広島市安佐南区・ピアノレッスン

横山美和ピアノ音楽教室

皆様こんにちは。
そして、初めまして、横山美和ピアノ音楽教室です。

この度はブログをご覧いただきありがとうございます。

人生は楽しいことばかりではありません。

でも、何か心の支えや癒しが欲しい時、傍らに、ピアノ、音楽があるって素敵なことではないでしょうか。

お子様でも大人の方でも、ピアノを弾きたいすべての皆様にとって、ピアノが人生を豊かにするパートナーであり、音楽が人生の喜びに繋がるようレッスンさせて頂きたいと思います。

横山美和

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ピアノ教室に通う子供はソルフェージュ力を鍛えるとピアノが上達する

2024/07/01
 
この記事を書いている人 - WRITER -
4歳からピアノを始める。広島音楽高等学校、エリザベト音楽大学音楽学部卒業。 第5回九州音楽コンクール最優秀賞、第15回全日本ソリストコンクール優秀賞他多数の受賞歴あり。 これまでに県内外でソロ、室内楽の演奏会を開催。また、室内楽奏者として5年に渡りヴァイオリン奏者の井後勝彦氏とヴァイオリンとピアノのための作品を研究し毎月演奏会を開催。5年で取り上げた楽曲は約80曲に及ぶ。ピアノ指導歴20年。
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こんにちは。広島市安佐南区 横山美和ピアノ音楽教室です。

ソルフェージュという言葉をご存じですか?

『ウィキペディア(Wikipedia)』によるとこのように解説されています。

ソルフェージュ(フランス語: solfège)とは西洋音楽の学習において楽譜を読むことを中心とした基礎訓練のことである。類義語にリトミックがあり、どちらも広い意味においては音楽を学ぶ者すべてがその専門にかかわらず修めるべき基礎訓練全般を指すが、リトミックは体の動きと音とを結びつけたリズムを中心とした訓練を指すのに対し、ソルフェージュは楽譜を中心とした音楽理論を実際の音に結びつける訓練を指す。これらの訓練を通じて得られる能力、特に読譜能力はソルフェージュ能力と呼ばれる。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

要するに、楽譜を読むための基礎知識、楽器を演奏するために必要な基礎能力です。

ピアノを習いに来たのに、ソルフェージュ?と思われるかもしれませんが、

ソルフェージュなくしてピアノの上達なし!」と言っても過言ではないくらい大切なことなのです。

 

今回はピアノ初心者向けのソルフェージュの訓練についてお伝えします。

 

なぜピアノにソルフェージュが必要なのか?

ピアノを弾くには、楽譜が読めなければいけません。

楽譜には、「音、リズム、音楽記号」など沢山のことが書いてあります。

 

 

文字が分からないと本は読めませんし、数字の概念がなければ計算問題を解くことはできません。

同じように、楽譜を理解する知識がなければ楽譜を読むことはできず、また、同時に指を動かすなんて考えただけで難しそうですよね。

 

ソルフェージュを勉強する一番の理由は「楽譜を読めるようになる」ためです。

それでは、初心者が具体的にどのようなことをするのか、順に見ていきましょう。

 

ピアノ教室のソルフェージュレッスン(入門編)

①リズム

リズムは音の長さを表すものです。

音符の組み合わせと、拍、テンポによってリズムをたたく訓練をします。

まずは基本的な音符、休符を見てみましょう。

 

音符の長さ

 

初めは4分音符と2分音符など簡単なリズムを一定のテンポで叩けるようになるまで繰り返します。

この時、リズムを声に出してたたくと良いです。

  • 4分音符 「たん たん たん たん」
  • 2分音符 「たーーあん たーーあん」
  • 8分音符 「ティティ ティティ ティティ ティティ」
    リズム練習

リズムたたきは小さなお子様でも楽しんで出来ます。カスタネットやタンバリンを使用しても面白いですね。

 

②読譜と視唱(音読みと歌うこと)

次に、五線譜を使いドレミの読み方を勉強します。

 

実はここが難所!

 

まず、ト音記号とヘ音記号を理解し真ん中ドから順に覚えていくやり方が一般的ですが、読譜の教え方については様々な方法があります。

(私の教室では、個々に合わせて一番分かりやすい方法でご指導します)

 

今回は基本的な真ん中のドから順に覚える方法で説明します。

教室で作成したドレミの階段↓をご覧ください!

