広島市安佐南区♪ピアノレッスン

ピアノの譜読みが苦手を克服しよう!今からできる練習方法とは?

2023/08/11
 
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4歳からピアノを始める。広島音楽高等学校、エリザベト音楽大学音楽学部卒業。 第5回九州音楽コンクール最優秀賞、第15回全日本ソリストコンクール優秀賞他多数の受賞歴あり。 これまでに県内外でソロ、室内楽の演奏会を開催。また、室内楽奏者として5年に渡りヴァイオリン奏者の井後勝彦氏とヴァイオリンとピアノのための作品を研究し毎月演奏会を開催。5年で取り上げた楽曲は約80曲に及ぶ。ピアノ指導歴20年。
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こんにちは。広島市安佐南区 横山美和ピアノ音楽教室です♪

 

ピアノを弾くために必ず必要なこと。

それは譜読みです。

 

でも、「譜読みが苦手、譜読みが遅い」とお悩みの方も多くいらっしゃるのではないでしょうか?

得意だと思っていても、「丁寧に見ることが出来ていない、耳コピの暗譜」は残念ながら中途半端な譜読みです。

 

「譜読み」とは新しい作品を正確に読み取り一通り最後まで弾けるようにすることです。

 

しかし、譜読みが早く出来て得意になれば、上達スピードも上がりピアノがどんどん楽しくなることは間違いありません。

 

今回は、苦手な譜読みを克服するための練習方法についてお伝えします。

 

ピアノの譜読みが得意になると良いこと

譜読みが早く正確に出来るようになるとどんなメリットがあるのでしょうか?

  • たくさんの曲を弾ける
  • レッスンでより音楽的な内容を習える
  • 楽譜や作品の理解が深まる

 

また、将来音楽大学に進学、音楽の仕事を生業にした時にも役立ちます。

  • 急な仕事や伴奏に対応できる
  • 移調や編曲に強くなる
  • 指導の際、生徒の曲をすぐに弾いて見せれる

 

それでは、譜読みを早くするための具体的練習方法を見て行きましょう。

 

ピアノの譜読み力を上げるために必要なこと

 

  1. 楽譜を見て音とリズムがすぐにわかる
  2. 鍵盤の位置が身体で分かる(ブラインドタッチが出来る)
  3. 和声感、調性感が耳で理解できる
  4. 曲の形式が理解できる
  5. どんな作曲家にも対応できる引き出しが多い
  6. 集中力がある

 

細かく言えばもっとたくさんありますが、概ねこの7つの要素が重要。

 

まずは、次にお伝えする今すぐ出来る譜読み力強化練習にトライしてみましょう。

 

誰でもできる「譜読み力」強化練習法

テクニックが乏しい、そもそもの読譜能力が低い場合は、テクニックの強化、ソルフェージュの強化が必要です。

それは、今日明日ですぐ身に付くものではないので、地道に努力するしかありません。

今回の記事は、読譜に必要な基礎能力がほぼ理解できていること前提でお読みください。

 

色々な曲をどんどん弾こう

譜読み力を上げるには・・・・結局数‼

どれだけ多くの楽譜を見て、知っているか。

 

例えば、今弾きたい曲が3曲あったとします。

ここで3曲は無理だから1曲に絞ろう!

 

ちょっと待ったぁああああ!

 

せっかく弾きたい曲があるなら、3曲同時にみてしまいましょう。

 

ここで、今の自分には難易度が高い場合もあるかもしれませんが

お構いなしに、とりあえず読み進める。

 

なんとなくでも良いから実際に音にすることで、初見能力が上がり、譜読み力もUPします。

特に弾きたい曲なら、実際音にしていく楽しさも味わえますよね。

 

簡単な曲をたくさん譜読み

今勉強している曲よりやさしい楽譜をたくさん弾きましょう。

やさしくて短い曲は譜読み力強化の他にもメリットが!

