ピアノはなぜ難しい?難しい曲を弾けるようになる練習方法をピアノ講師が解説
こんにちは。広島市安佐南区 横山美和ピアノ音楽教室です♪
- 「難しい曲になると、急に弾けなくなる…」
- 「何度練習しても同じところで止まってしまう…」
そんな経験はありませんか?
実は、難しいピアノ曲ほど練習時間よりも練習方法が大切です。
やみくもに何時間も弾き続けるより、
- 楽譜を正しく読む
- 部分練習をする
- ゆっくり練習する
- 課題を一つずつ解決する
このように順序立てて練習した方が、効率よく上達できます。
今回は、ピアノ講師が実践している難しいピアノ曲を効率よく練習する方法をご紹介します。
難しい曲の練習を始める時、まずはどんな練習をしますか?
- いきなり両手で弾く
- CDや動画でその曲を聴く
- 片手で弾いてみる
これらの方法は決して間違いではありません。
しかし、難曲にチャレンジする時は、それに加えて、「事前に計画」することが大切なのです。
難しいピアノ曲を効率よく練習する6つのステップ
難しい曲の練習を始める時、まず、どんな練習をしますか?
- いきなり両手で弾く
- CDや動画でその曲を聴く
- 片手で弾いてみる
これらの方法は決して間違いではありません。
しかし、難曲にチャレンジする時は、それに加えて、「計画」することが大切なのです。
練習計画の一例
- 楽譜を読む
- フレーズやパートごとに分けて部分練習
- 難しいパッセージの練習
- 通し練習
- 録画・録音
- 課題の取り出し
1.楽譜を読む
難しい曲ほど、鍵盤に向かう前の準備で上達スピードが変わります。
楽譜を広げていきなり両手で弾く…多くの方がやりがちですが、これはあまりおすすめしません。
- 「すぐに両手で弾きたい」
- 「知っている曲だから何となく最後まで弾ける!」
お気持ちは分かりますが、この練習が上達を遠ざけていることもあります。
では、最初にやることは何か?
それは「楽譜を読む」ことです。
ピアノの楽譜は、何ページにも渡って書かれていることが多いので全体像を捉えにくい。
まずは、楽譜に書かれていることを読み取ることから始めます。
- 拍子、調性、楽語
- 形式(可能なら転調の確認)
- 難所と思われるパッセージ
音を出さなくても楽譜から読み取れることはたくさんあります。
「弾きながら確認すれば大丈夫」と思われるかもしれませんが、弾きながら確認していると、見落としやミスタッチが多発する可能性もあります。
それを後から修正するのは、時間や労力のムダですよ。
譜読みの段階から、最低限、拍子、調性、楽語の意味、形式(提示部、展開部、再現部など)を確認するクセを付けましょう。
2.フレーズやパートごとに分けて部分練習
多くの人は最初から最後まで何度も通して弾いてしまいます。
しかし、難しい曲ほど部分練習を繰り返した方が結果的に早く仕上がります。
また、片手練習を最初に行うという方法が推奨されがちですが、譜読みをすべて片手練習から行う必要はないと思います。
曲全体を把握していれば、初見で弾ける箇所は必ずある。
簡易な箇所まで、ご丁寧に片手で譜読みする必要はありません。
(譜読みが終わった後、音質やバランスなど細かい確認の際は片手が良い)
フレーズに分けて弾くメリットは、練習個所が短いということ。
最後まで弾こうとすると、途中で適当になったり、大事なことを見落としたりします。
しかし、短く区切れば、それだけ練習する部分が限定されるので、譜読みの精度が上がります。
短いと精神的にも練習が楽ですよね?
ですので、全体を通して練習するのは、もーーーーーっと後の話(-_-)/~~~
まずは、パーツをきれいに整えることから始めましょう。
3.難しいパッセージの練習
フレーズごとに練習を進めていくと、曲の難所にぶち当たります!
ここは、テクニック的に時間がかかるなと思われる場所はそこだけ時間をかけて練習しましょう。
この時は逆に片手練習がおすすめ‼
片手で、指番号を確認します。
難しいパッセージを何度も練習しているのに弾けないのは「指番号」が合っていない可能性が…
記譜している指番号で試しても、どうもうまくいかない時は指番号を考察する必要があります。
指番号を見直すだけで簡単に弾けることもありますよ(;’∀’)
難しいパッセージは、特に時間をかけて、正確に習得することを心掛けて下さい。
4.ゆっくり通し練習
パート毎の部分練習がある程度形になった時点でやっと通し練習です。
通して弾く時は、ゆっくり、カメのように遅いテンポで細部まで確認できることが理想です。
メトロノームを使用するのであれば、メトロノームのメモリを1つずつ上げる気持ちで、徐々にテンポアップしていきます。
テンポを上げた際、弾けない個所があればもう一度部分練習に戻します。
このように、パーツを整え全体を整理していきましょう。
しかし、「部分」ばかりに拘り過ぎると、流れのない音楽になりますね。
所謂「気を見て森を見ず」です。
通し練習で7割くらいできあがったら、音楽的な観点に目を向けましょう。
- 曲のイメージ
- 盛り上がり部分
- 音色、バランス
譜読みの段階から音楽性も考えて出来れば一番良いですが…
譜読みを正確に行っていれば後からいくらでも音楽性について考えることが可能です。
5.録画・録音
人の耳はいい加減です。
特に、弾きながら自分の演奏を客観視することは至難の業‼
そこで、録画、録音をおススメします。
自分の演奏を客観的に聴くとたくさんの発見があります。
私の場合
「なんでこんなに下手なの~Σ( ̄ロ ̄lll)」と絶望することがほとんどです…
録画、録音をすることで改善点が見つかり、次の練習につなげることができますね。
- 曲の流れ
- 音のバランス
- ミスタッチ
- 技術的問題点
弾きながらでは見えないことが見えてきます。
ちなみに、良いレコーダーを使用すればそれだけ正確に音が聴けますが、携帯の録画機能で十分ですよ(;^_^A
6.課題の取り出し
録画や録音で得た課題を潰していきましょう。
本番が近くなると、暗譜もしなくちゃと焦って通し練習ばかりになっていませんか?
(暗譜の練習は別のアプローチが必要。また別の機会にお伝えするとして…)
だんだんと弾けるようになるにつれ、細部の練習がおろそかになりがちです。
しかし、弾けるようになってきたからこそ「もう一度ゆっくり全体を見直し、弾けない部分をなくしていく」ことが大切。
課題は頭の中に入れておくだけでは忘れます。
「おススメは付せんに書いて貼る」
出来るようになったら付せんを取るようにすれば達成感もありますね。
難しいピアノ曲は「部分練習」と「通し練習」をバランスよく

難しい曲は仕上がるまでに時間がかかります。
ですので、ある程度練習計画を立てることが必要です。
焦ってやみくもに弾き続けるのはNG!
- 正確に部分練習をしてパーツを整える
- 通し練習で課題の取り出しと、音楽性を追求する
難曲を弾きこなすには、この2つをバランスよく行い効率的に練習することが大切です。
最後に
難しい曲は、才能ではなく正しい練習方法で必ず上達します。
焦って何度も通して弾くのではなく、
- 楽譜を読む
- 部分練習
- ゆっくり確認
- 録音・録画
- 課題を一つずつ解決する
この流れを意識すれば、以前は弾けなかった曲も少しずつ形になっていきます。
ぜひ焦らず、自分のペースで挑戦してみてください。
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