「練習しました」その練習は弾けるようになる練習ですか?
こんにちは。横山美和ピアノ音楽教室です。
何度言っても同じところが直らない、数か月経っても譜読みが終わらない。
そんな生徒に対し「練習している?」と尋ねることがあります。
生徒の返答は大概、「毎日練習しています」「練習して来ました」です。
でも、指導していれば練習しているかいないかは分かります。
もちろん、生徒が全くウソを付いているとは思いません。
しかし、練習内容が悪ければ、それは練習したことにはならない。
それが、ピアノです。
練習になっていない練習
では、練習になってない練習とはどんなことでしょう。
- 数回通して終わり
- 週に1,2回しか練習していない
- 間違えようが、止まろうがとりあえず最後まで弾く
- 弾けないところを弾けるまで練習しない
- 先生の注意事項を分かっていない(書いてあることを読んでいない)
これらは、ピアノを練習しているうちに入りません。
どんな状態であれ、ピアノを1回でも弾けば練習と思っている子がけっこういます。
厳しいようですが、これは練習ではありません。
ピアノの練習とは?
では、ピアノの練習とはどういうことでしょう?
- 理想は毎日30分~1時間以上(趣味の小学生~中高生の場合)
- 宿題や課題内容を理解して練習する
- 通し弾きだけでなく、部分練習を行う
細かいことを言えばキリがありませんが、最低限上記のことだと思います。
もちろん、毎日時間が取れないことも分かります。
しかし、短い時間でも、効率よく行えば決して難しいことではありません。
5分~15分でも集中して練習すれば、実りある練習はできます。
要するにピアノに向き合う姿勢だと思うのです。
趣味で習われているお子さんの中には、嫌々やらされていると感じている場合もあるでしょう。
その気持ちが、ピアノから遠ざかっていることも分かります。
だけど、一度きちんと考えて見て下さい。
練習しない限りピアノは弾けるようにならず、いつまで経っても嫌なまま。
せっかく習うのであれば、その期間だけでも一生懸命取り組む姿勢を身に付けて欲しいと思います。
それが嫌なら辞める!それだけのことです。
だらだら続けることに意味はありません。
その辺も含め、ご両親にもご理解して頂きたいと思います。
何度も言います。
- ピアノはレッスンだけで弾けるようになりません。
- 毎日きちんとした練習をしないと弾けるようになりません。
練習内容が分からない、やり方がわからない、そう思われるなら、どうぞお習いの先生にご相談さなって下さい。
そして、毎日ピアノに向かうよう5分からでよいので練習する習慣を身に付けましょう。