広島市安佐南区♪ピアノレッスン

先生が実践する「ピアノ発表会」前日の過ごし方

2023/08/07
 
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4歳からピアノを始める。広島音楽高等学校、エリザベト音楽大学音楽学部卒業。 第5回九州音楽コンクール最優秀賞、第15回全日本ソリストコンクール優秀賞他多数の受賞歴あり。 これまでに県内外でソロ、室内楽の演奏会を開催。また、室内楽奏者として5年に渡りヴァイオリン奏者の井後勝彦氏とヴァイオリンとピアノのための作品を研究し毎月演奏会を開催。5年で取り上げた楽曲は約80曲に及ぶ。ピアノ指導歴20年。
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こんにちは。広島市安佐南区  横山美和ピアノ音楽教室です♪

皆さん、発表会前日はどのように過ごしていますか?

  • 時間が許す限り練習する
  • あと1日じゃ何も変わらない、いつも通り2回くらい弾いておしまい!
  • レッスンをしてもらう

 

発表会前日は、緊張と興奮でワクワク、ドキドキしますよね?

ギリギリまで練習したい方、あまりピアノに触れたくない方、人それぞれだと思います。

そんな発表会前日の過ごし方について私が実践する方法をご紹介します。

子供も大人も使える方法ですのでぜひご参考にして下さい。

 

発表会・コンクール前日のピアノ練習について

ピアノ発表会前日の練習

  1. 朝一番に一度だけ通して弾く
  2. ウォーミングアップ
  3. ゆっくり楽譜を見て弾く
  4. 暗譜が不安なところを片手で確認
  5. イメージトレーニング

 

朝一番に一度だけ通して弾く

朝、一度だけ発表会の曲を弾きます。

なぜ「朝」かというと、起床直後の身体は演奏前の緊張状態と似ているから!

 

本番前は、指ならしができないことが多く、緊張で身体も硬直しているかもしれませんね?

その状態を感じるために朝一番で弾いてみるのです。

 

ほとんどの場合、思ったように弾けませんが…

そこでショックを受けることはありません(゚д゚)!

 

「あぁ~こんな感じね(;’∀’)」と気楽に構えましょう。

 

焦ってそこから弾きまくるなどは絶対禁物!

 

ご飯を食べて学校へ行く、家事をする、会社へ行くなどいつも通り過ごしましょう。

 

ここで大事なことは「緊張状態の身体の感覚を経験する」ということだけΣ(・ω・ノ)ノ

 

明日も同じように身体が動かないかもしれないから弾く前にストレッチをしよう!

 

このように、少し対策を考えるだけで気持ちが楽になりますよ。

 

ウォーミングアップ

いつもの練習時間になったら、毎日やっているウォーミングアップからスタートです。

 

【私の場合】
・基礎練習
・スケール、アルペジオ全調
・ハノン抜粋して数曲
・バッハのインヴェンションかシンフォニア2.3曲

 

毎日必ず行う練習をいつも通りやりましょう。

 

今日は発表会の曲だけ‼というのはご法度。

 

なぜいつも通りが大事かというと、「気持ち」の問題です。

いつものルーティンを繰り返すことで、心も落ち着き、焦って弾くことも少なくなります。

 

あなたがいつも必ず弾く曲やエチュードならなんでもOK(*^^*)

 

まずはリラックスして弾ける状態を作りましょう。

 

ゆっくり楽譜を見て弾く

さぁさっそく暗譜で弾いてみよう!

 

はい‼ちょっと待った~‼

 

暗譜で弾く前にもう一度楽譜を置いて、よーく見ながらゆっくり弾きましょう。

  • 最後に注意されたことは?
  • 気になる部分はない?
  • 今さらだけど気が付くことは?

 

改めて楽譜を見ると景色が違って見えたり、今さら気が付くこともあります。

 

落ち着いて一度ゆっくり再確認してみましょう!

