ピアノ教室に通ってもなかなか上達しない子供の5つの特徴
こんにちは。広島市安佐南区 横山美和ピアノ音楽教室です♪
こんなお悩みはありませんか?
ピアノ教室に通っているのになかなか上達しないにはちゃんと理由があります。
まず、大前提としてピアノ教室に週1回程度通うだけで上達はするのはほぼ不可能。
それをクリアしたうえで、では、なぜピアノが上手くならないのか?
今回は「子供のピアノが上達しない5つの理由」をお伝えします。
もくじ
ピアノの練習時間が短い
お子さんがピアノを始めたばかりであれば5分~10分程度の練習でも良いでしょう。
しかし、曲数が増え、次第に難しい曲になって来た場合はどうでしょう。
5分、10分の練習ではレッスンまでに間に合っていないのではないでしょうか?
今課題に出されている曲を今一度お子さんと確認してみて下さい。
- テクニック(バーナム、ハノン、スケール、アルペジオなど)
- エチュード(主の教本)
- 曲(コンクール、発表会の曲、その他課題の曲)
- ソルフェージュ(リズム練習、音読み、ワークなど)
課題量は個々で違うと思いますが、1曲しか宿題が出されていないということはあまり考えられません。
どんなに短い曲であってもこれだけの宿題を熟すのに5分では時間があまりにも短すぎる。
まずは、宿題の曲数を把握して、それに必要な時間をお考え下さい。
どうしても今の段階で宿題に見合った練習時間が取れないのであれば、その子にとって宿題の数が多いのかもしれませんね。
ピアノ練習のやり方が間違っている
練習時間は十分取れているはずなのに、いつまでたっても同じ曲を弾いている。
このようなお話しも耳にします。
練習時間をきちんと確保できていて上達しない場合、練習の内容が問題ではないでしょうか?
例えば、前回のレッスンで指摘された事をお子さんは理解されていますか?
- 音やリズムの間違え、指番号の間違え
- フレーズの取り方
- テクニック不足
- 左右の音のバランス
先生は次までに練習して欲しい課題を与えていらっしゃるはずです。
しかし、課題の練習をしていない又は課題を無視していませんか?
「間違えようが止まろうが、最初から最後まで5回通して弾く⁉」これは最悪のパターンΣ( ̄ロ ̄lll)
直すべきことが直ってないので、先週と同じ注意をされます。
それを繰り返していては、いつまで経っても曲は合格しませんね。
せっかく時間を取ってもこれでは本末転倒。
解決策としてはレッスン後に注意されたことを一緒に確認し、練習する内容を話し合うと改善されるのではないでしょうか?
ピアノを弾くことに興味がない
そもそも、お子さんはピアノに興味がありますか?
「練習が嫌い」は良いのです。
練習嫌いの子供なんて五万といますし、わたしだって嫌いです・・・
でも、興味がない場合は少し考えた方がよろしいかもしれません。
「興味がない」とは嫌がるわけではないけど、楽しくなさそう、弾けても喜ばないなど・・・
音楽は素晴らしいものだと思いますしピアノを習うメリットはたくさんあります。
しかし、ピアノに興味を示さないのであれば、違う形で音楽を体験させてあげる方が先かもしれません。
例えば、
- 歌うことが好き
- リズムたたきは楽しそう
- 音楽に合わせて踊ることが好き
音楽自体が嫌いな子は少ないです、では、レッスン中どんなことになら興味を持って取り組めますか?
歌うこと、踊ることが好きな子供さんの場合リトミックや合唱団、ダンス教室などで音楽と関わる方が自然と音楽を感じることが出来るかもしれません。
音楽が楽しい、自分で何か演奏してみたいと思った時にもう一度ピアノを始めても遅くはないのではないでしょうか?
ピアノに興味がないのか、練習が嫌なのか?
見極めは非常に難しいところ・・・
お子さんの様子をよく見て、先生と相談されながらご判断下さい。
電子ピアノで練習している
電子ピアノについては住宅環境問題やご家庭の事情もあると思います。
賛否両論あるので、あくまでもわたしの意見としてお読みください。
基本的にピアノとはアコースティックピアノのことを指します。
電子ピアノ、キーボードは全く別の楽器。
レッスンはアコースティックピアノを弾くための指導をしていくのが基本です。
そのため、電子ピアノで練習していてもタッチや響きが全く違うため、なかなか指や耳が育ちません。
もちろん電子ピアノでもよく練習される子供さんはどんどん弾けるようになります。
しかし、この場合の「上達しない」は楽曲が弾けるようにならないということではありません。
アコースティックピアノで練習する子供と比べて響きやタッチに差が出てしまうということ。
良く弾けているけど、ピアノが鳴らない、響きのない演奏になってしまいます。
ピアノが大好きで、よく練習する子供の場合、少し残念だなと思います。
アコースティックピアノに変えた途端飛躍的に上手くなる子も多いので可能であれば楽器の買い替えを検討してみて下さい。
今のピアノ教室は子供に合っている?
現在通われているお教室はお子さんに合っていますか?
①先生との相性はどうですか?
相性はとても大切です。
ピアノは好きでも先生と上手くいっていないということはないでしょうか?
口にすることはなくても、なんとなく歯車が合っていないなと感じた場合は一度お話しされると良いでしょう。
②お教室の指導方針と合っていますか?
ピアノを習う目的をもう一度考えて下さい。
- バリバリ弾けるようになってコンクールなどに参加したい
- 厳しくビシバシ熱血指導の方が良い
- あまり厳しい指導ではなく楽しく弾ければ良い
- ピアノは弾くよりも音楽と触れる時間を作ってあげたい
目的によって先生やお教室は変わってきます。
【1、2】が目的の場合、技術的な指導をあまりされない先生の所へ通うとなかなか上達しません。
【3,4】が目的の場合、コンクール参加者が多い教室、厳しい熱血指導の先生のところでは心が折れてしまい上達しません。
近所だから、街で評判が良いからとお教室を選ぶのではなく、子供さんの性格とピアノを習う目的に合ったお教室を再検討する方が上達への近道です。
ピアノ教室に通っても上達しない子供の5つの特徴:まとめ
1 ピアノの練習時間が短い
2 ピアノ練習のやり方が間違っている
3 ピアノを弾くことに興味がない
4 電子ピアノで練習している
5 今のピアノ教室は子供に合っている?
練習をしているのにピアノが上達しない理由が見つかりましたか?
「全然練習していない」場合、まず練習する習慣を身に付けましょう。
しかし、練習しているのに…なぜ?
この場合、今回上げた原因について考えてみるのも一つの手ではないでしょうか。