集中が途切れた時の行動】
- 手悪さ、足悪さを始める
- 目線が泳いでいる
- 質問してもトンチンカン
- 指示したことをやらない
- 泣き出す
このような行動が見られたら、一旦ピアノから離れ必ず向き合うようにして座り目線を合わせます。
基本的に、レッスンは横に座って指導することが多いのですが必ず座る向きを変え真正面で向き合うことが大事。
叱るのではなく、しっかり目を見て話しをします。
怒ったり、命令口調で注意しても反抗するか、ますます泣いてしまうかのどちらかでレッスンになりません。
子供の目線に立ち「今何をするべきか?注意したことは何か?それをもう一度伝えます。
上の空の子供も大抵は気持ちを切り替えてレッスンを受けることが出来ます。
・後ろから頭ごなしに怒らない
・目線を合わせて話をする
笑顔でゆっくり丁寧な言葉で話す(できれば敬語)
言葉遣いはとても大切です。
怒っている時、イライラしている時はどうしても強い口調になりがちです。
わたしもついつい声を荒げてしまい反省することもしばしば…”(-“”-)”
しかし、強い言葉遣いは子供を萎縮させてしまうだけで、良い方向には向かいません。
「注意された=叱られた」と思う子供も多いので、怖い顔で話すと怒られたと感じてしまうのです。
例えば、何度も指番号を間違える子供に対し、どのように伝えることがベストでしょうか?
残念ながら、早口でまくし立ててもまた同じ間違えをするでしょう。
なぜなら先生の注意が伝わっていないから…Σ( ̄ロ ̄lll)
もう一度楽譜を見て何番で弾くのが正解か教えてくれる?
何度も同じ間違いを繰り返す子供は、何を直すべきか理解していません。
要するに「伝わっていない」のです。
注意を理解していない状態で何度弾いても同じこと…
子供に直すべきことを話してもらう、私に教えてくれる?という姿勢で話すと効果的です。
・ゆっくり丁寧に注意する
・何を注意されどうするべきか話してもらう
子供に伝えたい注意は一つまで
ついつい欲を出してアレもコレも注意したいし教えてあげたいと思うのが教師心、親心…
しかし、4,5歳の子供がレッスンでいくつものことを理解することは難しいと思います。
多くを伝えすぎて混乱してしまい、結果何一つ理解せず帰ってしまうことも…
私は今日のレッスンで教えたいことが10あったとしても一点集中で1つに絞るようにしています。
もちろん、ちゃんと理解したと思えば、2つ、3つと増やすこともありますが、経験上3つが限界だと思います。
例えば、3拍子のワルツがリズム感のない演奏になっている場合。
音間違え、指番号はとりあえず軽く注意して…
「3拍子のリズム」だけをしつこくレッスンします。
3拍子といえば
「強・弱・弱」のリズムに乗せて軽やかに弾くことが大事な要素。
レッスン時間のほぼすべてをリズム練習だけにあてます。
「同じことばかりやると飽きない?」と思われるかもしれませんが、ご心配なく(^^♪
実際は、目先を変えて、あの手この手で練習するので子供は喜んでやってくれます。
- 手でリズムを打つ
- 音楽に合わせてたたく
- 打楽器を使って
- 実際に踊りながら
- ピアノに戻って左手でリズムを表現する
- 動画を見る
方法はいくらでもありますね。
お子さん自身が順を追って「分かる→出来た→弾けた」と実感することで達成感を味わい集中力も増します。
逆に、リズムも音も指番号もと教えても…?
結局どれも理解できず消化不良で「できない」という印象しか残りません(´;ω;`)ウゥゥ
欲張って多くを教えても結局どれも理解できず飽きてくるのです。
「注意は1つに絞り、それを徹底的にマスター!」
1つに絞ることが一番の上達への近道であり、伝わる方法なのです。
・同じことを目先を変えてやってみる
ピアノだけじゃない伝え方次第で子供が変わる
ご家庭でもお子さんに何か注意をする時は、頭ごなしに叱るのではなくポイントを掴んで伝えると効果的で伝わりやすいです。
例「おもちゃを片付けない」ことを注意する時
・ゆっくり丁寧に話し、子供にやることを話してもらう
・1つのことだけ注意する
①話すときは目線を合わせて向き合います。
②注意する時の話し方
おもちゃを踏んでしまわない?
ママは片付けた方がよいと思うけどどう思う?
③おもちゃを片付けること以外の注意を同時にしないようにしましょう。
「おもちゃを片付けたら、着替えなさい」
「おもちゃを片付けたら、歯磨きでしょ」
着替えと歯磨きは面倒でももう一度②のステップを踏んでください。
いくつも同時に伝えると子供の気持ちが下がってしまう原因に。
一つ出来たらしっかり褒めて次のステップに移りましょう。
広島のピアノ講師が実践する幼児に分かる伝え方!3つのポイント!
1 ピアノレッスンで幼児に伝える3つのポイント
2 ピアノだけじゃない伝え方次第で子供が変わる