広島市のピアノ教室が検証!上達する子供と伸び悩む子供の違い
こんにちは。広島市安佐南区 横山美和ピアノ音楽教室です♪
楽器の上達は個人差があります。
お友達と同じ時期にピアノを始めたはずなのに
こんなお悩みをお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか?
ピアノがどんどん上達する子供と、伸び悩む子供にはいくつかの違いがあります。
では、上達に差が出てしまう原因は何か?
お子さんの伸び悩みを心配されている方はどうぞご参考に。
もくじ
ピアノを弾く子供のやる気はどれくらい?
小さな子供の場合、本人のやる気よりも親御さんの期待や熱量が大きすぎる場合は要注意です。
伸び悩んでいる原因は「お子さまにやる気がない‼」ということです。
ピアノは親御さんが習わせたい習い事の上位に上がります。
ある脳科学者の方が「習い事はピアノだけで良い」とおっしゃるくらい、脳に良い影響を与えるだけでなく、非認知能力の向上、マナー習得などいろいろな効果が期待できるピアノ。
習い事ランキング上位も納得ですね‼
しかし、子供の適性、やる気を考慮せず、親が「やらせたい」という一心からピアノを始めた場合どうでしょう?
子供の意志で始めたことではないので
- 「興味を持てない」
- 「練習が苦痛」
となり伸び悩む原因となります。
しかし、こればかりは始めてみないと分からない。
初めのとっかかりを与えてあげるのはもちろん親御さん。
数年経っても伸び悩んでいるのであれば、一度親子で話をし、ピアノに対するやる気や興味の度合いをちゃんと聞いたあげることが大事です。
ピアノはやる気も興味もなく続けれるほど簡単なものではありません。
習っているというステータスに満足してしまい、嫌々ピアノを続けても意味はありません。
ピアノに対する方向性が親子で食い違っていないか今一度確認してみてください。
家でピアノを練習しない
再三お伝えしているように、ピアノ上達には毎日の練習が必須‼
ピアノがぐんぐん上達する子供は「圧倒的に練習量が多い」
ピアノは、練習量と上達の速さが比例しやすく、単純に、練習量が少ない場合はなかなか上達しません。
もちろん音楽的センスや個々の運動機能、勘の良さなども多少は関係しますが、音大やプロを目指すわけでなければ、ある程度の練習量をしっかり積むだけで十分に上達していくもの‼
では、一日の練習時間はどれくらい必要なのでしょう?
これは個人差があるのであくまで目安ですが…
未就学児:20分~30分
小学生以降:40分~60分以上
音大希望:3時間以上
最低でも毎日これくらいの時間が必要。
それほど、ピアノをマスターするのは簡単なことではなく、時間も労力も必要なのです。
しかし、見方を変えれば練習不足で上達しなかいのは当然!
今後の練習次第でいくらでもうまくなる可能性が十分あるということ。
上達スピードが遅いと感じられるのは、単純に練習量が少ないからなのではないでしょうか?
練習のためのピアノ環境
お家のピアノは何ですか?
一般的にピアノと言われる楽器は、アップライトピアノ、グランドピアノ2つのみ
所謂、アコースティックピアノのことです。
最近は、住宅事情の関係もあり電子ピアノで練習される子供も増えています。
まず、電子ピアノはピアノではありません。
電子楽器という「電子機器」です。
ピアノとは構造も違い、全く別物であるということを理解してください。
近年の電子ピアノは非常に良く出来ていて、タッチ、音色などアコースティックピアノに非常に近いものが発売されています。
しかし、電子ピアノで練習していては、音色の変化、微妙なタッチ、指の力など身につきにくいことを知っておいてください。
こちらをご覧ください↓
- アコースティックピアノで練習する子供
- 電子ピアノで練習される子供
同じ時間練習するのであれば、圧倒的に前者の上達スピードの方が早い。
- アコースティックピアノで週2.3回しか練習しない子供
- 電子ピアノで毎日1時間練習する子供
上記の場合、上達スピードは言うまでもなく後者です。
アコースティックピアノで練習できる環境は上達スピードに影響します。
しかし、結局は練習時間に勝るものはないということです。
親のピアノ練習サポート
実は、一番大きな影響を与えているのが親のサポート
「自宅練習の関わり方」ではないでしょうか?
