広島市のピアノ講師♪横山美和のピアノ遍歴②演奏することが私の生きる力
こんにちは。広島市安佐南区 横山美和ピアノ音楽教室です。
「横山美和のピアノ遍歴」シリーズ。
劣等生のわたしが、なぜ?30年以上ピアノを続けて来たのかについてお話ししています。
前回は「続けることは才能」
好き嫌い、出来る出来ないに関係なく、まずは辞めないということが大切というお話し。
よろしければご覧ください。
第2回目は「演奏することが私の生きる力」についてお話しします。
練習は嫌い。でも、舞台に立つことが好き
私の第1のターニングポイントは初めての発表会でした。
小さなころから人前に立つことに抵抗がなく、むしろ、好き♡
(歌ったり踊ったり忙しい子どもでした・・・)
初めての発表会で感じたのは↓
- 発表会の華やかな雰囲気
- 舞台に立つ高揚感
- 弾き終えた時の達成感
「とにかく楽しかった(*^▽^*)」
それがモチベージョンとなり、全然練習しない問題児が、発表会で水を得た魚のように練習するようになったのです。
現在、練習しないお子さんに悩まれているご両親がいらっしゃったら、ぜひ発表会に参加させてあげて下さい。
もちろん、お子さんの性格ににもよりますが、これを機会にピアノに対する気持ちが変わるかもしれません。
試験・コンクール
しかし、同じ舞台でも、試験やコンクールは本当に苦痛でした(´;ω;`)
- 個室で数人の試験官に睨まれている・・・(きっと睨まれてはいません(;’∀’))
- コンクールの独特の緊張感、周りがライバルで全員に「失敗しろ」と思われているような雰囲気(←気のせい)
プレッシャーと闘いながら弾くことは正直身体に毒。
しかしお陰で、プレッシャーに打ち勝つ力、失敗しても立ち直るレジリエンス力は養われました。
今も少々のことでは動じることなく、度胸は人一倍強い方です。
コンクールは賛否両論あります。
音楽は点数を付けるものではありませんが、競争心や負けた悔しさを経験することも大事だと思います。
また、それに向けて準備する期間の成長は大人の想像を超えたもの。
結果よりも課程が大切
そのように解釈すれば、コンクールも意味あるものになると思います。
演奏会の出演・企画
大学在学中から全国各地の演奏会に出演させて頂く機会に恵まれました。
発表会、試験、コンクールとはまったく意味が違う演奏会。
- お金を払って来て頂く
- わざわざ足を運んでわたしの演奏を聴きにきてくださる
- 自ら企画する、お客様を集める
これまでは自分主体の演奏で良かったものがお客様主体に変わる。
- どうやったらお客様に喜んでいただけるか?
- クライアントの意思に沿えるか?
- トラブルに対応する能力
- 演出力(トーク、プログラム構成など)
演奏会は、主催者であっても招待演奏者であっても「聴衆」ありきで成り立ちます。
学生のままの感覚では相手にされず、次に繋がりません。
もちろん、最初は失敗もしました。
しかし、数を重ねるうちにトラブルにも対応できる力が付き、お客様に楽しんでもらえるかが分かるようになりました。
そして気付いたのは、わたしは演奏会が大好きだということ。
正直に言うと、教え始めて20年以上経っても、教えることはあまり向いていないと思っています。
(指導している分際で申し訳ありません)
教えることであれば、もっと上手な素晴らしい先生方がいらっしゃいます。
かと言って、演奏会でお金を頂けるほど立派なピアニストでもありません(;’∀’)
そんなわたしが目指す形は「演奏することをやめないピアノの先生」です。
教えるだけにフォーカスせず、いつまでも学び演奏することを続けないと生徒たちにピアノの良さを伝えられないと思っています。
逆にこの気持ちがあるから、今まで続けて来れたのかなと改めて思いました。
ピアノを演奏することがわたしの生きる力を育て、今も成長し続るモチベーションになっています。
横山美和のピアノ遍歴②:まとめ
1 練習は嫌い。でも、舞台に立つことが好き
2 試験・コンクール
3 演奏会の出演・企画
私がピアノを続ける理由その2は、演奏することに喜びを感じるからです。
人生で何か喜びを持って取り組めることがあればそれは生きる力になるのではないでしょか。