ピアノ練習に欠かせない部分練習の大切さについて
こんにちは。横山美和ピアノ音楽教室です。
ピアノの練習方法はたくさんあります。
中でも「部分練習」はとても大切な練習方法です。
今回はピアノ練習に欠かせない「部分練習」についてお話しします。
もくじ
譜読みが終わった後はどんな練習をしますか?
譜読みがある程度終ったあと、皆さんはどんな練習をされていますか?
- 最初から最後までとりあえず通して何度も弾く
- 弾きにくい部分取り出して練習する
ピアノを長く勉強されている方でしたら、きっと1の通し弾きにあまり意味がないことはお分かりですね。
しかし、子供や練習時間がなかなか取れない大人の場合、通して何度も弾く練習をされる方が多いように思います。
譜読みがやっと終わった状態で通して弾きをしても、ほとんどの場合上手くいきません。
- 何度もつっかえる
- ミスタッチばかり
- インテンポで弾けない
など問題が多発しているのではないでしょうか?
それでも、「繰り返し弾いていればいつか弾けるさ(;^ω^)」と思っている方が実に多い…( ̄▽ ̄;)
では、どうすれば良いか?
それは、弾けていない部分を取り出して練習する「部分練習」です。
おすすめのピアノ練習方法「部分練習」のやり方
では、部分練習のやり方についてお伝えします。
弾きにくい箇所、間違えやすいところをピックアップ
まず、どこが難しくて弾けないのかを知る必要があります。
通し弾きをしていると、どこがどのように弾けないか、が分かっていないことが多いです。
そこで、おすすめなアイテムは付せんです。
一先ず通して弾いて見ましょう。
しかし、最後まで弾くのではなく、難しい場所に来たらイチイチ止まってい下さい。
そして、付せんを貼りましょう。
余裕があれば、付せんに一言注意点などを書くと良いでしょう。
例えば
- 指使い
- 音間違い
- テクニックの問題
指番号を変えた方がいいとか、単純に音が違うなど一言所感を書いておく練習しやすくなります。
付せんを貼った部分を練習する
弾けない個所のピックアップが終わったら練習開始!
まずは1小節、1フレーズ単位で練習しましょう。
ゆっくりと何が問題なのかを良く考えて練習します。
例えば、指使いが難しいと感じている場合、そこを解消していく作業をします。
片手で何種類も指番号を試し、最適なものを見つけましょう。
指使いはゆっくり弾いた場合と、インテンポに近いテンポで弾いた場合では全く変わってくることもあるので要注意です。
音間違いに関しては、ちゃんと発見できればすぐ直せますね。
テクニックが問題の場合は、少し時間がかかります。
身体の使い方が上手くいかない場合は、お習いの先生にアドバイス頂くのが一番。(#^.^#)
ここが弾きにくいと分かっていれば、すぐに質問することが可能ですね。
先生にも、しっかり勉強していると思って頂けるかもしれないのでおススメですよ(笑)(#^.^#)
部分練習は最小単位に区切って
「どれくらいに区切れば良いですか?」という質問をよく受けます。
ケースバイケースですが、たった1音のこともあれば4小節くらいのこともあります。
分からない時は、1小節から始め徐々に前後を増やすというのがおススメです。
部分練習はどれくらいの期間が必要
弾けるまでです!と言いたいところですが、そこに固視する必要はありません。
一か所にこだわり過ぎると、いつまでたっても曲は仕上がりません。
部分練習をする際は、1日で弾けるようになると思わず、何日もかけて完成させるくらいに考えましょう。
できれば、数か所を同時に練習するのがおススメですよ。
ピアノ部分練習を怠るとなかなか弾けるようにならない
部分練習はなんだか億劫…。
なんとなくでも曲を通して弾いた方が満足感があるし、楽しいと思われるかもしれません。
しかし、ミスだらけ、穴だらけの演奏は決して良い演奏とは言えませんね。
楽曲を練習し、仕上げるには穴を埋めていく作業が必要です。
せっかく素敵な曲と出会って練習されるのであれば、上手く弾きたいと思いませんか?
そのために、部分練習は切っても切り離せない練習方法です。
面倒くさいと感じる方もいらっしゃるとは思いますが、徐々に穴が埋まっていく感覚はハマりますよ(^^)
ピアノ練習に欠かせない部分練習の大切さについて:まとめ
1 譜読みが終わった後はどんな練習をしますか?
2 おすすめピアノ練習方法 部分練習のやり方
3 ピアノ部分練習を怠るとなかなか弾けるようにならない