ピアノ教室の先生は優しい?厳しい?子供にとってどちらが良いのか?
こんにちは。広島市安佐南区 横山美和ピアノ音楽教室です♪
皆さんはピアノ教室の先生にどのようなイメージをお持ちですか?
どちらの意見も正解です!
両極端に見えますが、ピアノの先生に対してこの2つの印象をお持ちの方が多い傾向にあると思います。
では、子供にとってどちらの先生に習うのが良いのか?
今回は、ピアノ教室の先生は「優しい方が良いのか?厳しい方が良いのか?」について私の考えをお話しします。
もくじ
ピアノ教室の先生のイメージ
一般的なイメージは
- 優しい、綺麗、明るい、子供好き、おだやか
- 真面目、厳しい、怖い
ピアノの先生だって一人の人間です。
もちろん、全員がこれに当てはまるわけではありませんし、どんな先生も優しい面と厳しい面をお持ちです。
しかし、性格や指導方針などで優しい面が強いか、厳しい面が強いかに分かれるのではないでしょうか。
私の周りで昔ピアノを習っていたという方の意見は分かれます。
◎優しい先生派の意見
「優しくて怒られたことはないけど、音符の長さや楽語なんて習った記憶がない???」
「練習していなくても一緒に弾いてくれたわ。だけど上達はしなかったな・・・」
「ピアノは嫌いだったけど、レッスンで飴をもらえるのは嬉しかった」
◎厳しい先生派の意見
「練習していないと厳しく怒られた」
「練習出来ていないと、レッスンしてもらえなかった」
「楽譜をしまわれて、帰って練習していらっしゃいと言われた」
一昔前(20年以上前)は、厳しい先生が多く、ご多忙にもれず、私の師匠も厳しい方でした。
怒られて家に帰らされる、楽譜が飛んでいく、手をたたかれる…(;’∀’)
練習していないので、仕方ありませんが…
今は以前に比べれば厳しいだけの先生は少なくなってきました。
その一因として「怒るとすぐ辞める」「何事も褒めて伸ばすが主流」「ピアノ=毎日練習の概念がない」「通うだけで満足」などピアノ教室に対する概念が変わっているからでしょう。
優しい先生にも厳しい面があり、厳しい先生にも優しい面がある。
どちらか一方ということではなく、どちらが指導に色濃く出ているか?の違いなのです。
優しいピアノの先生or厳しいピアノの先生
優しい先生が良いか?厳しい先生が良いか?
それは、ピアノを習う目的によって変わります。
先ほどお伝えした通り、どの先生も両方の面をお持ちです。
ただ、指導においてどちらの面が強くでるかという違い。
わたしはピアノ教室を決める際に条件出しすることをおススメしています。
子供に合うピアノ教室の探し方!広島市ピアノ教室の実体験レポートつき
・家の近所
・楽譜がある程度読めて楽しんでくれれば良い
・厳しい指導ではなく明るく子供好きの先生が良い
ピアノ教室に対する目的が上記のようなものであれば、近所で優しい先生を探すのが良いでしょう。
情報収集する際に見るポイント(優しい先生編)
- クリスマス会などのイベントが多い
- コンクール参加者が少ない
- リトミックを取り入れている
- レッスングッズがたくさんある
このようなお教室は、ピアノを上手く弾かせることよりも楽しむことを優先させているお教室です。
少人数でアットホームなお教室は地域にたくさんあると思うので、HPやSNSを活用すれば良い先生に出会い易いはずです。
では、専門的なレッスンを受けたい場合は?
・ピアノをきちんと弾けるようにさせたい
・コンクールに参加させたい
・難しい曲もバリバリ弾けるようになってほしい
・テクニックをしっかり指導してほしい
ピアノ教室に通う目的が専門的である場合はさらに情報収集が大切です。
HPだけでは判断しにくい部分もありますが、専門的に指導している先生は厳しい方が多いです。
そして、優しい先生よりさらに子供さんとの相性が重要。
情報収集する際に見るポイント(厳しい先生編)
- コンクール参加者、入賞者が多い
- 教室に通う生徒さんの年齢層(中高生が多い)
- 発表会が盛大、先生のソロ演奏がある
- 大学で指導している
- 指導理念をHPに掲載されている
- 体験レッスン時の相性
厳しいレッスンを希望するのであれば、時間をかけてでも情報収集と子供との相性を考慮しお探しください。
コンクール入賞者が多いと言っても先生と相性が良いとは限りません。
逆に、入賞者は少なくても先生の指導が素晴らし場合もあります。
そして、厳しい先生のレッスンを受けるのであれば親子ともに覚悟が必要だということもお忘れなく。
ピアノの先生は優しいだけでも、厳しいだけでもダメ
目的によって先生選びが変わることはご理解頂けましたか?
しかし、結局のところ優しいだけでも、厳しいだけでもお子さんのピアノは伸びないのです。
以前、引継ぎをする際に前任の先生に言われたことがあります。
その先生は優しいと評判で、子供たちも先生が大好きでした。
「わたしは絶対怒らないの。だって怒られても楽しくないでしょ?」
このお考えは、ごもっともだと思います。
しかし、引き継いだ生徒さんの多くは、数年経っても音もリズムもあやふや、練習する習慣はほぼありませんでした。
残念ながらピアノが弾ける状態ではありませんでした。
先生のお人柄は素晴らしいですが、優しい=教えない、注意しないでは決してありません。
指導者として、この「優しい、厳しい」のバランスは非常に難しいですが、どちらか一方というレッスンはあり得ないと思います。
現状をきちんと把握し、適切に対応して下さる先生が一番理想的だと思います。
先生選びは大変難しい問題ですが、時間をかけてゆっくり良い先生をお探し下さいね。
ピアノ教室の先生は優しい?厳しい?子供にとってどちらが良いのか?:まとめ
1 ピアノ教室の先生のイメージ
2 優しいピアノの先生or厳しいピアノの先生
3 ピアノの先生は優しいだけでも、厳しいだけでもダメ
「優しい、厳しい」で先生を判断するのではなく「習う目的と相性」を重視することの方が大切だと思います。