広島市のピアノ教室伝授!子供の譜読みを得意にするトレーニング
こんにちは。広島市安佐南区 横山美和ピアノ音楽教室です♪
ピアノは楽譜が読めなくても弾けます。
所謂、耳コピですね!
しかし、頑張ってピアノを練習しているお子さんに対して、「楽譜は読めなくてもいいわよ~!」なんて言われるご両親は少ないのでは??
ピアノを始めたお子さんの最初の目標は、楽譜が読めて弾けることだと思います。
しかし、この楽譜を読むという作業、所謂、「譜読み(音読み)」が苦手なお子さんが多いのが現状です(;^_^A
「ト音記号は読めるけど、ヘ音記号は嫌い」
「一音ずつなら大丈夫だけど、楽譜になるとさっぱり」
これではピアノを弾くことが嫌になってしまいそうですね。
そうならないためにも基本の読譜力をしっかり身につけて譜読み嫌いを克服しましょう‼
今回は五線譜を使用した「初歩の譜読みトレーニング」と「譜読みの基本」についてお話しします。
もくじ
子供の「譜読みトレーニング」は最初が肝心
ピアノを始めて最初に教わることといえば、鍵盤の位置、リズム、指番号、手の形、音符の名前…
挙げれば、まだまだたくさんあります。
とにかく、情報量が多いわけです。
大人の方でも大変なのに、それが小さなお子さんだとどうでしょう?
きっと頭が混乱し、大パニック!
しかし、読譜力が乏しいまま、曲の難易度だけ上がって行くと、必ずどこかで限界がきます。
読譜をするために最低限必要な3つのこと
- 音の読み方
- リズム
- 指番号
3つの中でも特に大事なことが、「音の読み方」です。
最初につまずくと、苦手意識が付いてしまうので、最初の譜読みトレーニングが肝心なのです。
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ピアノレッスンで行う譜読みの基礎
今回は、五線譜を使用した初歩のトレーニングをご紹介します。
その前に、基本をおさらいしましょう。
①五線譜の線と間
五線譜は、「5本の線」と「4つの間(カン)」から出来ています。
線には下から順に、第1線、第2線と順番があります。
同様に間も、第1間、第2間と順番がありますが、線と違い「第4間」までしかありません。
②ト音記号とヘ音記号
ピアノは大譜表で書かれるのが一般的で、ト音記号(高音部譜表)ヘ音記号(低音部譜表)の二つを理解することが必要。
大譜表
ト音記号 ヘ音記号
五線譜を使用した譜読みのコツ(実践)
基本を理解したところで、さっそく五線ノートを用意しましょう。
習い始めの小さなお子さまには「2段のノート」がおススメ!
わたしは「ト音記号」と「ヘ音記号」を別々に覚えるのではなく、
初めからト音記号、ヘ音記号同時に覚える方が良いと思います。
なぜなら、ト音記号だけから始めると、へ音記号への苦手意識が高まる傾向にあるからです。
①ドレミファソラシド・ドシラソファミレド
小さなお子さまでも「ドレミファソラシド」は知っていています。
しかし、不思議なことに「ドシラソファミレド」を言えないお子さまが多い!
「ドレミファソラシド」が呪文のように頭に刷り込まれてしまい、「ドシラソファミレド」の概念がない…
要は、上がるも下がるも「ドレミファソラシド」なんです。
- 上がる=ドレミファソラシド
- 下がる=ドシラソファミレド
ここを確実に理解することが大事。
②書く・歌う
漢字や英単語を覚える時、ひたすら書いて覚えませんでしたか?
それと同じ!
書くことが良い理由は↓
- 手を動かすことで触角を刺激し、見ることで視覚を刺激する。
- 五感を活用して得た情報は記憶として定着しやすい。
♫ここでポイント
・書きながら声に出す(歌う)
・ト音記号、ヘ音記号同時進行
・上がる、下がる同時進行
・線の音だけ、間の音だけ
書きながら声に出す
音読と同じ、手を動かして触覚を刺激、目で見て視覚を刺激、声に出して脳を刺激します。
この時、棒読みではなく、音程を取りながら歌うようにすれば、音の高低感覚も身につきます
ト音記号、ヘ音記号同時進行 上がる、下がる同時進行
ト音記号だけ先に覚えるのは、なるべく避けて下さい。
ヘ音記号の苦手意識が高まります!
同様に、上がるだけ下がるだけだと、「ヘ音記号は常に下がって読む」と理解し兼ねない…
音型がどうなっているか、楽譜に矢印を書き込むと理解しやすいですよ。
線の音だけ、間の音だけ
慣れてきたら、線だけ、間だけ、取り出して書いてみましょう。
- 線の音→「ド・ミ・ソ・シ・レ・ファ~」
- 間の音→「シ・ソ・ミ・ド・ラ・ファ~」
となりますね。
慣れてきたら、線・間を混ぜてみましょう。
また、ノートに書くだけでは飽きてくるので、楽しいグッズを活用♪
譜読みトレーニングに使用できる教材が多く販売されていますので活用されると良いでしょう。
ピアノの譜読みは慣れと繰り返しが要
残念ながら、譜読みが一瞬で早くなる、魔法の方法はありません。
「書く・読む・歌う・弾く」これらを地道に繰り返すことが一番の近道です。
ここでは五線譜を活用した譜読みトレーニングをお伝えしましたが、これだけでもグッと譜読みが得意になります。
音が読めなければ、ピアノが苦痛になりがちです。
ピアノ嫌いのお子さんの原因ナンバー1は、音が読めないことだと思います。
ノートと鉛筆さえあればお家で簡単にできますので、ぜひ、お家でも譜読みトレーニングを始めてみましょう。
広島市のピアノ教室伝授!子供の譜読みを得意にするトレーニング:まとめ
1 子供の「譜読みトレーニング」は最初が肝心
2 ピアノレッスンで行う譜読みの基礎
3 五線譜を使用した譜読みのコツ(実践)
4 ピアノの譜読みは慣れと繰り返しが要
譜読みが早い、遅いには個人差があります。
もちろん得意なお子さんもいらっしゃいますが、苦手だからって悲観することはありません。
なぜなら、譜読みは数を熟せば絶対に出来るようになるものだからです。
苦手な譜読みを克服して、どんどん新しい曲を弾いていきましょう♪