バッハを弾いて「丁寧さと正確さ」を養う
こんにちは。広島市安佐南区 横山美和ピアノ音楽教室です。
昨日は、オンラインレッスンを受けている中1のIちゃんのレッスン。
彼女は、とても賢く良く練習をしてくれるので、オンラインでも対面変わりなく(いや?それ以上に?)上達スピードが速いです。
今は、ソナチネ、インヴェンション、わたしが出した課題曲に加えて好きなPOPS曲も練習中。
譜読みもどんどん早くなり一年で仕上げる曲数もうちの教室でNO1です(^▽^)
そんなIちゃんの今の課題は、「丁寧さと正確さ」です。
器用なのでなんでもチャチャっと弾いてしまうのですが、丁寧さや正確さに欠けててしまうのです。
せっかく上手なんだからもっとこだわって弾いて欲しいなのと思いレッスンしています。
ピアノで「丁寧さと正確さ」を養うには?
彼女が勉強している曲の中で一番苦手そうなのがバッハのインヴェンションです。
ピアノを習っている方で「バッハが嫌い、苦手」という方は多いのではないでしょうか?
彼女もその一人。
声部の意識や和声感なんて無視してとりあえず「弾け~」という感じでやたら早く弾いたりしてしまいます。
テーマの話や縦と横両方のラインを意識することもお話ししていますが、どうもピンと来ていない様子(;^ω^)
そこで、次のことに気を付けるよう提案しました。
- テンポはゆっくり
- テーマを意識するだけでなく、縦の響き(ハーモニー)を意識すること
- ミスタッチをなくす
もちろん理想的なテンポはあると思いますが、早く弾くことよりも大事なことがありますよね。
バッハは音楽の基礎とも言われています。
私自身、論文のテーマにするほどバロック作品が大好きなので、その魅力が彼女にも伝われば良いなと思います。
これからバッハを勉強するなら
これからバッハやバロック作品を勉強するのであれば、最初はチンプンカンプンかもしれません。
よく分からなくてもまずは次のことだけ気を付けて練習してみて下さい。
- 楽譜を熟読!テーマを理解する
- ゆっくり弾く
- 丁寧と正確を意識
第2テーマがどうだ、応答だの逆行だの理論を言えばキリがないのですが、一先ずそれは置いておいて…
バッハになれるためには上記の3つだけ意識すれば良いと思います。
ぜひ、バッハの魅力を知り、ご自分の演奏技術向上につなげて下さい。
余談ですが、わたしはバッハを弾かない日がありません。
好きだということもありますが、それよりもウォーミングアップにピッタリだからです。
バッハを弾いて、他の曲を練習するとなんとなく頭がスッキリした状態で取り組めます。
これはあくまでも私個人の意見ですが、けっこうおススメですよ!
今日の一言