新しい曲の譜読みを上手に進める練習方法
こんにちは。広島市安佐南区 横山美和ピアノ音楽教室です。
ピアノを弾いていると弾きたい曲がどんどん増えていきます。
しかし、今弾いている曲の課題もあるし、練習時間も思うように取れない。
これじゃ、新曲の譜読みまでなかなか手が回らないわ。
このように思う方も少なくないのではないのでしょうか?
私も弾きたい曲は山のようにありますが、譜読みが進まないなんて日常茶飯事です。
今回は、新しい曲の譜読みを効率的に行うやり方についてお話します。
新曲の譜読みを始めたけれど…?
弾きたい曲があるのに、譜読みを始めた途端なんだかやる気がなくなった、ということはありませんか?
いざ、弾いてみると思った以上に難しすぎたり、譜読みよりも今弾いている曲をやっぱり仕上げようと思ったり…
中でも一番多いのは、一からの練習が面倒くさいΣ( ̄ロ ̄lll)
ピアノは弾けるようになると楽しいけど、それまでの練習は地味で単調な作業の繰り返し。
そこを飛ばして上手く弾けるなんて魔法はないのでやるしかないのですが…
私は、新曲の譜読みを始めるとほぼ100%この現象に陥ります。
もちろん、新しい曲を早く弾けるようになりたいから、どんどん譜読みが進むという方もいらっしゃいます。
しかし、私と同じようになかなかエンジンがかからない方も多いのではないでしょうか?
次は、そんな時の対処法、練習方法についてお話しします。
新曲の譜読みの進め方
- 楽譜を用意する
- 練習する順番を考える
- 目標は小さく
- 付せんの活用
- 大きな目標があるとベター
1楽譜を用意する
まず、弾きたいと思ったら楽譜を速攻用意しましょう!
わたしにはまだ難しすぎるかも、今譜読みする時間ないよね。と思っても、弾きたいと思った時が練習時!何はともあれ練習できる環境を作ることが先決。いつかいつかは一生来ません(-o-)/
練習に必要なものは?
当たり前ですが、楽器と楽譜!
実は、譜読みは楽譜を買った直後が一番やる気があります。
この「やりたい気持ち」が最高潮の時に一気に譜読みを進めてしまいましょう。
2練習する順番を考える
「練習する順番」には2つの意味があります。
②楽譜のどこから練習するか
①一日のうちどこで練習するか
最初に練習するか、途中なのか、最後なのか。これは人それぞれです。
- 最初に弾く方が頭が冴えていて捗る方
- ある程度指や体が温まった練習の中間に入れる方
- 練習の最後に行うと集中できる方
こればかりは、試してみないと分かりませんのでご自分が一番良い時間を見つけて下さい。
ちなみに、わたしは一番最初です。
基礎練習が終わった後が一番ベスト!
それは、最初の方が集中力があるということと、他の曲のことを考えていないので頭がクリアだという理由です。
②楽譜のどこから練習するか
曲は必ず最初から練習しないと思っていませんか?決してそんなことはありません。
弾きやすいところ、好きな箇所、逆に難関だなと思うところなど今の自分が一番弾きたいと思う所から始めれば良いと思います。
極論、どこから練習したとしても最終的に仕上がれば良い訳で…(;・∀・)
私は、一度最後まで弾いて、その後難関だなと思う個所と弾きやすい箇所を組み合わせて譜読みします。
3目標は小さく
日々の目標設定は小さくです!
1フレーズでも良いですし、1小節でも構いません。
もちろん片手のみでもOK‼
譜読みを早く終わらせる一番の方法は、毎日練習すること。
カメのようなスピードでも前へ進めることが大事なのです。
もちろん、時間がある時や調子が乗っている時はどんどん進めていけば良いと思います。
4付せんの活用
また「付せん」と突っ込まれそうですね…(;^_^A
はい、ここでも大好きな付せんの登場!
練習した箇所の印として貼ったり、今日の気づきを書いて貼ったり、明日はここからと目標として貼ったり。
付せんの活用は無限大です!
なぜ、「付せん」が良いかと言うと、人間は忘れる生き物、昨日弾いたことや思ったことってなかなか覚えていないものなんです。
昨日の練習を忘れてまた同じところを弾いたり、また同じ間違えをしたり…せっかく練習していても無駄な練習方法ではもったいない!
時間がない方が効率よく練習するためにも付せんは大いにご活用ください。
書き込みだらけの楽譜になっていませんか?ピアノの楽譜を見やすくするコツとは?
5大きな目標があるとベター
先ほど、小さな目標設定が大事とお伝えしましたが、それは日々の練習のお話し。
曲を早く仕上げるために更に効果的なことは、「大きな目標」を立てることです。
- 発表会で弾く
- コンクールに参加する
- YouTubeに投稿する
- ストリートピアノで弾く
ここまでに仕上げるという期限があれば、絶対に譜読みは捗ります。
もちろん、人前で弾くためにピアノを弾いているわけではないという方もいらっしゃるでしょう。
その場合、人前で演奏するという目標ではなくても、録画する、今年中に仕上げるなど何か期限を設ける目標を持つ方が良いでしょう。
漠然と練習していると、なかなか仕上がりません。
せっかく弾きたい曲と出会ったのですから、ご自分のレパートリーとなるよう目標を持って練習して頂ければと思います。
新曲の譜読みを上手に進める練習方法:まとめ
現在、私もたくさんの曲を譜読みしています。
すべて上記のように練習できれば良いですが、言うは易し行うは難し、で上手くいかないことも多いです(;^_^A
それでも、徐々に弾けるようになると楽しく、もっと上手くなりたいと必然的に練習量も増えます。
譜読みは地道に毎日コツコツとを合言葉に一緒に頑張りましょう!
1 新曲の譜読みを始めたけれど…?
2 新曲の譜読みの進め方