ピアノ教室で上達が速い子供の親はピアノを弾ける?弾けない?
こんにちは。広島市安佐南区 横山美和ピアノ教室です♪
お子さんがピアノレッスンに通うことになった時、いろいろと心配事があると思います。
中でも多くの親御さんからご相談を受けること、それは?
ご両親がピアノを弾けない、楽譜が読めないと我が子に教えることができないのでは?と不安に思われる方がいらっしゃいます。
でも、ピアノが弾けないことはお子さんにとってデメリットなのでしょうか?
今回は、ご両親の楽器経験が子供の上達に関係あるのかについてお伝えします。
もくじ
子供のピアノ上達に親は関係するのか?
「親がピアノを弾けないので、自宅で子供に教えられない。それでは子どもの上達が遅れるのではないか?」
と心配される方は多くいらっしゃいます。
しかし、考えて見て下さい。
バリバリピアノが弾ける親御さんのお子さんは、全員ピアニストのように弾けますか?
決してそんなことはないですよね。
実際、わたしの母はピアノを数年で断念し、楽譜も音楽の授業で習った程度。
父にいたっては、自称、歌が上手いと思い込んでいる完璧なオンチ…
そんな環境でもわたしは4歳からピアノを始め、音楽大学を卒業し、ありがたいことにピアノで生計を立てています。
そう、親御さんがピアノを弾けることが上達の「要」では決してないのです。
親がピアノを弾けるメリット
しかし、「ピアノが弾ける、楽譜が読める」ということがマイナス要因ではありません。
それでは、親御さんがピアノを弾ける場合どんなメリットがあるのでしょう?
- 自宅で子供の間違いに気付き直すことができる
- 自宅練習の大切さを知っている
- 先生と相談してより良いレッスンを一緒に考えることができる
自宅で子供の間違いに気付き直すことができる
自宅練習中に間違った音やリズムで練習していた場合、それを指摘することができますね。
これにより、1週間間違った練習をしなくて済むので曲の仕上がりが早くなることがあります。
自宅練習の大切さを知っている
経験者は語るではありませんが、ご自身がピアノを習われていたのなら自宅での練習がいかに大切かを知っているはず。
だからこそ、毎日練習するための環境作りに積極的に取り組めます。
毎日練習=ピアノをならうためには必須条件
これを理解されていると自宅での練習習慣が身につきやすく、結果、上達も早くなります。
先生と相談してより良いレッスンを一緒に考えることができる
これは、先生や親御さんのお考えにより賛否両論ありますが…
ご両親がコーチとしてサポート役の第二の先生となれる場合があります。
特に、
小さなお子さんの場合、週1回のレッスンをすべて理解することは難しく、ご両親のフォローがあることはメリット。
しかし、これもケースバイケース(;’∀’)
お子さんによっては、ご両親のサポートが負担に感じ、ピアノが嫌になってしまう場合もあるので難しいところ…
親がピアノを弾けないメリット
では、逆にご両親がピアノを弾けない場合のメリットをご紹介しましょう。
弾けないことがメリット???と不思議に思われましたか?
でも、メリットはあります!
- 子供の成長過程を感じやすい
- 子供の自主性を育みやすい
- 親子喧嘩が少ない
子供の成長過程を感じやすい
これは指導者の立場からになりますが…
ご両親がピアノを弾けない場合、間違って練習してくることが多い。
でも、その間違いが少なくなった時、修正された時、本人がちゃんと理解したということが一目瞭然なんです。
お家でご両親からサポートを受けていると、子供自身がちゃんと理解できいているのか?
正直、分かりにくい…
それに比べて、子供が一人で練習している場合、ペースは遅くても確実に理解したことが分かります。
子供の自主性を育くみやすい
自ら練習するまで、時間はかかりますが、親に頼らない、自分でやるんだ!という気持ちになりやすいのもメリット。
また、ご両親のサポートが少ない分
「パパ、ママよりわたしの方が上手に弾けるんだ!」
「一人でここまで弾けるようになったんだ!」
という自己肯定感を持ちやすくなります。
親子喧嘩が少ない
ご両親がピアノを弾ける場合、「どうしても子供の間違えが気になり口出ししてしまう」というお話しを聞きます。
その点、ピアノが弾けな場合、間違えが気になるということは少ないですよね‼
一先ず、毎日ピアノに向かっているのでOK♪
という心持ちで接することが出来るのも大きなメリットです。
ピアノが「弾ける・弾けない」どちらにも大切なこと
ご両親がピアノを弾ける弾けないが、子供のピアノ上達に関係することはないと言って良いでしょう。
弾ける、弾けない双方にメリットがあり、また、子供の性格によってご両親との関わり方は様々です。
余談ですが…
わたしの母はピアノに関して全く口出ししませんでした。
「練習しなさい」ともあまり言われなかったと思います。
レッスンで怒られ泣いて帰っても、自業自得だと思っていたのか、慰めることもなかったな…(-_-;)
父は終始無関心で、発表会にも一度も来なかったけど、わたしが辞めようかなと悩んだとき
- 「辞めるならピアノは売る」
- 「一度やると言ったなら最後まで続けろ!」
という姿勢を崩さず、ピアノは辞めたいけど、楽器を売られてしまうのは嫌だ。と思ったわたしは結局続ける道を選びました。
二人とも、陰で応援し、続ける環境を作ることでわたしをサポートしてくれたと本当に感謝しています。
結局、弾ける、弾けないことよりも、お子様にとって一番良い方法でサポートするということが何より大切ではないでしょうか?
◎弾けることは上達に関係ありません。
でも、弾けることでピアノを通してお子様とコミュニケーションを取りながら上達のサポートができます。
◎弾けないことは上達に関係ありません。
でも、弾けないからこそ、お子様の自主性は身につき、成長に気付きやすくなります。
まずは、お子様にとって何が一番のサポートになるか考えて見てください。
ピアノ教室で上達が速い子供の親はピアノを弾ける?弾けない?:まとめ
1 子供のピアノ上達に親は関係するのか?
2 親がピアノを弾けるメリット
3 親がピアノを弾けないメリット
4 ピアノが「弾ける・弾けない」どちらにも大切なこと
ピアノが弾ける、弾けないは関係ありません。
お子さんに寄り添い、ベストなサポートすることが何より大切なことです。