未就学児から小学生の間は、自ら積極的に練習に取り組む子供の方が少数派。
毎日一定時間練習するためには、親御さんのサポートが必要不可欠‼
しかし、サポートの仕方をもう一度考えてみてください。
子供もピアノの前で何か弾いていますよ。
残念ながらこれでは不十分。
最低でも、小学校中学年くらいまでは親御さんが一緒に練習に付き合って頂くことが理想です。
練習を子供任せにしている場合、間違った練習をしている可能性が高い。
これでは、せっかく練習時間は確保できているのにもったいない…
つまり、上達スピードが速い子供は親御さんのサポートがしっかりされているということです。
しかし、仕事で時間もない、親子喧嘩になるなど問題が生じるケースもあるのでそれについては以前の記事をご参考下さい。
自宅で楽しく練習習慣を身に着けよう♪これを読めば必ず練習が楽しくなる‼
ピアノ教室の先生と相性が悪い
一生懸命練習もしているのになかなか上達しない場合、「指導者との相性の悪さ」が影響している可能性があります。
ピアノ教室はお住いの地域だけみても無数にありますね。
それぞれのお教室には特徴があり、先生のお考え、指導法、性格など様々です。
教室をお決めになり際、何を重視されましたか?
- 評判が良い
- お友達が通っている
- 家から近い
- コンクールに多く参加させている
- お月謝がやすい
理由は様々ですが、レッスンはマンツーマンで行うもの、どんなに評判が良く指導力がある先生でも相性が悪ければ伸びるものも伸びません。
また、ピアノにどれくらいのレベルを求めるかということも考えなくてはいけません。
「厳しいがしっかり指導してくれ、上手な子が多い」お教室に「ちょっとピアノが弾けるようになれば良いかな。」程度の気持ちで入会したら…
「えらいことになります((;’∀’)‼」
毎日30分程度の練習量じゃ追い付かず、想像以上に厳しいレッスンに後悔してしまう可能性が。
逆に、「上手になりたい、少々厳しいくらいが子どものやる気があがる」ような子供が、お月謝が安いという理由でお教室を選んだ場合…
先生の指導力不足で、思うような上達が出来ず、才能をつぶしてしまう可能性もあります。
上達に伸び悩んでいる場合、お教室や先生が合っていないのではないでしょうか?
ピアノ教室は無数にあります。
今からでも遅くないので、新しいお教室を探すことも検討してみては?
子供のピアノが伸び悩んでいるとご心配の親御さんへ
ピアノは特殊な習い事です。
楽器を習得することは簡単なことではありません。
ピアニストにするわけではないから、週1回楽しく音楽に触れれば良いと思われる方もいらっしゃいますが、それなら、週1回、好きな音楽を聴いて踊ったり、歌ったりする方がよっぽど音楽を楽しめるのではないでしょうか?
ご理解頂きたいのは、
ピアノを習うということ=ピアノを弾ける技術を身に付ける
ということです。
厳しいですが、
- 技術習得には長い年月と毎日の練習が必要。
- 親御さんのサポートは不可欠‼
その覚悟がないのであれば、辛いピアノにいつまでも執着せず、お子さまの興味ある習い事へ方向転換される方が、将来的に良いと思います。
広島市のピアノ教室が検証!上達する子供と伸び悩む子供の違い:まとめ
今回のポイント
1 ピアノを弾く子供のやる気はどれくらい?
2 家でピアノを練習しない
3 練習のためのピアノ環境
4 親のピアノ練習サポート
5 ピアノ教室の先生と相性が悪い
6 子供のピアノが伸び悩んでいるとご心配の親御さんへ
いかがでしたか?
上達するお子さんは決して才能があるからではありません。上達する要因があります。
現在、ピアノの進度状況をご心配されている親御さん。
今回の記事を参考に、今一度ピアノとの向き合い方を考えてみてください。