子供のピアノ教室に親の付き添いは必要?広島市の先生が悩みを解決
こんにちは。広島市安佐南区 横山美和ピアノ音楽教室です♪
親御さんの付き添いについては度々ご相談を頂きます。
私の教室では、年齢、性格など考慮し強制ではありませんが、時間が許す限り付き添いをお願いしています。
しかし、必ずしも付き添いが良いかというと、そうとも言えません。
今回は、相談件数の多い「レッスンの付き添い」についてお伝えしていきましょう。
もくじ
レッスンに付き添う方が良い場合
①子供の年齢が低い場合
未就学児の子供には付き添うことがベストです。
なぜなら、レッスンの内容をお子さま一人で理解することは不可能だから。
ピアノ経験ありなしに関わらず、今、お子さまが習われていることを理解し、お家練習に協力して頂かなければいけません。
また、子供自身がご両親から離れられない場合も多い。
不安を持ちながらではレッスンになりませんね。
②ピアノを始めて半年以内
これは年齢にかかわらず、ピアノを習い始めてから約半年程度は付き添われた方が良いでしょう。
(ちなみに、理解力があり意思の疎通が出来る中学生以上の場合は必要ない)
最初のうちは緊張もあり、お子さん一人では不安なこともあります。
最初は覚えることも多いので、しばらく付き添われることをおススメします。
また、経験者でお教室を移られた場合も同様。
前のお教室で一人で受けていたので大丈夫。と思うのは危険‼
指導者が変われば、レッスン内容、方針も変わります。
どのようなレッスンで、課題は何か?を把握するためにも付き添う方が良いでしょう。
➂発表会、コンクールの前
普段は一人でレッスンを受けている子供でも本番前は付き添われると良いでしょう。
なぜなら、本番前のレッスンはいつもと熱気が違う‼
本人は弾くことに一生懸命になり過ぎてしまうので、客観的に見て頂ける方が必要。
客観的に注意点を把握し、ご家庭でアドバイス頂ければ演奏がグッと良くなります。
動画撮影をして頂くのも良いですね‼
レッスンに付き添わないほうが良い場合
では、逆に付き添わない方が良いケースを見て行きましょう。
①親御さんに頼りすぎてしまう場合
- 楽譜の準備は親御さん
- 何を聞いても、親御さんの顔を見て助けを求める
- 親御さんと一緒にピアノを弾きたがる
習い始めの時は仕方ありませんが、数か月、数年経っても改善されない場合付き添いをお断りします。
「○○くん一人でレッスンを受けてみませんか?」とご提案し様子を見ることもしばしば…
しかし、一人でレッスンを受けることに抵抗がありピアノ自体を拒否してしまうお子さんもいます。
デリケートな問題なので、よく話し合い、徐々に付き添い回数を減らすなどの対応が必要です。
②親御さんに主導権があり過ぎる場合
こちらは先ほどのケースと逆‼
親御さんが手取り足取り、すべて口を出してしまうケースです(;^_^A
- 質問に対し子供の答えを待たずに答える
- 発表会の曲を親御さんが決めてしまう
- 準備から片付けまで親御さんがやってしまう
など、お子さんの意思を無視してしまっているケース。
これでは「自主性」が身に付かない恐れがあります。
このケース、ご両親は悪気があるわけではなく、きっと一生懸命なんですよね。
この場合もよく話し合いコミュニケーションを取った上で付き添い回数を減らすことから様子を見るのが良いでしょう。
➂子供が嫌がる場合
お子さんが極端に付き添いを拒むケースがあります。
年齢が低い場合であっても、「自我が芽生える時期」によくあるケース。
- とにかく、親御さんに見られることが嫌‼
- 何でも一人でやってみたい気持ちが強い
本人にやる気がある証拠なので、親御さんには最後の10分だけ来て頂くなど子供の意思を尊重するような対応が望ましいですね。
子供のピアノ教室に付き添う時に心掛けること
せっかくレッスンに付き添っているのなら、ただ、座っているだけでは勿体ない!
ぜひ心掛けて頂きたい3つのことがあります。
①今日のレッスンで一番注意されたことは何か?
②新しく習ったことは何か?(リズム・音・楽語…)
➂褒められたこと、良くできたことは何か?
①今日のレッスンで一番注意されたことは何か?
たくさんの注意をすべて覚える必要はありません。
- 一番時間をかけて指導されたこと。
- 何度も言われたこと。
ここを覚えておいてください。すべて完璧にと欲張り過ぎは禁物です。
1週間で2.3個直す、くらいの気持ちで良いと思います。
②新しく習ったことは何か?(リズム・音・楽語…)
新しく習ったことはとても大切です。
初めて出てきたことについては、しっかりと確認し分からなければ親御さんが先生に質問されても良いと思います。
- 音
- リズム
- 音楽用語
- 音符
必ず押さえてお家で復習してください。
➂褒められたこと、良くできたことは何か?
注意されたことばかりに目を向けるのではなく、良かったことを必ず見つけて下さい。
お子さんはご両親に褒められることが一番嬉しい!
ちゃんと、パパ、ママが見てくれているという安心感も持てます。
練習が出来ていなくて、ダメダメな日でも。
「練習してないからよ‼」と追い打ちをかけて怒るのではなく。
- 「きっと今週はがんばれるね」
- 「最後まで頑張ってレッスン受けられたね」
とプラスの言葉をかけてあげて下さい。
調子が良い日も悪い日もあります。
大切なのはやる気を失わないよう親御さんがサポートしていくことだと思います。
ピアノ教室にどうしても付き添えない場合
お仕事やご家庭の都合でどうしても付き添いが難しい場合もありますよね。
それでもレッスン状況を把握しサポートして頂くことが大切です。
付き添えなくても出来ることがあります。
- レッスンノートを確認する
- レッスン前後に少し話しをする
- 分からないことは聞く
簡単に説明しますね。
- レッスンノートを活用しましょう。注意点やポイントを記入してもらえばご家庭での練習に役立ちますね
- 時間があるときは、少し早めにお迎えに行き先生とお話ししてコミュニケーションを取りましょう。(前後の生徒さんにご迷惑にならないように注意)
- 分からないことを放置せず、メールなどで先生にお伺いしましょう。
小さなお子さんの場合は特に、子供任せにするのは危険!
親御さんんも出来る限りレッスン内容を把握しサポートをお願いします。
子供のピアノ教室に親の付き添いは必要?広島市の先生が悩みを解決:まとめ
1 レッスンに付き添う方が良い場合
2 レッスンに付き添わないほうが良い場合
3 子供のピアノ教室に付き添う時に心掛けること
4 ピアノ教室にどうしても付き添えない場合
いかがでしたか?レッスンの付き添いは総じてメリットの方が大きい。
ぜひ、時間が許す限り付き添われ、親子でにピアノに取り組んで頂けると良いと思います。