 

最後に先生に注意されたことなどは意外と頭に残ってないこともあります。

 

先生のメモ書きや印を見直して確認しておきましょうね。

 

何か気付きがあれば、付せんを貼る、色えんぴつで印をするなど視覚的に頭に入れるよう工夫すると効果的です。

 

暗譜が不安なところを片手で確認

ここまでできたら、一度本番通り暗譜で弾いて見ましょう。

その時もし暗譜が不安なところやミスタッチがきになるところがあればそこだけ取り出しましょう。

 

暗譜の不安対策

  • 片手ずつ暗譜を確認する
  • 両手でゆっくり弾く
  • 逆奏して弾いて見る
  • ポイントを確認する(暗譜が飛んでも必ず入れる箇所を作る)

 

ミスタッチの対策

  • ミスタッチするところを2音などにしぼって片手練習(ド~シ♭の跳躍など)
  • 目を閉じて片手で弾けるか確認する

 

ただ、前日に必死に練習すると返って逆効果になることも!

あまり不安に思わず、「ちゃんと確認したから大丈夫」と思う気持ちも大切です。

 

練習時間はいつもより少し短い時間で止めておきましょう。

時間ある限り弾くことが良いとは限りません。

 

不安な気持ちはみんな同じです。

100%完璧な状態はあり得ないこと!

 

ここまで練習して来たことに自信を持ち、ほどほどでストップしましょう。

 

本番のイメージトレーニング

最後に、もっとも大事なことはイメージトレーニングです。

 

明日、会場についてから帰るまでをイメージしましょう

  1. 受付をして会場に入る
  2. ブザーがなって発表会が開演する(自分の番になる)
  3. 舞台袖に立つ
  4. 自分の名前が呼ばれる
  5. 舞台に出てお辞儀する
  6. ピアノの前に座る
  7. 深呼吸して弾き始める
  8. 弾き終えてお辞儀をする
  9. 拍手がたくさん
  10. 舞台袖に戻る
  11. 演奏終了

 

その時どんな気持ちになるでしょう?

大事なのは「上手く弾けた自分」だけをイメージすること!

 

決して、失敗した自分をイメージしてはいけません。

 

絶対に上手くいく!

 

メンタルはとても大事な部分です。

「自分は絶対に大丈夫」と何度も心の中で唱えましょう。

 

きっと明日の発表会は大成功です(*^^*)

 

ピアノ発表会・コンクール前日、当日の過ごし方(番外編)

ピアノ発表会前日の過ごし方

最後に、練習以外で私が前日そして当日行っていることをご紹介します。

何か興味があるものがあればぜひ取り入れて下さい。

 

前日にやることリスト

①ドレス、靴、ハンカチの確認

ドレスにほつれがないか確認、靴を磨く、ハンカチはお気に入りのものをカバンの中へ

 

②一度だけ録画(録音)する

何度も確認することはありませんが、一度だけ録画し聴いています。

これは、緊張感を持つために行っています。

 

➂興奮して寝れなくても気にしない

前日は緊張で寝付けないこともありますが、寝れなくてもあまり気にせず過ごすようにしています。

でも、身体は休めた方が良いので横になるだけでもOK‼

 

当日にやることリスト

①家を出る前にウォーミングアップをする

私は、演奏する曲は1,2回ゆっくり弾くだけで、ウォーミングアップを重視します。

 

②しっかり食べる

私の場合緊張で食欲がないということはないので…(;^ω^)

本番の日の朝ごはんをしっかり食べます。

 

そして、本番直前にお腹いっぱいは避けたいので、小さいおにぎりやバナナ、軽く食べたいときはチョコレートなど持参します。

ピアノは体力勝負!

エネルギー源をしっかりとることも大切ですよ。

 

➂絶対上手くいく、私は大丈夫と常に心の中で唱える

最後は気持ちが重要!出る直前まで「大丈夫」と自分に言い聞かせます。

 

先生が実践する「ピアノ発表会・コンクール」前日の過ごし方

今回のポイント

1 発表会・コンクール前日のピアノ練習について
2 ピアノ発表会・コンクール前日、当日の過ごし方(番外編)

 

発表会前日はドキドキして何も手に付かないこともあるかもしれません。

でも、ここまでしっかり練習して来たことに自信を持って発表会を迎えてください。

 

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4歳からピアノを始める。広島音楽高等学校、エリザベト音楽大学音楽学部卒業。 第5回九州音楽コンクール最優秀賞、第15回全日本ソリストコンクール優秀賞他多数の受賞歴あり。 これまでに県内外でソロ、室内楽の演奏会を開催。また、室内楽奏者として5年に渡りヴァイオリン奏者の井後勝彦氏とヴァイオリンとピアノのための作品を研究し毎月演奏会を開催。5年で取り上げた楽曲は約80曲に及ぶ。ピアノ指導歴20年。
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