  • 丁寧に弾ける
  • 作曲家の特徴を知れる
  • 達成感がある

短くて優しい曲であると、より楽譜を丁寧に読むことが可能。

 

おすすめはバロック~近代まで子供向け作品。

小さな作品でも音楽的で素晴らしい曲がたくさんあります。

1日で1冊弾き終えるくらいの曲集をやってみると達成感もありますよ。

 

【中級者向けおすすめ楽譜】

・ツェルニー 各種の練習曲
・ブルグミュラー 25の練習曲
・バルトーク ミクロコスモス
・ギロック こどものためのアルバム
・バッハ 小品集

 

また、初心者の子供にも有効。

同じようなレベルの教材2,3冊を弾きたいところ弾くという課題を出します。

 

この方法、速い子は1か月で1,2冊終えることができるのでビックリ‼

学習塾でお馴染みの「く〇ん式」ではありませんが、同じレベルの曲を数多くこなすことで譜読みに慣れるのですね。

 

楽譜を読む

ピアノを弾かずに楽譜を読んでみましょう。

新しい曲を弾く前に、ピアノではなく机の上で楽譜を開いてください。

音にすることなく曲のイメージを掴むのです。

 

見るポイントは?

  • 曲のタイトルや形式
  • 拍子、調性、テンポ
  • フレージング、アーテュキレーション、デュナーミクなど細かい部分

 

音を出さずに、曲をイメージできることが大切です。

最低限、最初のタイトルと形式(ソナタ、ワルツなど)、調性、拍子、テンポが分かっていること。

 

これを知らずに弾いている人の多いこと・・・・。

  • 調性を分かっていないから音ミスがある。
  • 拍子が理解できていないからリズムがおかしい

 

このような凡ミスで譜読みに時間をかけるなんてもったいない(´;ω;`)

 

また、指は良く動くのに、音をイメージ出来ない機械的な演奏をされる方がいます。

それは、耳が育っておらず聴くことに集中していないからではないでしょうか?

 

  • 普段からたくさんの音楽を聴く
  • ピアノを弾いている時は常に自分の音に集中する

 

普段から心掛けるだけで譜読み力は必ずUPします。

 

移調のススメ

移調訓練も譜読み力強化に最適な練習です。

まず、最低条件として、スケール、カデンツが全調で弾けること。

 

その上で、ごく簡単な曲を移調してみましょう。

「ちょうちょう、ひげじいさん」など5指で弾けて移動のない簡単曲からで良いですよ。

片手で全調で弾けましたか?

 

次に、和声感を養うためにカデンツ(終止形)を左手で付けて弾いてください。(スケールの最後についているアレです。)

 

「Ⅰ、Ⅳ、Ⅴ、Ⅴ7」を使用するだけで十分です。

これを全調で弾くことにより、左手が和音進行を覚えます。

 

曲は和声の進行によって作られているため、ある程度パターンがあります。

そのパターンを覚えるためにも、移調練習で和声進行を経験する必要があるのです。

 

ピアノの譜読みが苦手…を克服すると

ピアノの譜読みが苦手を克服しよう

譜読みは本来億劫なものではなく、新しい音楽に出会えるワクワクすることです。

譜読みが苦手な方の多くは圧倒的に経験不足。

 

まずは、普段からたくさんの良い音楽を聴き、手あたり次第弾いてみましょう。

数を熟すうちに自分の引き出しも増え、譜読みが楽しくなりますよ。

 

わたしも、毎日どんな簡単な曲でも良いので新しい曲に出会うように心がけています。

素敵な曲に出会った時の嬉しさは出会った人にしか分からない財産ですからね‼

 

ピアノの譜読みが苦手を克服しよう!今からできる練習方法とは?:まとめ

今回のポイント

1 ピアノの譜読みが得意になると良いこと
2 ピアノの譜読み力を上げるために必要なこと
3 誰でもできる「譜読み力」強化練習法
4 ピアノの譜読みが苦手…を克服すると

譜読みが得意で早くなるとそれだけたくさんの曲に出会えることになります。

ピアノを弾く上で多くの作品と出会えることはこの上ない喜びです。

ぜひ、譜読みが苦手を克服してくださいね。

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4歳からピアノを始める。広島音楽高等学校、エリザベト音楽大学音楽学部卒業。 第5回九州音楽コンクール最優秀賞、第15回全日本ソリストコンクール優秀賞他多数の受賞歴あり。 これまでに県内外でソロ、室内楽の演奏会を開催。また、室内楽奏者として5年に渡りヴァイオリン奏者の井後勝彦氏とヴァイオリンとピアノのための作品を研究し毎月演奏会を開催。5年で取り上げた楽曲は約80曲に及ぶ。ピアノ指導歴20年。
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