音の階段

  • 上へ上がりながら「ど れ み ふぁ そ ら し ど」
  • 下へ下がりながら「ど し ら そ ふぁ み れ ど」

 

と上記の表を指差ししながら歌います。

 

この時ピアノを弾きながら音程に気を付けて歌うことが大切で、音の高低も合わせて理解できることが重要です。

 

そして五線譜に入り、順にド~上へ ド~下へと覚えていきます。

初めはト音記号のドとレ、ヘ音記号のドとシの2音が分かりやすいでしょう。

 

読譜の理解は年齢や個人の能力によって習得する時間に差がでますが、大変重要なところなので時間がかかっても丁寧に習得していくことが大切です。

 

なぜなら、ピアノ嫌いになる原因で最も多い理由が読譜力の乏しさにあるのではないでしょうか。

 

音を読むことが苦にならないよう始めが肝心です

 

③聴音(音を聴き取る)

絶対音感に繋がるのがこの訓練です。

簡単に言うとピアノで弾いた音が何か分かるということ。

 

初めはピアノの後に続けて歌うことを繰り返します。

つぎに2音~3音くらいのフレーズを聴き、音を当て徐々に音の数を増やしたり、和音(2つ以上の音を同時に鳴らす)を混ぜて行います。

 

最終的には12小節程度の曲を聴き取り五線譜に書き写していくことが出来るようになります。

 

聴音は、絶対音感を習得するという以外にも、暗譜が早くなる、和声感が身につくなど良いこと尽くめ。


そして大きなメリットは聴くという行為を繰り返すことで集中力を養うことができます。

 

④楽典 音楽理論

楽典、音楽理論とは、音楽用語、音楽の形式、和声法、歴史など多岐に及びます。

国語の授業を思い出してみて下さい。文章にも決まりごとがありますよね!
(句読点や段落、5段活用に言葉の区切り方など…)

 

同様に楽譜も、様々なルールに基づいて作られています。

音とリズムが分かれば演奏できるということはなく、ルールを知り、そこから物語を読み解くように自ら曲をを読み解いていくのです。

 

例えば初歩の段階ではどのようなことを勉強するのでしょうか?

 

最初は、楽語と呼ばれる楽譜上に書かれた様々な指示記号を覚えることから始まります。

 

  • 強弱記号 フォルテ(強く)、ピアノ(弱く)など音の大きさを表す
  • 速度記号 アレグロ(快速に、元気に) モデラート(中くらいの速さで)など曲の速さを表す記号
  • アクセント(その音を強く) スタッカート(短く軽く切って) テヌート(その音を保持して)などの奏法に関する記号
  • スラー(なめらかに、繋げて)、タイ(音と音を繋げて弾きなおさない)などフレーズに関する記号

 

あくまで一例であり、楽語も一冊の辞書になるくらい無数にあります。

 

それから、歴史を知ることも重要。

クラシック音楽には大きく分けて4つの時代があります。

 

  • バロック時代(1600年頃~1750年)
  • 古典派時代(1750年~1827年)
  • ロマン派時代(1827年~1920年頃)
  • 近現代(1920年頃~)

 

時代や国によって、形式や奏法も変わります。

小さなお子様でも、イメージを膨らませて演奏することはとても大切です。

 

時にはお姫様の気分で、今日は狩人曲にあった役柄になって演奏するのも楽しいですね。

 

ソルフェージュは音楽の基礎

ソルフェージュ

ソルフェージュは音楽の基礎、根っこの部分です。

根がしっかりしていないと幹も枝葉も育たない。

 

今回はソルフェージュの入り口部分しかお話しできませんでしたが、ソルフェージュ力を鍛えることがピアノ上達に不可欠‼

根っこの部分をしっかり鍛えることで音楽性が育まれ、より豊かな演奏ができるよになります。

 

ピアノに噛り付いて弾くことばかりに一生懸命になるのではなく、まずは楽譜を読む力をぜひ習得されてくださいね。

 

ピアノ教室に通う子供はソルフェージュ力を鍛えるとピアノが上達する:まとめ

今回のポイント

1 なぜピアノにソルフェージュが必要なのか?
2 ピアノ教室ソルフェージュレッスン(入門編)
3 ソルフェージュは音楽の基礎

ソルフェージュの大切さをご理解頂けましたか?

 

ソルフェージュの訓練はピアノを弾くためには絶対必要なものです。

一見難しそうですが、遊び感覚でできることがたくさんあるので、ぜひ、ご家庭でも取り入れてください。

この記事を書いている人 - WRITER -
4歳からピアノを始める。広島音楽高等学校、エリザベト音楽大学音楽学部卒業。 第5回九州音楽コンクール最優秀賞、第15回全日本ソリストコンクール優秀賞他多数の受賞歴あり。 これまでに県内外でソロ、室内楽の演奏会を開催。また、室内楽奏者として5年に渡りヴァイオリン奏者の井後勝彦氏とヴァイオリンとピアノのための作品を研究し毎月演奏会を開催。5年で取り上げた楽曲は約80曲に及ぶ。ピアノ指導歴20年。
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