ピアノで音を聴く力を育てる!「良い耳」が音楽性を伸ばす理由
こんにちは。広島市安佐南区 横山美和ピアノ音楽教室です。
「良い耳を育てましょう。」
ピアノ教室で、このような言葉を聞いたことはありませんか?
- 「音感が良いこと?」
- 「絶対音感があること?」
と思われるかもしれません。
しかし、私が大切にしている「良い耳」とは、それだけではありません。
音の高さだけでなく、美しい音色や響きの違いを感じ取り、自分の音をよく聴く力を育てることです。
この力は、ピアノが上達するためだけではなく、生涯にわたって音楽を楽しむための大切な土台になります。
ピアノ演奏における良い耳とは?
ピアノは、楽譜通りミスなく弾ければ素敵な演奏になるとは限りません。
例えば、同じ曲でも弾く人によってまったく違う曲に聴こえることがありますよね?
その違いは、技術や演奏経験によることも大きいですが、「音を聴ける耳」を持っているか否かもとても重要だと考えます。
それは、小さなお子さんのレッスンであっても重要なこととして扱うべきだと思います。
「音を聴く」には集中力が必要です。
- 「どちらがきれいな音だったかな?」
- 「どうしてそう思ったの?」
このように聞けば、幼いお子さんでもゲーム感覚で取り組めると思います。
「耳で違いを感じる経験」を積み重ねることで、自分の音にも少しずつ意識が向くようになります。
レッスンでは、まず、「叩いた汚い音」と「丁寧に出された音」を聴き分ける簡単なクイズから始めます。
耳を育てるピアノレッスンとは?
では、レッスンの一例をあげてみましょう。
まずは「美しい音、きれいな音」と「汚い音、乱暴な音」を聴き分けるトレーニングをします。
実はこのトレー―ニング、意外と理解できないお子さんが多いのです。
まず「集中力」がないと、できません。
しかし、繰り返すうちに必ず集中して音を聴けるようになりますのでご安心を!
簡単な訓練ですが、「集中力」「音を聴く」を根気よく行うことで、「耳」が成長していくのです。
強弱記号について
例えば、「f」フォルテの表記があった場合どのように解釈しますか?
- 強いという意味だから、大きな音で弾く
- このフォルテはどんな音が良いかな?作曲者はどんな音で演奏してほしいだろう?と考えて弾く
さて、どちらが素敵な演奏になるでしょう?
一目瞭然!後者ですよね!
フォルテは、「強い、大きく」という意味があります。
しかし、ただ大きな音を出せば良いということではなく、この曲にあったフォルテを考えなければいけません。
- 大男が歩くような音
- 波がざぶーんと来るような
- 元気に行進しているように
- 楽しくダンスしているように
など、さまざまな表現があります。
作曲家がどのような響きを求めているのかを考えながら演奏することが大切です。
イメージに合った音を追求するには、それを聴き分けられる耳を持つ必要があります。
もちろん、技術も必要ですが、どんな音を自分が出しているか?を聴くことができないと良い音を出すことは不可能です。
これは、一朝一夕にできることではありませんが、それが、目指すべきところです。
「耳を育てる」ことは容易なことではありませんが、必ず身に付くと思っています。
レッスン以外でも、生演奏を聴くとか、物を乱暴に扱わないなど「音」に対して敏感になると更に良いと思います。
中学生の鳴らす音に感動したお話し
先日、ピアノ歴8年の中学生の生徒さんをレッスンをしていた際、本当に素晴らしいP(ピアノ)で演奏してくれました。
彼は決して器用ではありませんが、コツコツ努力する真面目な青年です。
その演奏には、長年積み重ねてきた「音をよく聴く習慣」が、演奏に自然と表れていました。
私はその演奏を聴いて、「耳は育つ」ということを改めて実感しました。

良い耳が育つと、どんな力が身につく?
「良い耳」が育つと
- 自分の音を客観的に聴ける
- 読譜力が向上する
- 表現力が豊かになる
- アンサンブルで相手の音を聴ける
- 大人になっても音楽を楽しめる
このような力につながります。
「良い耳」は、生まれつき備わった特別な才能ではありません。
毎日のレッスンで音をよく聴き、美しい響きを感じ、自分の音に耳を傾けることで、少しずつ育っていく力です。
横山美和ピアノ音楽教室では、「たくさん弾けるようになること」だけではなく、音楽を深く味わい、生涯にわたって楽しめる力を育てることを大切にしています。
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